◯9-6 豪華な宿へレッツゴー!そして近づく闇…………
今回は宿にいきますよ〜!最後にはちょっとミナトがヤバいことをしでかすかも………?
「お~い!迎えにきたよ~!」
遊園地巡りが終わって数分後。
俺たちはフリムさんを迎えに医務室へやってきていた。
「よっ、お前ら!遊園地は楽しめたか?」
「めっちゃ楽しかったよ!ね~ミナトくん!」
「はい!楽しかったです!」
「なら良かった!さてと…………じゃあ宿に行こうか!」
「おっ、来た!楽しみにしてたんだよね!」
どうやら、これから宿に向かうらしい。
「宿って、どんなところなんですか?」
「結構いいところらしいぞ!聞いた話によるとな」
「じゃあめっちゃ期待しとこ!」
「おい、あんまり期待しすぎるなよ!もし期待以下だったらお前、絶対俺のこと責めるだろ」
「おっ!その通り!よく分かってんじゃん!」
「だと思った!ったくお前ってやつは…………」
(それにしても、結構二人って仲良いよな……………将来結婚したりして!…………流石に俺の想像が過ぎるかな?)
「まあまあ、早く宿に行っちゃいましょう!」
「そうだね~!フリム、案内よろしく!」
「はいはい、分かりましたよ~だ」
ということで俺たちは医務室から、宿へと向かう。
───────────────────
数分後。
「さて、ここが宿だ!」
「おお……………言ってた通り凄そうですね………!」
俺たちの目の前にそびえ立っているのは、かなり縦幅も横幅も広い建物だった。
そういえば、この街に来た時に目立っていた建物があったが………ここだったのか。
「早速入ろう!楽しみだな!」
「そうですね!」
俺たちは期待を高めながら、宿の中へと足を踏み入れる。
「ごめんくださ~い」
中に入ると、装飾によってキラキラと輝いているロビーが視界に入る。
(すげぇ綺麗………もしかしてここ、現実でいう高級ホテル的な感じなのか?)
こういう感じの宿に泊まるのは、俺自身初めてだった。
「いらっしゃいませお客様!」
そして、宿のスタッフであろう人たちが迎え入れてくれる。
「すみません、部屋って空いてたりします?」
「え~っとですね……………2部屋だけなら空いておりますが………」
「そ、そうですか…………………」
どうやら、部屋は2部屋だけしか空いていないらしい。
つまり……………誰かは部屋で泊まれない。
「よし、またじゃんけんで決めよっか!」
負けられないゲーム、第二回戦が始まってしまうようだ。
「何でだよ!というか俺、一回負けてるから不安で仕方ないんだが…………」
「勝てばいいんだよ!勝てば!」
「お客様………2部屋のうち1部屋は2人部屋となっておりますので!皆様宿泊できますよ!」
「あ、あぶね~…………………助かった…………」
「良かったですね!」
「ちぇっ、つまんないの!」
何とか、この悪どいゲームから逃れることができたようだ。
「じゃあその2部屋で、よろしくお願いします」
「はい!かしこまりました!それでは、こちらがお部屋の鍵になります。ごゆっくりどうぞ」
俺たちは鍵を受け取り、部屋へと向かう。
渡された鍵の部屋は………………9階だった。
どうやら、この宿の最上階らしい。
「良かったね~、泊まれて!しかも最上階!」
「でも階段登るのはしんどいけどな!」
「それは言わないお約束でしょ!」
そう、この世界にはエレベーターなんて便利なものはない。
だから、9階までは階段で登るしかないのだ。
(ここまでエレベーターが恋しいと思ったのは初めてだ………………)
「まあ、頑張って登ろうぜ!」
「うん!」
その時、俺はあることを思い出す。
「………そうだ、部屋割りはどうするんですか?」
そう、部屋割りだ。
部屋があっても、人を分けれてないんじゃ意味がない。
「そう言えば………………決めてなかったな。よし、さっさと決めてしまおう」
ということで部屋に向かう道中で部屋割りを決めることにした。
「さて、どう分けようか…………………男女で分けるか?」
「私一人は嫌だ!誰かと一緒がいい!」
「じゃあ俺かミナト、どっちか選べ」
「そんなのミナトくんに決まってるじゃん!誰が好んでフリムと寝るかっての!」
「はぁ……………そう言うと思った!なんか俺の扱い酷いよな、ソルナって」
フリムさんが呆れたように声を出す。
「しょうがないじゃん、フリムをいじるの楽しいんだから!」
「何だよその理由!」
「あ、あの~?部屋着きましたけど………………」
俺たちが移動しながら話していると、部屋に到着した。
「おっ、着いたんだな」
「よっし!ミナトくん!早く部屋行くよ~!」
「ちょ、ソルナさん!今日引っ張りすぎですって!」
ということで俺はソルナさんに腕を引っ張られて、部屋へと入った。
「ったく、あいつらは………………さっさと俺も部屋入るか」
そう言って、フリムさんも部屋へと入っていった。
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一方、俺たちの部屋の中では…………………
「ほら見てミナトくん!この景色!」
「わぁ……………すごい良い景色ですね!」
その部屋の窓からは、今日巡った遊園地や街の景色を一望することができた。
夜は夜で、昼とは違った綺麗さがある。
「さ~てと、私お風呂入りたいんだけど、先入っちゃっていい?」
「あ、全然大丈夫ですよ!」
「オッケー!じゃあ入っちゃお!…………ミナトくん、一緒に入る?」
「……………………え?」
(い、いきなり何言ってんだこの人!?一緒にお風呂って…………いやいや………)
「入るの~?入らないの~?」
「は、入るわけないじゃないですか!」
「な~んだ、残念!じゃあお風呂行ってくるね!」
「じゃ、じゃあ俺はちょっと散歩行ってきますね!」
「いってらっしゃ~い!気をつけるんだよ?」
そう言って、ソルナさんはお風呂場へと姿を消した。
(マジで何であんなこと言ったんだろ、ソルナさん。まさか…………俺のことが…………?いやいや、ありえないよな!でも、今思えばこれまでの行動も…………)
「…………よし、考えるのはやめよう!一旦、外出るか!」
そうして俺はソルナさんの行動に疑問を持ちつつも、外へ散歩へと向かった。
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「やっぱ、部屋から見るのと外から見るのじゃ景色全然違うな………」
俺は適当にそこら辺をほっつき歩いていた。
「どこか行く所とかないかな……………あっ」
その時、俺が見つけたものは………………
「出たな、闇!」
そう─────────カジノだ。
「…………ちょっとくらい、行ってみても良いよな?」
(後でソルナさんに怒られそうだけど…………!)
ということで、俺は興味津々でカジノに向かうのだった。
そこが、魔の入り口だなんて知らずに…………………
次回はミナトがカジノに…………どうなるんでしょう!?お楽しみに!
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