◯10-3 街中巡りをしていたら……………?
昨日投稿できなくてごめんなさい!今日はちゃんとやりました!
「さてと……………何かあったかいものを売ってる店はないかなっと!」
俺たちは目的が決まったことで、街中をどんどん歩き進めていく。
「う~ん、今の所は全然ないですね………………」
「いや~、困ったね~」
道路の両側にある店を、俺たちは交互に見ていく。
(う~わ…………首を横に動かしすぎて、首が痛くなってきた…………)
その時──────────
「あっ、ここの路地裏とかどうですか?」
俺が、道の右側にこの街にしては明るい雰囲気の路地裏を見つけた。
「ミナトくん…………この街の路地裏に入る気なの~?」
「あっ………………………………」
(言われてみれば………………ここやばい街だったんだった!)
「入ったらやばいですかね?」
「う~ん、私もこの路地裏入ったことないんだよね!」
「ど、どうしますか?覚悟決めて行ってみますか?」
「う~んそうだなぁ……………知る人ぞ知るみたいな店がありそうだし、行ってみようか!」
「はい!分かりました!行きましょう!」
ということで、俺たちはその路地裏で店を探すことにしたのだった。
何も起こらないといいけどなぁ……………………
─────────────────────
路地裏に入ってから、数分後。
「……………路地裏入っても変わらなかったですね」
「そうだね!これは…………ミナトくんのせいだよ~?」
「本当にすいませんでした!腹を切ってお詫びします!」
「いやいやいや!そこまでしなくてもいいから!落ち着いて!」
「アシュアさん……………流石に冗談ですよ!」
冗談のつもりだったのに、まさかこんなことになるとは………
アシュアさんの人の良さがめちゃくちゃ滲み出てる。
たぶんリルアさんだったら、『あらそう………………じゃあひと思いにやっちゃいなさい!』なんて言うだろうな………………
「なんだ~冗談か~!ミナトくん、心臓に悪いよ~!」
「謝ったのにまた迷惑かけちゃってごめんなさい…………」
「まあまあ!早くいいところ見つけてゆっくりしよ!」
「は、はい!頑張ります!」
俺たちが歩きながらそんなことを話していると──────
「あれ?ここ………………!」
アシュアさんがある店を見つける。
「何見つけたんですか?」
「ほら見て見て!スープ専門店だって!」
「す、スープ専門店!?そんなのあるんだなぁ…………」
俺たちが見つけたのは、スープ専門店。今一番求めている店だった。
どうやら現実にもあるらしいが、俺は行ったことが一回もない。
「よし!入ってみようか!」
「あっ!ちょ、ちょっと待ってくださいよ!」
俺は急ぎ足のアシュアさんに何とかついていき、店に入ろうとする。
しかし────────────
「あれ………………?開いてないのかな~?」
「そ、そうですね。お休みなのかなぁ……………」
せっかく見つけたお店だったのだが、開いていないようだった。
(ま、また店を探すところからか…………)
俺がそんなことを思っていると………………
「ミナトくん、見て見て!開店時間が書いてあるよ!」
「あっ、本当ですね…………」
どうやら開いていなかった理由は、開店時間ではなかったからだったらしい。
「今からあと十数分後くらいだね!ここに椅子あるし、座ってそれまで待ってようか!」
「そうですね、待っておきましょう!」
こうして、俺たちは開店時間まで大人しく座って待つことにした。
そして、開店時間まであと数分となった時────────────
「いやぁ…………さっきより寒いですね………」
「そ、そうだね……………まあ昼に近づいてきてるし、しょうがないよ!」
「え………?どういうことですか?」
普通、昼に近づいていくにつれて気温は高くなっていく。
だから、今のアシュアさんの言葉は逆のような気がするのだが……………
「えっとね、この街は昼に近づくにつれて寒くなるんだ~!だから深夜が一番暖かくて、真っ昼間が一番寒いって言うことになってるんだよ~!」
「な、なるほど………………なんかすごいですね!」
(な、なんかいつものに慣れていると、すぐ風邪ひきそうだな………………)
俺たちがそんな話をしていると……………………
「おっと、すまねえなお客さん!こんな寒いのに外で待たせて」
俺たちの目の前に現れたのは、いかにも“私が店主です”という雰囲気を纏った男性だった。
というか、さっきの口ぶりから見ても店主さんで間違い無いのだろう。
「いえいえ!全然大丈夫ですよ!」
「ちょっと待っててくれな!今から店開けるからよ!」
そう言って、店主さんは店の中へと入って行った。
「良かったね、ミナトくん!」
「そうですね!」
何とか、俺たちは安心することができた。
あの探している時のことを思い出すと、こうなるのも当然だろう。
そして、数分後─────────
「待たせたな、お客さん!どうぞ入ってくれ!」
「あ、はい!お邪魔します!」
「お邪魔しま~す!」
俺たちは店主さんの声で、店の中に入る。
「お客さん、これがお品書きだ!さあ………どれにする?」
「そうですね………………」
「う~ん、どうしようかなぁ…………」
俺たちはメニューとにらめっこする。
「じゃあ、この玉子スープで!」
「じゃあ私はこの海鮮スープで!」
「了解!じゃあ作ってくるな!」
注文してから数分後─────────
「ほい!玉子スープと海鮮スープ!」
「ありがとうございます!いただきます!」
「めっちゃ美味しそう!いっただきま~す!」
そうして俺たちは運ばれてきたスープにがっつく。
冷えた体に染みる…………温かくてめちゃくちゃ美味しいスープだった。
「店主さん、ごちそうさまでした!」
「美味しかったで~す!」
「そりゃあ良かった!」
「じゃあお会計を……………………」
俺たちは会計をしようとする。
だが……………………
「いやいや、金はいらねぇよ!」
「え……………?」
なんと、店主さんがこんなことを言い始めたのだ!
「寒い中長らく待たせちまったし、お詫びも込めてな!」
「いやいやいや!流石に払いますよ!美味しい思いさせてもらいましたし!」
「そんなに払いたいか……………?」
「はい、もちろん!」
「じゃあ、金の代わりに…………お客さんにやって貰いたいことがあるんだが、いいか?」
「わ、分かりました!アシュアさんもそれでいいですか?」
「うん、大丈夫だよ!何でもやるよ~!」
ということで、俺たちはお金の代わりに店主さんのやって欲しいことをすることになった。
だが………この“やって欲しいこと”があんなことだなんて、俺たちはまだ知る由もないのだった。
やって貰いたいこと……気になる!次回、お楽しみに!
よければ感想、下の星もポチッとお願いします!
続きが気になった方やこの作品を気に入ってくれた方はすぐ下のボタンから【ブックマーク】もぜひよろしくお願いします!




