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何処かの誰か  作者: 寒天
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8歳だったかな?

まだ魔法は使えないままだった。


でもかなり魔力の制御が出来る様になった為、以前の様にだだ漏れの魔力で視界を奪われることはなくなった。


まず自分が発する魔力の量を有る程度自分で増減出来る様になった為、漏れる量を減らすことが可能になった。

次に漏れた魔力を少し操作出来ることに気づいた。

以前に凝視した魔物のなり損ないを殺してしまったのは、無意識に魔力を操作して視線の先に集めてしまったせいだった。


意識して出来る様になった後は無意識に魔力を集めてしまうことも無くなって一安心だ。


余談だがお気に入りの石の幾つかが、長期間濃厚過ぎる魔力にさらされた為に変質して見た目はただの石のままなのだが魔力を蓄える性質を持ってしまった様だ。

その石に魔力を集中させるとそのまま吸い込まれていき、そのまま放置していると2ヶ月くらいはうっすらと光続けて魔力を発散している様だった。

試しにどこまで入るのか為したが、周りにあった魔力をほぼ全ていれることが出来た。

そこでさらに魔力を放出して継ぎ足すとやがて爆発して大怪我をして数ヶ月身動きが出来なかった。

回復魔法も魔道具も存在はするがここは田舎すぎるので回復魔法の使い手などおらず、魔道具は有るにはあるが、日常でのちょとした怪我や病気用の効果が弱いもので重症だと治療に時間がかかったのだ。

数が少なく常に僕が使い続けるわけにもいかない為余計に時間がかかった。



怪我が治った頃、何と無く今まで何度も使われ続けていた治療の魔道具の中での魔力の動きを変質した石で何度も再現させていたら、操作をしなくてもその動きが続く様になり、その効果も発揮し始めた。

魔道具を作る事に成功したのかと喜んで爺さんにも見せたのだが、どうやら魔道具とは違うものだと言われた。

魔道具とは決まった効果を貯めた魔力の範囲で任意に効果を発揮する物で必要のない時は魔力温存の為に停止出来る物であると。

僕が作った物は一般的にはダンジョンと呼ばれる場所の奥で発見されることがある、魔道石と呼ばれる物に近いと言われた。


通常は偶然発見される程度の物で大変貴重なものらしい。

人が触れた瞬間から魔力が切れるまで発動し、魔道具と違い、魔力を使い切ると塵になるため、現物が出回ることは無いそうだ。


実際、少なめに魔力を込めた物を放置していたらいつの間にか塵になっていた。


明かりを灯すだけの魔法も出来ないかと試して見たがダメだった。

何がダメなのか暫く考えていたが分からずにいた。

爺さんに言われるまで全く気付かなかったが、僕の部屋の明かりも魔道具なので参考になるのでは無いかと言われた。

何年も暮らして居たのに気付かなかったとはまさかの事態である。


試しに取り外して確認して見ると、

大まかな流れは魔法と同じだが根幹が全く違い、むしろ治療の魔道具の方に近い流れがあった。


明かりの魔道具の流れを再現して見るときちんと明かりの魔道石が完成したが・・・


作ったのは不味かった。

かなりの明るさでしかも消せないのである。

魔力が尽きれば壊れて塵になるのだが、魔道石として安定すると、魔力が尽きるまでは何があっても破壊出来ないのだ。


夜寝る時も昼間でも光量がすごくて安眠妨害である。

箱に入れてみたが隙間からの光だけでも鬱陶しい。


その魔道石が壊れるまで睡眠不足が続くのだった。





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