第59話 緊張感出ない件
「────了解!対象の移動確認────アドバイスの通りエサを置いたところ、誘導成功の様です。目的のポイントに進路変更した模様です!」
『ブルーやったね!』
「───ふう、一仕事終わった感じだな、じゃぁお疲れさま!」
「ブルー、帰っちゃまずいよ!」
いつの間にかマナ・Bが俺の横にいた。
「────わかってるよ、そこ笑うとこだろ?」
「こんな状況でよくそんな冗談言えるね……やっぱり心臓に毛が生えてるよね………」
周りを見渡すと苦笑いしているのと、怒りを圧し殺して青筋たってる警察関係者の二パターンに別れるみたいね。
────怒っちゃやーよ。
「よし、とりあえず準備しよっか。アイちゃん、今回誘き寄せてる海岸へのミクスチャーの侵入方向と反対側で、適当に変身まで待機できるとこ有る?」
『うん、丁度いい岩場があるね~』
「変身前にミクスチャーに接触したくないからな!」
『それじゃぁブルーの変身の合図は我輩が担当するぞ』
「よろしく!ゴンちゃん!」
『アイちゃんはミクスチャーの進路確認しとくよ~』
「───じゃ、マナ・Bは、俺が変身するまでの間、体を張って海岸でミクスチャーを止める係ね。今までの中で最長、目一杯の長口上で、くどくどとゆっくり変身するから!」
「────またそう言う事を言うし……」
「そうなると後で言えないかも知れないから、今の内に言っておくよ、短い間だったけど、今までありがとうな!」
『ありがとうな!』
『ありがと~』
「────ホントに完全にAI手懐けてるよね……俺はブルーが心底恐ろしいよ………」
「────いやいや、照れるなぁ~」
「────誉めてないし」
「俺も、会って間もない幼稚園の先生に書店でゼク○ィを手に取らせる位に懐柔するマナ・Bが恐ろしいよ~」
『───こわ~い~』
『───恐ろしいぞ!』
「────もうそれくらいにしてくれよ………」
「─────そろそろ飽きたから移動するか」
「………ブルー────」
マナ・Bは何か言いたそうだったが、俺はもう飽きたから海岸に移動することにした。
「────海岸までは徒歩で行ける?」
「────は、はい、玄関を出て右手曲がって直ぐに有る階段降りれば海岸に出れます!」
───あ、なんかこの警察官がちょっと引いてる。
………そんな引くくらいの会話だったかなぁ。
───まぁ、終わったことだ。気にしない気にしない。
俺に刺さる視線を気にせずに俺は案内の通りに海岸に出る事にした。
───公民館の有る場所は高台だったから、思ったより階段長かったけど、まぁ、言った通りだ。
───とりあえず岩の上に登る。
───後ろを見ると岩場で釣りをしているお爺ちゃん発見。
「─────釣れますかぁ────じゃないわ!」
おいおい、警備ザルだろ!?
「────おーい、ここに第一釣り人発見したんだけどぉ~!」
───俺が大声で叫ぶと、わらわらと警察官が来てお爺ちゃんを連れていった。
うーん、これから戦闘なのに締まらんな~。
────緊張感出ないぜ。
はい、まだ変身しません。
───どこまでもったいつけるつもりでしょうか。
そんなにもったいつける程でもないのにね。
まぁそれはさて置き、なんか前回の話で10万文字行ってたみたい。
アハハ、今気づいた(笑)
10万文字行ったから何って話ですけども。
もうちょい続くから見捨てないで下さいね!




