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君は不運なスペース・デブリ  作者: ミザリー
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船での生活

2400年4月25日

今日はリリィと展望台に行った。

リリィの言った通り他の十二隻の船が見えた。

この船を含めた十三隻の船は斜めに並んでおり一番右に見える先頭を走る船が一号船で一番左の遅れてる船が十三号船だそうだ。

一から三号船は初めに作られた船で他の船よりしっかりした作りで富裕層や科学者、高名な医者などが乗っているらしい。

きっとこの十号船より快適なんだろうな…リリィは無邪気に綺麗だねと言っていたが私は一号船が羨ましいという気持ちになった。



2400年4月26日

私は二段ベッドの下で上はケイが使っている。夜、ケイがイヤホンでロックを聴いていてその音がイヤホンから漏れていた。地球にいた頃はうるさいと思っていたかもしれないが今はなんだかしんとしてるより気持ちが落ち着く。



2400年4月27日

宇宙船で生活を始めて七日が経った。

リリィとは打ち解けたがケイとシオンはまだよくわかってない。ケイはきつい印象で話かけづらいのであまり話してない。シオンはよく本を読んでいて話しかけちゃ悪いと思い話してなかった。

船内は相変わらず人混みが多く疲れてしまう。

資源の無駄遣いを防ぐ為、お風呂やトイレの使う水や紙の量が決まっていて不便に思っていたが慣れてきた。



2400年4月28日

リリィがまた展望台に行ったらしくそこから複数の船が外の宇宙に白いビニールで覆われたものが排出されていたのを見たと教えてくれた。

汚水や廃棄物を捨てているらしい。

シオンとリリィが読んでる本について話していた。シオンが読んでいたのは「星の異邦人」というSF小説らしい。

その本を貸してくれたので読んでみようと思う。

リリィもこの本が好きだそうだ。この本の話をしてるシオンとリリィはとても楽しそうでそれを見てると私もこの本を読むのが楽しみになってきた。



2400年4月29日

今日は貸してくれた小説をずっと読んでいた。

昨日貸してくれた星の異邦人という本は観光客を乗せた宇宙船が救援信号を出してきた異邦人たちを乗せるがそのことがきっかけで不幸に見舞われるという内容のものであった。

宇宙船に乗りながらこれ読むの怖いな…ここじゃなきゃもっと楽しめただろうな…



2400年4月30日

今日はシオンとリリィと一緒にお風呂に入ってきた。お風呂は大浴場なのだがいつも一人で行ってさっさと出たいと思いながら入っていた。

大浴場の浴槽は水の節約の為使われて無かったのだが今日は特別に入れるようになっていた。次はいつになるかわからないから人は沢山いて大変だったけどやっぱり皆で入る方が楽しいな



2400年5月1日

ケイが怪我して部屋に帰ってきた。

なんでも老人の食料を奪った人達がいてその人達を捕まえた時にできた傷らしい。ケイはきつい印象で苦手だったが意外と正義感のある人なんだと思った。

奪った人達は「いつ住める惑星とやらに着くかわかんないんだから若い俺達に食料をよこせ!老人はどうせすぐ死ぬのだから意味無いだろ!」と怒鳴ってたらしい。

最近船内の空気がピリピリする時があったがやっぱり皆不安なのだろうか…

もしこの奪った人達のようなそんな考えの人間が増えてしまったら…いや、あんまり嫌な方向に考えるのはよそう…

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