↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君は不運なスペース・デブリ  作者: ミザリー
5/13

だんだんと

2400年5月14日

ケイは今日も見なかった。前は通路も人混みしていたがだんだんと外に出る人が少なくなってる気がする。

リリィと展望台に行ったらスーツをきた男性が演説をしていた。なんて言ってるかは聞いていなかったけど五、六人の人がそれを聞いていた。

他にも人がいたけど不安そうに外を見ていて演説なんか耳にも入ってないようだった。

私とリリィはケイがいないか見渡したがここにもいなかった。昨日も展望台にいないか見に来たが結局見つけられなかった。



2400年5月15日

展望台に(ここから先は文字が潰れて読めない)。昨日また寝静まった時、窓の外に白い大きなビニールの排出物が見えた。

この部屋から見えるということは一から九号船から出たものかな…何が入ってるんだろう。



2400年5月16日

シオンが十三号船についての噂を耳にしたそうだ。なんでも船長や船員だけ十二号船に避難したとか船内で殺し合いが始まったんだとかそんなような噂が飛び交っていた。

十二号船に並列したのはその船長達が十二号船に逃げたからだという話もあった。

実際どうなんだろう…もしそうだとしたら十二号船もパニックになっているのではないだろうか。

ふと十二号船やこの十号船もいずれ十三号船のようになってしまうのではという悪い予感が頭をよぎった。

…本当に人が住める惑星なんてあるのだろうか。このままどんどん人が死んでいくだけではないだろうか…



2400年5月17日

展望台を見に行くとまた演説してるスーツの男性がいた。聞いてる人の数も変わらなかった。飽きずによく聞けるな…

外を見ると十二号船から排出物が出てるのが見えた。なんだか嫌な予感がする。

リリィと外を歩いていたら廃棄室と呼ばれる宇宙に廃棄物や汚水をビニールを覆って出す作業をする部屋に泣いている人達が集まっているのが見えた。

どうやら亡くなった方がいてその葬式らしい。遺体を埋葬も火葬も出来ないので宇宙に送るそうだ。

私達はいつまで生きれるのだろうか。ずっとこの不安に苛まれながら生きていかなければいけないのだろうか。



2400年5月18日

ケイがいなくなってもう六日目だ。

無事だと良いのだけど…。

シオンが展望台で演説してる人知ってる?とリリィと私に聞いてきた。私達は「知ってるけどどんな事を話してるかは知らない」と答えた。

シオンの両親が演説を聞いてきたそうで良い話なのでシオンも聞いたらどうだと言われたそうだ。でもシオンはうさんくさくて聞きたくないみたい。

私もリリィもシオンに同意見だ。ただシオンは両親があの演説の人に傾倒していったらどうしようと不安がっていた。

私達は明日その展望台に言って演説を聞いてみる事にした。







このページに写真が挟まれていた。

ぼやけてよく見えないが女性が二人写っている。左がウェーブがかった茶髪の女性、右が黒髪の女性が写っている。後ろには窓ががありそこから外の宇宙が見える。

左のウェーブがかった茶髪の女性はシオンと呼ばれてる女性だろうか。

そして右の黒髪の女性は日記の中には出てきていなかったがもしかしてこの日記を書いてる女性なのだろうか。

写真の裏にはかすれた文字で2400年4月30日と書かれていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。