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ほんとうにあったら怖い話達  作者: ポコナムチン


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終活

「周りがやっているから」


だから俺も渋々始めてみた


名前を書いて動機を書いて

高校や大学、人生で頑張ったことを書いて


今までの人生を振り返っていく


楽しかったこと

悲しかったこと

後悔したこと

悔しかったこと


その一つ一つを文字に起こしていく


ミスったらやり直しだと考えると

手の震えが止まらない


でも、これで将来が決まる

そう思うとより力が入ってくる


身だしなみを整え

必要なものを持ち

心に喝を入れる


よし、これで大丈夫だろう



俺はここで必ず成功させる



そう思い、車に乗り込む


車を走らせ

目的地を目指す


心臓の鼓動が止まらない

ハンドルが汗で湿っている


でももう引き返せない


家族にも

友達にも

もう伝えた



考え直せ


一旦やめておこう


お願い…やめて



皆は必死に止めてきたけど

これが俺の選択だ


よし、ここでいいか


ここならだれにも迷惑はかからない

ここなら誰かには見つけてもらえる

ここなら眺めもいいだろう


誰か、あれを読んでくれるのかな

家族や友達は悲しんでくれるかな


まぁ、もういいか



だってこれがーー




俺の最期だから

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


現在、短編ホラーを中心に少しずつ作品を投稿しています。


「もっと怖い話を書いてほしい」と思っていただけましたら、評価やブックマークで応援していただけると嬉しいです。


皆さんからいただいた評価や感想を、今後の作品作りにも活かしていきたいと思っています。

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