もう9歳ですってよ!
眠れない日々もやっと終わった頃、久々にレベルが上がるのと同時に魔法を2つ使える様になった。
治癒と灯りを灯すだけの魔法だ。
爺さんは僕が魔法を使える様になった事には驚いていたが、その魔法が治癒と灯りを灯すだけの魔法だと言うことには納得顔だった。
普通は一度に2つ使える様になったり、それが別系統の上位だったりはしないらしい。
火魔法は火のおこし方や何故燃えて居るのかを想像し理解していく過程で火に関係する初歩の物からレベルが上がるタイミングで使える様になって行くそうだ。
治療の魔法は他者を手当てし続け傷の治り方、怪我の状態による治療法を身に付ける必要がある。そうする事で必要な治療の手順や薬の使用を魔法で肩代わりすると共に自然治癒力も増幅させて短期間での治療を可能にする物で使用者の知らない症状や重症過ぎるものは治せないらしい。
だから僕の使う治療の魔法は本来、単純な怪我が治る程度の物でしかないが、異常とも言える魔力を込めることで自然治癒力をほぼ再生能力とよべる程に高め無理矢理治せるようだ。
話は戻って、使える様になったのがこの二つだったのは、
本来は起こる現象を理解した上で、行使に必要な魔力を得た状態でレベルアップすると初歩の魔法を得るが、
僕の場合は魔力の流れからどんな効果になるかの理解だった為に途中をすっ飛ばしてしまったらしいが、参考が基本魔道具用の流ればかりだった為に時間がかかったようだ。
やり様によっては効率良く魔法を身に付ける事が出来そうなので、爺さんを説得し、爺さんの使える魔法を一通り覚えようと決意した。
この頃には自分で魔法を使える様になった為か、殆ど魔力の漏れも無くなり、予定通り10歳には結界から出る許可も取れそうだ。
10歳でも魔力が漏れ続けていた場合最悪、災害指定されて討伐隊がやって来る可能性も有ったと聞かされた時は冷汗ものだった。
しかし、有用な魔法が使えて、周りにも被害が出なくなっていればかなり優遇されるだろうとの事なので、両親にも会える様になる結界の外に出る日が楽しみになった。
次で一応の完結にする予定。




