◯10-6 ギャングとの激突!ミナト、アシュアさんと念願の共闘!?
さあ、ギャング対アシュアさん、ミナト!
ギャング、ヴェノム・ハウンドのアジト。
そこでは複数のギャングの男とアシュアさんが向き合っていた。
「さ~てと、今回の目的は下っ端じゃないしさっさと終わらせるか~!」
「さっさと終わらせるだと………?お前なんかに俺らが負けるわけねぇだろうが!」
「まあまあ、そんな意地張らないで大人しく倒れといてよ!」
そんなことを話している内に、アシュアさんはもう男の懐にいた。
「え、速っ…………」
男は先程の余裕そうな表情から、一気に顔が青ざめていく。
「はいは~い、寝ててね~!」
ボゴォッ─────────────
「ぐぼぁっ……………」
アシュアさんのパンチをモロにくらった男は、その場に倒れた。
(何で軽く殴ってあんな威力出せるんだ…………?めちゃくちゃ謎だ……………)
「おい………まじかよこの女!」
「思ったよりやばくないか?ど、どうする?」
「どうするって言ったって、やるしかねえだろ!」
その場面を見たからだろう。他の下っ端たちが話し合いを始める。
「それで、どうするの~?まだやる?」
「やるに決まってるだろ!」
「簡単に降参するほど、俺たちは甘くねえぞ!」
そう言って、二人の男がアシュアさんに突っ込む。
しかし──────────
「動き、単調すぎ!そんなの避けられない方が難しいよ~?」
アシュアさんはその二人の攻撃を軽く避けた。
「おいおい、マジかよ……………」
「それじゃあ二人も、さっさと寝ててね!」
次の瞬間、アシュアさんが二人の腕を掴む。
そして……………………
「よいしょっと!」
アシュアさんが二人を後方へと投げる。
そのまま二人は壁へと激突し、意識を失った。
(う~わ…………えげつな………………)
なんか見てて可哀想になってきた。
自分が敵だったらと思うと…………って感じだ。
「ねえ、さっさと降参してよ~!こっちもあんまり戦いたくないし………」
「くそ…………………………」
「ど、どうする?降参しちまうか?」
「いやでも、降参したら後でボスに怒られるし……………!それで戦っても負けるし……!」
アシュアさんの言葉で下っ端たちが降参しかけた時だった。
「何だ騒がしいな…………何かあったのか?」
アジトの奥から、男が現れる。
「カイルさん!こいつらがカチコミに来たんです!」
「ほぉ………それは見逃せないな」
そう言って、カイルと呼ばれた男がアシュアさんに近づいていく。
「なになに?私と戦うの~?」
「もちろんだ。カチコミしてきた奴は許さん。絶対に殺す」
「いいねその論理。嫌いじゃないよ!」
そう言って、アシュアさんとカイルが向き合う。
「ミナトくん!下っ端お願い!絶対勝てるからさ!」
「わ、分かりました!頑張ります!」
どうやら、俺も戦うことになったようだ。
(よし、こういう時に戦うのは初めてだ!やってやるぞ!)
────────────────────
アシュアさん視点。
「さて、どんな戦い方してくれるのかな?期待してるよ!」
「まあそう慌てるな。今から見せてやるからな」
そう言って、カイルは刀を抜く。
「おっ、刀か………!剣士と戦うのは久しぶりだなあ!」
「じゃあ行くぞ。覚悟!」
カイルが刀を引き連れてアシュアさんに突っ込んでくる。
そして……………………
「真っ二つになるといい!」
カイルが刀を振り下ろす。
シュッ───────────
だが、アシュアさんはその袈裟斬りを簡単に避けてみせた。
「へぇ…………結構やるじゃん!今のもギリギリだったよ~!」
「いや、全然余裕だっただろう?表情で分かる」
(こいつ、結構やるかも…………めんどくさいな~!速攻で終わらせよっと!)
「よっし!さっさと終わらせるよ!まだしないといけないことがたくさんあるしね!」
そう言って、アシュアさんがカイルに突っ込む。
「ん……………?」
(こいつ、動きが読みづらい!どこから来るか予測できない!)
「ほら、ここだよ!どこ向いてんの?」
アシュアさんがカイルの死角に現れる。
「そこか!」
その場所に向かって、カイルは刀を振り下ろす。
「ちっ、躱されたか!」
だが、アシュアさんにその攻撃は当たらない。
「ほらほら、次はこっちだよ!」
「また死角に……………!今度こそ死ね!」
カイルがまたもやアシュアさんに刀を振り下ろす。
「今度は避けないよ!えい!」
アシュアさんは、振り下ろされる刀に手を伸ばす。
「バカが!刀に触れてどうするつもりだ!このまま真っ二つになっとけ!」
そして、アシュアさんの手が刀に触れた次の瞬間………………
パキーン!──────────
「…………………は?」
なんと、刀が原型を留めないほど粉々になったのだ。
「お前………何をした……………」
「え~?ただ“自然に還した”だけだよ~?」
「何だと……………………」
アシュアさんの能力の一つ、自然支配。
まさかの、自然に還すということもできるらしい。
「じゃあ武器も無くなったし、これで終わりだね!」
アシュアさんがカイルに拳を振り上げる。
(こいつ…………なんて奴だ!こんなことなら、戦わなければよかった…………)
ドゴオッ───────────
「ぐぼあっ………………!」
アシュアさんの拳が、カイルの腹部に直撃した。
そしてカイルは血を吐きながら、その場に倒れた。
「さて、ミナトくんはどうかな…………?」
そう言って、アシュアさんは横を見る。
──────────────────────
ミナト視点。
アシュアさんとカイルの戦いが決着する少し前。
「あの女には負けても、お前には負けるか!」
「お前だけでも殺す!」
俺は言われた通り、下っ端たちの相手をしていた。
(後二人!もう少しだ!アシュアさんも横で頑張ってるし、俺も頑張らないと!)
「こっちこそ、お前らなんかに負けてたまるか………よっ!」
「ぐはぁっ!」
「あとはお前だけだ!」
「ひでぶっ!」
俺はオーラを付与した拳で、残りの二人も倒した。
(よし………終わった!これ、結構自信になるな…………………)
「よしよし、終わったね!よくやったよ~!」
「アシュアさん!そっちも終わりましたか?」
戦いを終えた俺たちは、一ヶ所に集まる。
「うん!ボッコボコにしたよ!」
「さすがですね!」
「じゃあ、ボスのところに行こうか!多分この先にいるはずだよ!」
「分かりました、行きましょう!」
ということで、俺たちはボスの元へと向かうのだった………………
次回、ボスと面会します!一体結末はどうなるのか………お楽しみに!
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