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なんでも食べちゃう悪役令嬢  作者: あかさたなっちゃん


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20/31

悪役令嬢っ…詐欺なの?!(アミーリア)

 ある日の放課後、レミア・モーガンが私を訪ねてきた。しかし、見渡すけど『レミたん』の姿は見当たらない……

「いないじゃないっ!!」

 騙されたと思って叫ぶと、しずしずと、そっと手をあげてるポッチャリしてる女がいた。


 何よ、ひやかし??最近、悪役令嬢の『レミたん』が居なくて、ローア殿下とのイベントが上手く進まずにいるから、文句言いたいのにっ!!なのに、手をあげた女がこう言い出した。


「あの……私、レミア・モーガンと言いますわ。アミーリア嬢とお話したいことがありますの。ここじゃなくて…別室に移動しても?」


(はぁ〜??レミたんっ…だと……!!)


 どう見ても、ゲームのパッケージにあったレミア・モーガンの姿と一致しない。……確かによく見ると髪も瞳の色も一緒だけど、まるで別人だ。


「あなたね〜!!ふざけてるの??私、冗談は嫌いなの。レミたんといえば、『月のように儚く、凛と咲く百合』っていうキャッチフレーズがあるくらい美人なのよっ!!」


 レミア嬢を名乗る女を上から下までみたが、どう見ても、こんなデブってるのがレミアなはずない。馬鹿にするにも程があるっての。


「………レミたんっ?!……キャッチフレーズとは…??」


 ぽかーんとしちゃって、喧嘩ふっかけておいてっ!!なんなのこの女。


「ねぇ。聞いてる?あなたのようなデブがレミたんだなんて、喧嘩売ってるの?自分の体型みてから言えってのっ!!」


 もう。ほんとやんなっちゃう。最近とくに変なやっかみや嫉妬で、醜い女共がうるさくて……バカな女が多くて困るのよ。


 それに、この世界少し本編と違って、おかしいのよね〜。


 学園に入学した初日に、見たことある風景……って思ったら、すんごい記憶が蘇ってきて、私は転生者だって気づいたの。

 それでこの世界が『花香る学園ストーリー』通称っ『花学』ていうゲームで、私は主人公の聖女。女性を花に例えるから花学。私は『桜』、レミア『百合』、パミラ『椿』とか……。

 学園内での色々イベントをクリアすると、攻略対象と仲良くなるっていうストーリーで、王道がローア殿下。その婚約者で悪役令嬢がレミア・モーガン。通称『レミたん』とファンの間でいわれている。


 ゲームだとローア殿下を攻略してくと、必ず婚約者のレミたんが、絡んでくるはずなのに……ここのところ全然ないんだもん。おかげで攻略するのムズくて、イヤガラセっぽく上手に自作するの、ほんと大変だったんだから〜。


 でも!私の最推しはローア殿下じゃなくて


 …………隠しキャラの王弟殿下っなの!!


 めっちゃクールな黒髪と眼鏡キャラ!王様と歳が離れてるから、まだ若くて私達より7つ年上。大人の魅力って良いよね〜。それに!攻略するとヤンデレ気味なのもっ良い〜!


 ただし!!攻略対象の全員の攻略が終了した状態で、来月行われる建国記念日のパーティーで、レミたんが婚約破棄される時に、初登場する隠しキャラ。


 あと残すイベントは、ローア殿下を攻略する為に必要な、レミたんが私を階段から落とすってやつ。

 なのに、レミたんが全然居ないっ!!どうやって、イベント起こすか困ってたんだよね〜。


 でも皆に聞くと学園にはちゃんと来てるっていうし……めっちゃ不思議。


 う〜ん。と私が考え込んでたら、


「あの〜アミーリア様?」


 ん??「あなた、まだ居たの?」っと眉間にシワを寄せて不機嫌な顔をした。周りの取り巻き男子もいつもみたいに、追い出してくれたらいいのにっ!

使えない連中ねっ!!


「アミーリア様が何と言おうと、私がレミア・モーガンですわ。ね?そうよね?皆様?」

 っと言って、周りの取り巻き男子に問うと、みんな困った顔をしながら、そうだと頷いている。


 はぁっ??まじでっ??

 本当にこの女が『レミたん』だっていうの?

 ウソでしょっ?!!

 パッケージのレミアと違いすぎじゃないっ?!!

 詐欺にあった気分だわ……


「アミーリア様、少しお時間を頂けるかしら?お話があるので場所を移したいの。」


 はっ!!これは、いよいよっ!!レミたんからの嫉妬攻撃があるのかもっ?移動ついでに、階段から落ちた感じにすれば良くない?

 わぁ〜。すっごいチャンスかもっ!!痛くないように、上手く転べばいいよねっ!!


 これでイベントとが終了して、いよいよ王弟殿下に会えるわっ!!めっちゃ楽しみ〜!!


「レミア様……わかったわ。ついていくわ。」


 推しにいよいよ会えるって思うと、ついニヤけちゃう。


……それにしても、本当にレミたん変わりすぎじゃない??他のキャラはみんな同じなのに……変だ。バグかなぁ??

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