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記憶喪失(嘘)になった男がなぜか最強のお姉さん2人に匿われることになった!?  作者: りあ
第9章 ただいま!え……?新しい仕事ですか!?
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◯9-2 俺、またどこか行くの!?

またもやどこかに行かされる…………?



リベンジマッチが終わって、数時間後。


「…………………はっ!」


俺は自室のベッドで目を覚ました。


「あ~あ、俺また負けたのか…………マジ悔しいな………」


あの戦い、善戦したみたいになっているが……………

結果だけ見れば無傷と失神。つまり、前回と結果としては何も変わっていないのだ。


まあ今回は自滅じゃなくて、リルアさんにボコボコにされたからまだいいのだが………


(俺、いつになったらリルアさんに勝てるようになるのかな?一生勝てない気がするが………)


コンコン────────────


そんなことを考えていると、部屋の扉が叩かれる。


「は~い、どうぞ~」


「そろそろ起きてるかと思って見に来たら………ちゃんと起きてたわね」


部屋に入ってきたのは、リルアさんだ。


「まあ結構寝てましたからね…………………」


「あっ、そうそう。ミナト、あなたには明日行ってもらうところがあるわ」


「……………………へ?」


(おいおい……………何でこうなっちゃうんだよ!)


「じゃあ、そういうことだからちゃんと準備しておくのよ」


「ちょっ、ちょっと待ってくださいよ!俺今度はどこ行かされるんですか!?」


「……………知りたい?」


「そりゃ、知りたいなら知りたいです!」


「分かったわ。じゃあ一階に降りてきて。そこで話してあげるから」


「分かりました!」


どうやら、今回はちゃんと行き先を教えてくれるらしい。よかった。


ということで、俺たちは一階へと降りる。


「さて、じゃあ話してあげるわよ」


「何で今回は話してくれるんですか?」


「本当は話したくなかったんだけど、カレンシアに『お前はちゃんとどこに行くか教えてやれ!ミナトが不安な気持ちになるだろ!』って怒られたから……………」


「な、なるほど………………………」


カレンさん、あの時『説教しておく』って言っていたけど本当に説教したんだな………


「ってことだから話すわ」


「オッケーです!お願いします!」


「ミナトに明日、行ってもらうのは………………」


「行ってもらうのは…………………?」


「…………ソルナのところよ」


「……………………………え?」


めちゃくちゃ身近な人の名前が出てきた。


また変な場所に行かされるのかと思ったのだが……………………


「ソルナさんのところで何するんですか?」


「それは…………ソルナから聞きなさい」


「………カレンさんに言いつけてやろ」


「ちょっ、やめなさい!あいつ、説教バカみたいに長いのよ!」


「それは言えますね!」


俺だって、あのバカ長い説教を受けたから分かる。

あれは……………一種の拷問だ。


「まあ、ここでは言わないわ。でも、ミナトの成長には繋がる………それだけは言っておくわ」


「…………分かりました!それでいいです!」


「良かったわ。じゃあ今日はもうフリーよ。好きにしなさい」


「はい!」


ということで俺は、明日の何をさせられるか分からないことに対して結局不安を抱えつつ…………休息を取るのだった。


まあソルナさんだし…………………大丈夫だろ!


──────────────────────


翌日。


「じゃあ、行ってきますね」


「いってらっしゃい。頑張ってね」


(………‥頑張ってね?絶対肉体労働系のことやらされるじゃん!)


「ま、まあ………頑張ります」


カランカラン────────────


そう言って、俺は家を出る。

足取りは………‥前回よりも軽くはなっていたが、少し重かった。


数分後。


「さて、着いたぞ……………ここも久しぶりだな…………」


俺はソルナさんのいる、ギルドに到着していた。

久しぶりでも、外見の雰囲気は変わっていない。


カランカラン──────────


「お邪魔しま~す」


俺は入り口の扉を開けて、ギルドの中に入る。


すると…………………


ドタドタ───────────


「ミナトくん!久しぶりだね!会いたかったよ!」


ソルナさんが、店の奥から急ぎ足でやってくる。


「お久しぶりです、ソルナさん」


「元気してた?私、めっちゃ心配でさ!」


「大丈夫ですよ!ちゃんと元気にしてましたから!」


「ならよかった~!」


むぎゅゅう──────────


そう言うと、ソルナさんが俺に抱きついてくる。


「ちょ、ソルナさん!?」


「……………あっ、ごめん!いきなりこんな抱きついちゃって」


「いえいえ、大丈夫ですよ!」


(……………やっぱいい匂いだな、ソルナさん)


「それで………何で俺はここに来させられたんですか?」


「あれ?リルから聞いてないの?」


「全然聞いてません!」


「オッケー!じゃあ説明するね」


ということで、ソルナさんが色々と説明を始めた。


「実はミナトくんがいなかったこの2ヶ月で、リルとアシュと私で“あること”を話し合ったの」


「あること…………?何ですか?」


「ミナトくんの記憶喪失について!」


「き、記憶喪失についてですか…………!?」


(ま、まさか……………バレた!?嘘だろ…………ここに来て!?)


「そう!ミナトくん、記憶喪失で大変でしょ?」


「そ、そうですね……………………」


「だからさ………いろんなところ行っていろんなものを知っていけば、何かがトリガーになって記憶が戻るんじゃないかって考えたんだ~!」


「な、なるほど……………………」


(よかった………バレたわけじゃなかったんだ…………)


どうやら、俺の懸念していたことは全て杞憂に終わったようだ。


「ってことでミナトくん!今日から私と冒険だよ!」


「あっ、ソルナさんと行くんですか?」


「うん!なんかリルが『ソルナが行ってあげた方がミナトのためになる』って言ってたから」


「……………そうなんですか?」


「私も全然分かんない!どういうことだろうね?」


一体リルアさんは何を考えてこの人選にしたのだろうか?

実際、俺はソルナさんが戦闘面でどれだけ強いか全く知らない。


待てよ………?もしかして自分が行くと、自分で全部敵を倒してしまうことを懸念してソルナさんに行ってあげてって言ったのか?


流石に考えすぎかな…………………………?


「まあ……………一旦、冒険の準備しましょう」


「そうだね!」


俺たちは考えるのをやめて、冒険の準備を始めた。

今回はちゃんと歩きやすい荷物量にしておこっと…………………


──────────────────────


そして、1時間後。


「よし、準備はいいね?」


「はい!バッチリですよ!」


俺たちは冒険の準備を終えて、出発しようとしていた。


「あの………どこに行くんですか?」


「実はね…………この冒険に同行する人がもう1人いるんだ~!」


「そ、そうなんですか?」


「うん!だからまずはその人のところに行くよ!」


「分かりました!」


「じゃあ出発~!」


(誰なんだろうな…………………‥俺の知ってる人かな?)


ということで、俺たちの冒険が始まった。

俺の記憶喪失を治すための旅に!


あれ?なんか罪悪感出てきたな…………………………




さあもう一人の同行者とは誰なのか!次回もお楽しみに!よければ感想、評価、ブクマよろしくお願いします!

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