アミーリア嬢との対面
パミラ嬢と約束してしまったわ…。
う〜〜ん……困ったわね。
私もずっとローア殿下とアミーリア嬢と会わないように避けてきたから、いざアミーリア嬢と会うってなると……何処でどうやって会おうかしら?
……そもそも、アミーリア嬢って私に会っても、モーガン公爵令嬢って気づかないわよね。前回まったく気付いてなかったしなぁ……う〜む……なかなか逆に会おうと思うと難しいものね。
レミアは悶々と午後の授業中に悩んでいた。
え~~い!!とりあえず放課後に、アミーリア嬢の教室にいってみましょっ。
放課後、ドキドキしながら、早速レミアはアミーリアを探しに彼女の教室までやってきた。
あっ!!いたわっ!!
教室の真ん中に人だかりがあり、その中心に彼女がいた。彼女の周りは男性ばかり……わぁ〜…声掛けにくいわぁ……どうしましょ。このまま帰ってしまおうかと、ふと頭によぎった。
すると、ドアの端でキョロキョロしていた私に、ドアのすぐ横の席の男子生徒が話かけてきた。
「うちのクラスに何か?誰かに用事?」
「えっ……と……アミーリア様と話がしたくて……」
私がそう言うと、彼は身を屈め、内緒話とばかりに小声で話かけてきた
「……やめときなよ。さっきも他の令嬢がきたけど、周りの男達に責められて泣いて帰っていった。ここ最近こういうの多いんだよ。」
私もつられたコソコソ声で
「そう言うと貴方は、アミーリア嬢の集団に入ってないの?」
「あぁ。俺はもともとアミーリア嬢はタイプじゃないで、どっちかと言うと嫌いな方なんでね。可愛いけど腹黒そうじゃん。それにクラスの奴等が、どんどん変わっちまって気持ち悪い。」
「…………貴方は変わってない……?」
「俺は平気だよ。あと何人か大丈夫なヤツもいる。変わった奴等はみんな、アミーリア嬢のこと可愛いっ言ってた奴等ばかりだよ」
「………そうなのね。教えてくれてありがとう……。」
つまり、少しでもアミーリア嬢のことを可愛いなって思った男子は……洗脳されてしまうってことなのね。
あまりアミーリア嬢と接触しないように、お父様に言われたばかりなのに…。でも、さっきの話が本当なら……洗脳は、男子はかかるかもだけど、女子はかからないのかも!!現に彼女の周りには、男性ばかりで、女性は誰もいないわ……
「でも、心配してくれたのに悪いけど……私、どうしても彼女と話したいことがあるの……」
「……おすすめはしないけど……」
「えぇ。わかっているわ。……申し訳ないんだけど、彼女を呼んできて欲しいの。」
「………わかりました。」
そう言って、本当は嫌だろうに、アミーリア嬢の集団に声をかけに言ってくれた。私のことを心配してくれたのに、申し訳ない……。
「えっ!!レミア・モーガンが来てるの?!!」
アミーリア嬢が突然大声をだしたことにもビックリしたが、……私、フルネームで呼び捨てで呼ばれたわっ!!……こっちの衝撃にもビックリして、思わずポカンとなってしまった。
「どこっ???」っと勢いよくアミーリア嬢が集団から飛び出してきた。
ドアのほうを勢いよく見渡しているが、「いないじゃないっ!!」って言い出した……。
うん。分かってましたわ。私のこと、分からないですよね〜。うん!!知ってました〜!!
〜数分後〜
アミーリア嬢いわく、私は悪役令嬢っていう役なんですって!!!
………はて………悪役?…ん?………私、悪役なの?!
お読み頂きありがとうございます。
もし面白いと思っていただけたら、ブックマークと評判をお願いします。




