アンチの撃退方法と隠れクエスト達成
[飯の時間にゃー!]
「おお、これがレッドサーペント…食べられる?」
[ノーネーム何を言うにゃ!食べれるものは全て食べてこそにゃ!]
まな板と包丁を取り出してもらったベーちゃんは鼻歌を歌いながら切り始めた。鍋を沸騰させて味見する。
[これはいい肉にゃ。これを更に肉にして手に入れたヨーグルトに付ける!しばらく置いたら湯通しする!茹でたささみ肉の完成にゃ!]
「…それだけか?」
[調味料がないにゃ…]
「「「あー…」」」
[なんで!塩と胡椒がないにゃ!他の調味料はないにゃ!ハーブもにゃいし!]
「食べよう…」
[叫んでも仕方ないにゃ…食べるにゃ。]
ヨーグルトの味がして美味しいんだけどなんか物足りないなぁ…ヨーグルトは安く売られていたから手に入れたらしいし。私はわがまま言わない!
「サバイバルのスキルに割り振った方がいいな…」
「コルトさん?」
「あ、いやなんでもねぇ!にしても調味料ねぇのは痛いな。」
「塩を手に入れようにも売り切れてるのがざら。胡椒なんてもっと高ぇ。」
「最低限塩は必要だな。」
「売られている塩は品質が悪いが…四の五の言ってる暇はねぇ。」
塩を手に入れるべく市場へとやってきた。塩かぁ…当たり前にあった塩がこんなにも貴重だなんて思ってもみなかった。
「はぁ?!ここも売り切れってどういう…」
「…ちょいと聞きたいことがある。このエンブレムに覚えは?」
「ああ、文学ギルドのエンブレムだな…そういやぁそいつらが買いに来てたな。塩なんて大量に買ってどうすんだか。」
「おいおいこりゃあ…」
「喧嘩売られてるな。」
[信じられんにゃ。]
「買い溜めしたら他の人に迷惑かかるのにね。」
私に対しての嫌がらせか。なんでそうする暇があるのかは分からないけどもどうやら有名になったのが気に入らない人がいるらしい。アンチと言うやつだ。
「アンチかぁ…」
まあいつかは出るかと思っていたけどショックなのはショックだ。悪口言われても傷つくけどもやっぱ嫌がらせされるのはもっと嫌だなぁ。
「買い溜めしてるやつ特定するか。」
「お、いいね。俺も気に入らねぇと思ってたんだ。流石は旦那だぜ。」
「煽てるな。さっさと行くぞ。」
「あ、えっと私は?」
「ベーナームと一緒にいろ。」
数分後、拘束された人達が連れてこられた。エンブレムを見るからに文学ギルドの人達だ。んで私を見て早々。
「おのれ悪魔め!このような非道なことをしてただで済むと思うなよ!」
「悪魔って言う割には物騒なもんもってるじゃねえか。」
「ご、護身用だ!」
「護身用にしては刃物やらロープやらあるじゃねぇか。」
「その異端児を殺すなど考えてない!ただ痛い目見てもらおうと…」
「おいこら何勝手に!」
ナナシめ、四騎士魔法の支配で喋らせたな。容赦ねぇなうちの推し。後容赦なく銃で撃つカウボーイことコルトさんや、貴方も容赦ないです。ベーちゃんは欠伸しない。
「異端児ねぇ…」
「ひぃぃぃ!!」
「叫んでねぇでなんか言えよ。」
「俺は悪党が嫌いでね。理不尽な押しつけをする馬鹿も嫌いなんだ…で?お嬢ちゃんが異端児?異質だからって理由で迫害しようとしてんのか?馬鹿らしい。一度死んだ方がいいぜ。」
「物騒だからやめて?!」
「だがなぁ嬢ちゃん。」
「いやその人たちを擁護する気はないけど…警備の人達に突き出す方がいいんじゃない?」
「そいつはいいアイデアだ!」
「ついでに文学ギルドへ多額の慰謝料請求する。」
「旦那ァあんたやるねぇ。」
…あはは、なんだろ。この手早い対処。流石はチートな仲間たちだぜ…ん?クエスト本のページが開いた?
〜隠れクエスト達成、最後の新たな仲間を作成する条件クリア〜
えっと、作成?この状況で?先にメモしてて良かったー。メモ提出!
〜メモ記録開始〜
〜キャラ作成開始…召喚します。〜
あれ?やっと終わったか…って言わんばかりの声なんですけど?あ、作成始めた。一応ヒーラーにしたんだけど…後はメモみないと分からないな。私忘れっぽいし。なんて書いたっけ…あ。
「あなたは誰ですか?」
……あ、やっべ。銀髪赤目の無情なる女王って設定の女の人だー!!!魔術がめっちゃ得意でその気になれば世界を滅ぼせる力を持つ女王さんにしちゃったーー!!!名前はリリスにしてるんだったーー!!!ただまあ…中身は可愛らしい人にしてるけども!!!
「…おや変わったものたちばかりですね。愚民が跪きなさい。」
「おーおー、こいつはとんでもねぇ女王様だ。」
「ほぉ?愚民ねぇ。」
「に、逃げろー!!乱闘だーー!!」
「逃げるのは正解ですけど止めてーー!ダメだって!乱闘は!!殺し合いは!!」
「…なんですかこのポンコツは。」
「ポンコツって言われた…」
「俺らの主人だ。てめぇの主人でもある。」
「…ふむ。」
ひゃー…見下ろされてるー。女王様に見下ろされてる…あの、私殺されるんですかね。私何も出来ないまま死ぬんですかね?!
「…その本は?」
「これは新作予定の…あ!」
取られた!ペラペラと捲るリリス様納得したのかリリス様は…無表情のまま顔を上げて。
「続きを書きなさい。」
「読者になったーー!!」
「…まあ敵にならないのならいい。」
「そりゃそうだな。嬢ちゃん出来した!」
生きた心地しないんですが?!
「あのー…新作は新作でも魔女の方なんですが…」
「なんつーもん書いてんだよ。」
「この無表情の魔女…私似てる。」
「そういう理由でか。」




