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ゴーストハンド!


 幽霊に囲まれてしまった葉月涼太たち、涼太の頬には冷や汗が流れていた。

「これが幽霊……なんて不気味だ」

 幽霊の不気味さにビビる真治と桜小路!

「フフフ」

 幽霊たちは不気味に笑いながら包囲を狭めていく! 絶体絶命だ!

「どうやら私を旧図書館棟に行かせたくないようですね……」

 涼太は刀をを構えてジリジリと涼太と幽霊は睨み合った。先に動けば負けると涼太は確信していた。

「……フフフフフ」

 幽霊は笑うと真治と桜小路の方向に手を伸ばした。

「ウワーッ!」

 真治は悲鳴を上げると気絶した!

「会長!」

 あまりの事態に桜小路は動転しながらも真治の身体を支えた!

「フフフ……あと2人だ」

 幽霊は勝ち誇ったかのように喋った。

「くっ……」

 涼太に冷や汗が流れた。弱そうな相手から狙うとは幽霊は狡猾だ。

(隙を見つけないと)

 涼太は刀を強く握った!


◆◆◆◆◆


「どうやら誰かが異変に気がついたようですね……君たちのお仲間ですか?」

 入江義秋は春風たちに問いかけた。

(葉月さんも図書館にいるのね!)

 春風は涼太が図書館にいることに気づいた。しかし、表情には出さなかった。

「ほう……今度はだんまりですか……仲間を売らないという姿勢は評価しますよ」

 義秋は嘲笑うように喋ると指をパチンと鳴らした!

 すると、幽霊が義秋の周囲に現れた。

「ここまで喋らないと私にも考えがある……キミたちは恐ろしい目にあってもらうよ」

 その言葉と同時に幽霊は春風たちの周囲を取り囲んだ。

「わ、私たちは何も知らないんです!地下室の入口を偶然見つけただけなんです!」

 図書委員の姉川は震えた声で答えた。

「姉川さん!」

 美夜は思わず姉川の名前を呼んだ!

「偶然ですか……好奇心は猫を殺しますよ。キミたちの裏にいるのは、 キミたちを旧図書館棟の探索を依頼したのは誰ですか?」

 幽霊は姉川の首にそっと手を添えた!姉川はぞっと寒気がした!

「エナジードレインです……早く喋らないと意識を失いますよ。それでもいいですか?」

「身動きを取れないことをいいことにエナジードレインをするなんて! 卑怯だわ!」

 彩歌は抗議した!

「卑怯……妖術師には褒め言葉です」

 義秋は不気味に笑った!

「ぐぬぬ!」

 春風は唸り声を上げた!


◆◆◆◆◆


 幽霊の包囲は狭まりつつあった。涼太は気絶した真治とそれを支える桜小路の前に庇うように幽霊に対峙していた!

「マズいですね……」

 涼太は焦っていた。早く幽霊をなんとかしないと春風たちに入江義秋の魔手にかかってしまう。しかし、狡猾な入江義秋は旧図書館棟への侵入を阻むために幽霊を派遣した。涼太は真治と桜小路を守らねばならない。これは背水の陣だ。涼太は覚悟を決めて幽霊に斬りかかろうとした!

 その時だ!

「徳田会長の悲鳴が聞こえてきたのですがどうしたのですか!」

 大量の図書委員が集まってきたのだ!

 幽霊は突然の出来事に戸惑った!しかし、涼太はその隙を逃さなかった!

「風刃!」

 幽霊を風の霊力を込めた斬撃で斬り伏せた!

 幽霊はしめやかに消滅した!

「これで旧図書館棟に行けますね」

 涼太は静かに呟いた。

「図書委員の皆さん……真治会長を医務室に連れて行ってください」

 図書委員に指示を出す桜小路の声は疲労困憊の色が見えた。

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