自分の気持ちに正直に
地元の初市で買った綿あめ……冷凍するとフワフワのまましばらく食べれるんだってさ〜ʕ·ᴥ·ʔ
ハチミツ店をでて馬車に乗り、マルコニ洋菓子店に向かっている道中、私はさっきのアミーリア嬢のことが何だか気になっていた。
アミーリア嬢はローア殿下以外にも、親しくしている男性がいるってことかしら?
……なんだかモヤモヤするわ。こういう時って、自分の勘を信じた方がいいのよね。女の勘って意外と鋭いっていうし。あとでお父様にも一応報告しておきましょ。
ガタっ。馬車が停まったみたいだ。
着いちゃったわ。……無駄に緊張してきた。
やっぱりこの格好大丈夫かしら?何だか気恥ずかしい気分になってしまうわ。
褒めて貰いたくてソワソワしてる子供に似ている。どんな反応するのかなぁっと期待しちゃう自分がいる。
でもこれって、裏を返せば……まるで私……ジョージ様に可愛いって言って貰いたいって思ってるってことよね……
「っっ、!!」
え!え!えぇ〜〜〜!
レミアは口に手をあてて!声にならない雄叫びをあげる。自覚してしまえば………あっと言う間に自分の中にストンと答えが出てしまった。
私この感情がどんな名前なのか知ってるわ…
『私……ジョージ様に恋してる。』
そっかぁ……私ってジョージ様が好きなのね……。
もちろん言うまでもなく顔が良いし、仕事もお店もつつがなくこなす優秀だし、女性に紳士で誠実だわ。アンバサダーに選ばれてから彼をみてきて、人として好感が持てる人だとは感じていた。
私には殿下がいるからって、心にストップを無意識にかけていたのかもしれない。ローア殿下と婚約者解消すると決めて、自分に素直に、好きなものは、好きって自由に思うことに決めた私。
ストッパーがない状態で、自分の気持ちに、もう嘘は付きたくない。でもこの想いは秘密にしなきゃだわ……。
今の私の状況って、とても恋に浮かれている場合ではない。ローア殿下のこと。アミーリア嬢のこと。婚約解消のこと。あと約半年ちょっとある残りの学園生活。まだまだ不安定な状況だ。1つずつ解決していかなきゃ。
それに……まだまだアンバサダーとして活動も続けていきたい。何よりも、今のジョージ様との関係が壊れてしまうかもしれないと思うと怖い……。
絶対にジョージ様に私の気持ちがバレてはいないわ。隠し通すのよ……。
そして………いつか、いつの日か。。全てが大丈夫って思えた時に。
ありのままの素直な自分になれたなら。って
それまでこの想いは、誰にも気づかれちゃいけない内緒にしなきゃ。




