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第27話 EXスキル獲得。

 

 ───スキル『表示』を獲得しました。


【システムメッセージ】

 スキル『鑑定眼』とスキル『表示』を獲得している為、EXスキル《鑑識眼》への進化権が得られます。実行しますか? Y/N


 YES。


 ───EXスキル《鑑識眼》を獲得しました。



 名前:レイ レベル:7

 HP108/285 MP35/130

 称号:【鬼狩り】

 ギルド:《北極星(セプテントリオ)

 ユニークスキル:【魅力支配(ヴィーナス)

 EXスキル:《鑑識眼》D

 スキル:『言語理解』D『交渉術』E『礼儀作法』F『剣術』F『挑発』F『料理』G『幻惑』F『隠密行動』G『体術』G『並列思考』G『火魔法』G『逆境』G『蓄積』G『冷静』G『麻痺耐性』G『痛覚耐性』G

 所持SP:100


 表示が微妙に変わっている。

 所持SPってなんだ?


『SP』

 SPを消費して、スキル統合が行える。

 統合に使用したスキルは消失し、代わりにEXスキルを取得する。統合に必要なスキルをSPで代替する事も可能。


 上位スキルへの進化ポイントってとこだろう。

 色々試してみるか。


 取得スキル:《二刀流》

 消費スキル:『剣術』『加速』『回避』『疾走』

 消費SP:100


 取得スキル:《演算領域》

 消費スキル:『並列思考』『逆境』『冷静』

 消費SP:15


 この場合、《二刀流》に必要なスキルは揃ってないが、やや重いSP消費によってEXスキル獲得に繋がる。


 必要スキル取得済みの《演算領域》だけ統合しておくか。


 名前:レイ レベル:7

 HP108/285 MP35/130

 称号:【鬼狩り】

 ギルド:《北極星(セプテントリオ)

 ユニークスキル:【魅力支配(ヴィーナス)

 EXスキル:《鑑識眼》D《演算領域》F

  スキル:『言語理解』D『交渉術』E『礼儀作法』F『剣術』F『挑発』F『料理』G『幻惑』F『隠密行動』G『体術』G『火魔法』G『蓄積』G『麻痺耐性』G『痛覚耐性』G

 所持SP:85


 素晴らしい。少しスッキリしたな。


「主……さっきから無言で何を?」


 ルナが心配そうに俺の顔を覗き込む。

 しまった、《鑑識眼》に夢中になり過ぎた。


「まさか身体の具合でも!」

「いや、平気っ、大丈夫だから!」


 ガバッと俺の服をたくし上げて不必要に俺の腹をペタペタと触りまくるルナ。心配してくれるのは結構だが、色々と絵面がまずい気がするのは俺だけだろうか。


「と、ところでルナよ、よく俺の場所が分かったな。火を起こしてからそう時間は経っていないはずなのに凄いな」

「レイくん。ルナちゃんが目印にしたのは火事じゃなくてレイくんの匂いなんだってさ」


 シャルロットが何故か恥ずかしそうに顔を赤らめる。

 匂い、匂い?


「ん。レイが消えて皆動揺している時に」


『主の匂いがこっちからします!』


「って、一直線で向かってた」


 とノエルが当時の状況を説明してくれた。

 肝心のルナは俺の身体を触るのに熱心なのだが。


「え、俺って匂うの?」

「はい! ご主人様はいい匂いがします!」


 と、正直何もフォローになってない言葉をクレアがかけてきた。

 純心100%。「にぱー」という笑顔に俺は凍り付く。


「ルナは『猫人種(ケットシー)』だから余計に鼻が利くんだろうね」


 ノエルの分析は大変参考になった。

 そして、次なる方針も。


 よし、次は消臭剤を見つけよう。


「主。あの女殺してしまって良かったのですか」


 轟々と燃え盛る森の中に横たわる遺体。

 木々が倒れ込み、姿が全く見えなくなる。


「ああ、生かしておいても仕方ない奴だ」


 疑問に思っているだろう。

 何故、日本人である俺が殺人を厭わないか。


 でも、それは愚問だ。

 そもそも、女神のゲームという殺し合いを強制する遊戯がある時点で、最初から気付くべきだった。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()って事を。


 俺を含めてな。


「では攻略再開だ。今日中に金を貯めるぞ」


 □■□


 傍から見たら、夏休みにピクニックに訪れた一行にしか見えない緊張感のなさで辺りを散策する俺達。正規ルートに戻り、魔物を探すついでにこの大自然を堪能しようという粋な計らいである。シャルロットとノエルは、下に置ちた木の実を集め、ルナは獣を追い回し、クレアはというと。


「槌術や槍術が使えるんだってな」

「はいっ、出て来た敵は全部ボコボコにしてやります!」

「意気込みは結構。だが作戦を理解してるか?」

「はい。敵を倒すですよね!」

「それ作戦とは言わない」


 薄々気付いてはいたんだ。

 だが気付かないようにしていただけで。


 クレアは……()()()()だっ。


「いいか、クレア」

「はい!」

「シャルロットやルナは、剣士だ。つまり、槌や槍に比べてリーチが短く、小回りが利く。故に前衛は二人に任せる。俺やノエルは状況を俯瞰する為に後衛を。そしてお前は?」

「最前線ですね!」

「違う。話聞いてたか? お前は、中衛だ。二人が押された時に前線を押し返す役割を担ってもらいたい。それが出来るか?」

「? 分かりました!」


 多分ダメだこれ。

 俺が一番苦手とするタイプ。

 口で言っても何も伝わらない。


 刹那、ゴゴゴ……と地面が唸りを上げる。

 土が隆起し、敵が姿を現す。


「『樹霊魔(トレント)』です!」


 木の魔物か。


樹霊魔(トレント)

 第二階層に生息。木々に擬態する。

 スキル『触手』『再生』

『火属性』が苦手。


さて、攻略を始めようか。

 名前:レイ レベル:7

 HP108/285 MP35/130

 称号:【鬼狩り】

 ギルド:《北極星(セプテントリオ)

 ユニークスキル:【魅力支配(ヴィーナス)

 EXスキル:《鑑識眼》D《演算領域》F

  スキル:『言語理解』D『交渉術』E『礼儀作法』F『剣術』F『挑発』F『料理』G『幻惑』F『隠密行動』G『体術』G『火魔法』G『蓄積』G『麻痺耐性』G『痛覚耐性』G

 所持SP:85

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