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第二十八話

暖炉の炎がゆらゆらと踊り、パチパチと薪の爆ぜる音が静寂の居間に響いていた。

テーブルの上には空になった皿が二つ、まだほのかに湯気を立てている。


ラトが語った長い物語――

兎人族の村での幼い日々から、白金等級冒険者として名を馳せた栄光の時代、そして仲間たちとの永遠の別れまで――

その全てが、仄かな温かみと共に空気に溶け込んでいる。


「……というわけで、ラトちゃんがここにいる理由は、そんな感じなんだよ〜」


ラトは小さく息を吐きながら、琥珀色の瞳を俺に向けた。

まるで自分の過去を振り返ることに疲れたかのように、薔薇色の唇が微かに下がっている。


「どうだった?ラトちゃんの昔話……つまらなかった?」


ちょうどご飯を食べ終わった所で、ラトの話を全て聞き届けた。

手慣れた様子で食器を片付け終えると、俺は再びラトの正面に腰を下ろす。

しかし――


口を開こうとして、言葉が出てこない。

かける言葉が見つからない。


「あんま面白くなかったよね?ラトちゃんってなんか、幸薄いんだよね〜。こう、白金等級らしい冒険譚とか語った方が良かったかな?」


「いや、違う。そんなことはない」


そう思わず返答するも、次の言葉に困っていた。

ラトがどれだけ苦境にまみれた人生を送ってきていたのか……

その事実を突きつけられ、ラトになんと言葉をかけて良いのか――

分からなくなってしまった。

大変だったねとか、可哀想だとか、そんな単純な言葉をかけてはいけないと思ったし、慰めにもラトのためにもならないと自覚していた。


ラトがなんでここにいるのかとか、なんでそんな強いのかとか、なんで恋人に拘っているのかとか……

冒険者をしてた理由とか、固有魔術や銃の技術を会得した過程、俺の事を大食いだと誤解なんていう些細な理由さえ――

今の話で理解出来た。


その上でどれだけの覚悟でここにいるのか、知ることが出来た。


「ラト、お前はすごいな」


「え〜なんでなんで〜?」


ラトは不思議そうな表情を浮かべる。

その姿は変わらず、可愛らしい表情を浮かべる。

こんな可愛らしくて幸せそうなのに、聞いた話のラトとはまるで別人みたいではないか。


「ラトがそれほどに過酷な人生を送っていたなんて知らなかった。ラトはいつも元気でエネルギッシュで、だから白金等級冒険者だと聞いてもっと幸せで美しい人生を謳歌していたと思っていた。その……ごめん。謝るよ」


「えーなんで謝るの!?別にいいよ〜、美しい人生を送ってたって思ってくれて。それにそう考えてくれてたならそっちの方、嬉しいよ!ラトちゃんさ、苦しかったし辛かったけど……こうしてリオちゃんに会えたもん。だからどう思われようと、後悔はないもん」


ラトは眩しい笑みを浮かべる。

なんて可愛らしいんだろう。なんて美しいんだろう。

こんな幼気な少女のようで、その影には多くの挫折と絶望がペンキのように混ざりあっているなんて……。


いや、色々と察することはできたのだ。

過去は、経験は、道程は、人を作る。

今のラトは、その経験の含蓄があるから成り立っているのだ。

俺が察しようと思えば、ラトのこの過去すら推察はできたはずなのだ。


あの戦闘能力が生半可な覚悟と思いで成り立つことはない。

あれだけ表裏の激しい精神性が、当たり前の日常を謳歌して成り立つはずがない。

これだけの自分への執着が、ただの可愛らしい幼気な思いで成り立つわけがない。

このどこまでの突き抜けた光のような明るさが、影がなく成り立つなんてない。


「ラト……ラトはすごい。俺はこの世でいちばん不幸なのは自分とさえ思っていた。妹が石化したとき、胸が張り裂けそうになった。こんな苦しい思い、自分だけが味わっていると思っていた。けどラトの過去はそんな生ぬるい話じゃない。きっとラトの方が何倍も苦しかったんじゃないか?」


それは俺がこの話を聞いた感想の全てだった。

俺は妹が石化しただけでこれだけ狼狽えているというのに、ラトはそれより重い死を何度も味わっていた。

その虚無感と絶望は俺が想像することも出来ないくらいの深淵だ。


「俺は妹が石化したってだけでこんなにも狼狽え、辛くてしょうがないとこのダンジョンに来たのに……。ラトは死という絶望に何度も苛まれ、家族が死に、仲間が死に、それでも前を見続け歩き続けた。そんなラトから見れば、俺の人生なんてちっぽけなものに映ったんじゃないか?」


俺に全て話をしたと言うのに、こんなに元気で、笑顔を浮かべて……

俺は過去を口にしただけでこれだけ動揺したのに、ラトはこんなにも普通。

ラトから見ればきっと、俺の過去なんて薄っぺらに写っただろう……。

その含蓄は計り知れない。


「ううん、リオちゃん。それは違うよ」


そのときラトに、俺は肩を掴まれた。


「ラトちゃん思うんだ。絶望も苦しみも、それは個人の尺度に過ぎないんだよ?ラトちゃんがリオちゃんの苦しみを感じることが出来ないように、リオちゃんもラトちゃんの苦しみを受けることはできない。慮ることはできても、感じることはできないんだよ。それにリオちゃんにとってそれは辛いもので苦しいもので、それは事実じゃん!紛れもない思いなんだよ!だからラトちゃん、リオちゃんの苦しみが薄っぺらいだなんて思わなかった!」


ラトはいつにも増して真剣な表情で、自分に迫ってくる。

けど俺は思うのだ。

ラトと俺では徹底的に違うものがある。

それは……心の強さだ。


「ラト、そういってくれるのはありがたい。けど俺は妹の命を失うことが耐えられなくて、このダンジョンに飛び込んだ。けどラトは違うだろ?命を終わりを受け入れ、進んだ。きっとここのリエルに頼めば、死んだ人を生き返らせることだってきっとできるはずだ。けどそれをラトは望まず、受け入れて先のことを願った。それは、その決意は、俺とはまるで違うものさ。ラト、お前は俺よりもずっと強い」


本心を言えば……

俺はラトのことを尊敬し直したのだ。

彼女の話を聞いて、彼女の人生を知って……

その荒波に打ち勝ち続けた人生を、誰が否定できようか。

それは俺なんかよりも、ずっと賞賛すべきことだ。


けど……

そう言葉をかけても……

ラトは納得しなかった。


「ラトちゃんが強い?あははっ、違うよ。だってラトちゃん、リオちゃんに負けたんだよ?」


「負けたって……それは戦闘のことであって……」


「違う。違うよ。ラトちゃんは、リオちゃんに負けたの。それは肉体的にも、そして精神的でもだよ。そして決意もきっとリオちゃんの方が上」


「なんで……」


「だってその勝利は、妹を助けたいって思いがラトちゃんを打ち負かしたってことだもん。その決意がラトちゃんより弱いものだなんて、ありえない。それに過去を受け入れ前に進んでるだなんて言ったら綺麗に聞こえるけど、ラトちゃんは受け入れるしかなかったんだよ。その運命に抗う勇気がなかっただけ。リオちゃんは運命とか、苦しみだとか、ふざけんなって進んだから今があるんだよ。それはラトちゃんにはなかった、覚悟だよ。そんなリオちゃんが格好いいって思ったから共感したし、感動して泣いたし、助けになりたいって思ったの!ちっぽけだなんて思う訳がないの!」


ラトが俺の肩を掴む力が強くなる。

その力は俺に、真剣に向き合うように訴えているようだった。

それでいてとても暖かくて、俺への思いが伝わってきた。


諦めない強さ。

そんなこと考えたこと無かった。

だって誰も大切な人が消えてなくなるかもしれないと思ったら、全力で努力できるのだと思っていたから。

自分の努力で、命で、変えられるなら進んでやるものだと。


けどそうか、違うのか。


俺を狂っていると蔑んだ人を多く見たが、なぜ彼らが俺のことを理解出来ないのかと疑問だった。

別に同情されようが否定されようが、俺の行く道は変わらなかったけど、その理由だけは知らなかった。


けど……そうか。

アイツらには俺の覚悟が理解できなかったのか。

妹のために何でもするという俺の思いに、理解も同情もできなかったんだ。


しかし……ラト。

お前は理解してくれるのか。


「すまん、変なことを言わせた。まさかまた励まされるなんてな。俺が過去を語ったときはあんなにも励ましてもらったのに、ラトに過去を語られた時もまた、励まされるだなんて思わなかった。どっちが辛かったとか、苦しかったとか、そんなことを語り合うべきじゃなかったな。気も使わせたか?」


「え~、違うよ~。ラトちゃんは思ってることを言ってるだけ。ラトちゃんはいつだって、リオちゃんを励ますのです。無理して励ましてるんじゃないよ。励ましたいから励ますし、リオちゃんはラトちゃんが励ますに値する人間だとおもうから。だからいつだってラトちゃんは、リオちゃんのこと励ますよ」


「……そうか。ラトはやっぱり……とってもいい奴だな」


俺からこぼれた言葉はそれだけだった。

ラトはあんなに辛く苦しい経験をしていて、それでなお俺の苦しみさえも理解を示している。

そして本気で俺のように悲しみ、俺と同じように決意している。

その共感性も、強さも、やっぱり俺は凄いとしか思えない。


「え~なにそれ~。リオちゃんもいい奴、だよ?」


「はは、いや、尊敬してるって意味だ」


「尊敬!?もしかしてラトちゃんのこと、見直した?」


「ああ。見直したよ」


俺は過去を知って、ラトを知って、初めて人として尊敬した。

最初は頭がおかしくて狂ってるヤバいやつだと思っていた。

だって殺しに遠慮はなかったし、愛には貪欲だった。

けど違う。それも含めてラトなのだ。

それを否定したら、ラトではないのだ。


「えへへ~、嬉しい」


ラトは素直な笑みを向ける。

殺しの遠慮の無さも、愛の深さも、その歪みがあるからこそ俺のことを理解できるのだ。

悲しみと苦しみを何度も受け失望と絶望の淵に苛まれたからこそ、ラトは強くて明るい。

俺が自分の過去を話したときあんなにも取り乱したのに、ラトはいたって自然だ。

だから尊敬できる。


そんなラトを、優しく自分の胸元へと引き寄せた。


「え……え?リオちゃん!?」


ラトの兎耳がぴょこんと跳ね上がり、琥珀色の瞳が大きく見開かれた。

白い手袋に包まれた手がリオの胸元でもじもじと動き、薔薇色の頬が暖炉の炎よりも赤く染まっている。

突然の大胆な行動に、彼女の心臓が早鐘のように鼓動を刻んでいた。


「り、リオちゃん!いきなり大胆だよ~!ラトちゃんのこと、好きになっちゃった?もう結婚する?」


ラトが俺の胸元から顔をあげ、そんな冗談を口にする。

そう冗談だ。好きになったからとか、抱き寄せたくなったからとか、そうじゃない。

だってラト。


ラトは俺のことを何度も肯定し、励ましてくれた。

けど……誰がラトを肯定するんだ。励ますんだ。

それはきっと俺しかいない。


ラトはこんなに頑張ったのに、こんなに乗り越えて来たのに……

誰からも労いも賞賛も受けていないだなんて、そんなの嫌だ。

彼女には多くの仲間も信頼する相手もいた。

きっとギルドの外なら、白金等級として多くの賞賛と喝采を受けているに違いない。

けど今のラトには、俺しかいない。

今の彼女を知っているのは俺だけで、全てを語った相手も俺だけだろう。


思えば俺は過去を語った後涙したが、その理由は理解してくれた人がいたからだ。

自分の過去を全て理解し、肯定してくれたラトがいたからだ。

だから涙をするほどに、感情が動いた。

きっと嬉しかったんだ。


そこまでしてもらって、俺はラトに何もしてあげれていない。

だから俺もラトと同じように、彼女の過去を受け入れ認めたい。

しかし俺がラトと同じように振舞う……それは残念ながら無理だ。

だって俺はラトじゃない。ラトのように経験の含蓄があるわけでもない。

人の上に立ったことはないし、喝采を受けたこともない。

ただの平凡な俺と、白金等級という偉業を成し遂げたラトでは根本的に違う。


だから同情したいわけじゃない。

そもそも俺は同情なんてできない。

さっきラトが言った通りだ。

俺が彼女の苦しみを感じれないように、真の意味で理解は出来ない。

易い同情なんて、最初に行ったように彼女にはいらないのだ。


そう……


確かに共感は出来ない。感じることはできない。


でも……


それでも……


慮ることはできる。


同情しなくても、理解することはできる。

経験できなくても、妄想することはできる。

俺はラトのことを、こうして知ったんだから。

だから俺はただ……


「ラト。よく……頑張ったな」


ラトの頭を撫でた。

無理してそう言ってるわけでも、言われたから言ってるわけでもない。

同情してるわけでも、共感してるわけでも、分かった気でいる訳でもない。

ただ……そう言いたいから言うのだ。


「な、なに、リオちゃん?もしかしてラトちゃんのこと泣かせたいの?無理だよ~ラトちゃん、百年このダンジョンにいるんだよ。時間の流れがどうであれ、それほどの時間があれば涙も枯れるよ。泣かされたの根に持ってるからって、そんなことできないよ~」


「根に持ってなんていない。ただラトのこと、褒めたいんだよ。悪いか?」


「……ううん。嬉しい。嬉しすぎて、どうにかなっちゃいそう」


ラトの声が次第に小さくなっていき、再び彼女は俺の胸に顔を埋めた。

純白と深紅の衣装が暖炉の明かりに美しく映え、紅白の縞模様の靴下が膝上で小さく揺れている。

そして今度は彼女の方から、白い手袋に包まれた腕をリオの背中に回し、ぎゅっと抱きしめ返した。


二人の体温が重なり合い、暖炉の炎だけが静寂の中で静かに燃え続けている。

そんな静寂な空間が俺らをただ包む……

というわけではない。


ちょっとまて、コイツ……

力強っ!?


ラトの抱きしめる力が次第に強くなっていく。

白い手袋に包まれた腕が背中に回り、まるで俺を逃がすまいとするかのように、ぎゅうぎゅうと締め付けてきていた。


「ら、ラト……少し――」


ミシ、ミシ、と骨が軋むような音が響く。

流石にこれ以上は、褒めたくとも限界である。

つかなんで、こいつこんなにも力強く俺に抱き着いてんだ……!?

加減とか知らないのか!?俺魔力もまともに扱えない、一般人だぞ!


しかしラトは力を緩めることはない。

されど唐突に、胸に顔を埋めたまま話し始める。


「ねえ、リオちゃん……ラトちゃんね、ずっと考えてたんだ〜。リオちゃんのことを運命の相手だって思ってるし、結婚したいって思ってる〜。でもね、でもね……なんでこんな思いをしてるのか、よく分かんなかったんだ」


蜂蜜色の髪がリオの胸元で揺れ、彼女の声は布に籠もって聞こえてくる。


「もしかして、この感情って思い込んでるだけなのかな~って。そう思いたいだけなんじゃないかって。そしたらこの思いって、嘘なのかなって不安になることも多かったんだよね。だって、リオちゃんがラトちゃんの靴下を脱がしたから、リオちゃんは運命の相手でしょ?それはつまりラトちゃんの思い云々じゃなくて、運命だからそんな思いしてるのかなってさ。リオちゃんにじゃなくて、運命に恋してるだけなのかなって……」


ラトはそんな哲学的なことを、語っていた。

恋とは、愛とはなんのか。

そんな答えのない問い。


「そもそもさ、リオちゃんは最初、運命の相手じゃないって否定したでしょ。何も知らずに靴下を脱がしただけだって〜。だから、だから……なんでこんな思いを抱いてるのかな……なんてね。靴下を脱がしたからなのか、運命の相手だと決めつけてるからなのか、そうだと思い込んでるからなのか……それとも、運命の相手を見つけたいって切望し続けたから、錯覚を起こしてるだけなのかも……ってさ」


暖炉の薪がパチパチと音を立て、ラベンダーの香りが二人を包んでいる。

ラトは抱きしめる力を更に強めながら、混乱した思いを吐露し続けた。


「ラトちゃんね〜、ほんとよく分かんなくてね。それでこの思いがただの思い込みで、旦那さんになって欲しいってこの思いすら嘘だったら……とっても嫌だなって。理由があるから好きなのか、運命だから好きなのか、好きだから運命だと思いたいのか〜。どっちが本当なのか、どっちが嘘なのか〜……けどねラトちゃん、分かったんだ」


そして――


「リオちゃん、ううん。リオ――」


ラトがゆっくりと顔を上げた。


「リオ、好き」


「……っ」


琥珀色の瞳にうっすらと涙が浮かび、薔薇色の頬が赤く染まっている。

兎耳が小さく震え、彼女は俺の目をまっすぐに見つめていた。


「理由とか運命とか、どうでも良かった。今のリオちゃん見て、話して、触れて、思ったんだ。好きだって。だからね、もうどうでも良いんだ。この気持ちは嘘じゃなくて、本当だから。だからね、好きだよ」


真っ直ぐに自分を見つめる表情――

その美しさに、思考が一瞬停止する。

好きか――

俺はその問いに答えることはできない。

できないけど、その言葉を正面から好ましく感じてしまう。


「えへへ、好きだから……もっとこのまま抱き着かせて。こうしてるのすっごく幸せ。ず~とそういていたいくらい。けどそれは無理だから……今だけは、こうしてたい」


琥珀色の瞳でリオの反応を窺いながら、彼女はそっと頬を寄せる。

俺は何も答えることができずにいた。

肯定することも、否定することもできない複雑な思いが胸の奥で渦巻いている。

その沈黙を承諾と受け取ったのか、ラトは再びリオの胸に顔を埋めた。

純白と深紅の衣装が暖炉の明かりに美しく映え、魔力が溶け合うように二人を包む。


しかし―――


ギリギリ……


抱きしめる力が更に強くなった。


「えっと、ラト?」


今度は骨が軋むどころの話ではない。

肋骨が悲鳴を上げ、呼吸すら困難になってくる。


「い、痛い!おい、ラト!」


叫び声が居間に響いた。

しかしラトは力を緩めることなく、むしろ更に強く抱きしめ続ける。

白い手袋に包まれた腕が背中に食い込み、リオの体がギシギシと音を立てていた。


「離せええええええええ!!」


しかし必死の懇願虚しく、ラトは頑なに離そうとしなかった。

その後、気がついた時にリオの服の胸元には、小さな湿ったシミがいくつか残っていた。

それがラトの涙だったのかは、定かではない。

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