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◯8-4 特訓本格始動!まずはオーラの特訓!

本格的な特訓します!


翌日。


「おい、起きろ!ミナト、起きろ!」


「んあ…………………?」


俺は身体を揺らされる感覚と、耳に響く大声によって目覚めた。


「よし、起きたな!おはよう、ミナト!」


「カレンさん、おはようございま………痛ててて!!」


「おい、どした!?いきなりそんな痛がり始めて!?」


「わ、分かんないです!いきなり全身が痛くなって!」


俺の身体には、謎の痛みが走っていた。

痛すぎて………動こうにも動けない。


「相当痛そうだな……………ちょっと触るぞ」


「は、はい」


「ここら辺はどうだ?」


「痛った!そこが一番痛いです!」


「そうか………………」


カレンさんが顎に手を当てる。


「よし、分かったぞ」


「わ、分かったんですか!?俺が感じてる痛みの正体が!」


「ああ、もちろんだ」


「教えてください!」


「もちろんだ。ミナト、お前が感じてる痛みはな…………」


ゴクリ───────────


「………………ただの筋肉痛だ!」


「……………え?」


痛みの正体は、まさかの筋肉痛だった。


「ま、マジですか?こんなに痛い筋肉痛初めてなんですけど………」


「それはお前が運動不足すぎるからだ!毎日きちんと身体を動かしているか?」


「う、動かしてるつもりなんですけどね………」


「まあ、数日特訓を受けていれば運動不足が解消されるから筋肉痛に心配はないぞ!」


「今日は………どうすればいいですかね?」


「そうだな………動けないんだもんな………」


身体が動かないということは、特訓も出来ない。

どうにかして、動かせるようになる方法はないだろうか?


「しょうがない、今回は私がどうにかしてやる!」


「ど、どうするんですか?」


「まあ…………見てろ」


カレンさんが俺の肩に手を置く。

すると────────────


「うわ、何だこれ!?」


俺の身体の周りに、オーラが漂い始めた。

そしてそれは、俺の体内に消えていく。


「一旦、ミナトの筋肉に私のオーラを付与しておいた。これでオーラが痛み止めのように作用して、痛みを感じなくなるはずだ!」


「確かに、痛みを感じなくなりました」


「だろう?これで今日も特訓が出来るぞ!」


「ありがとうございます!頑張ります!」


カレンさんのおかげで、何とか今日は特訓ができそうだ。

助けてもらった分、全力で頑張らないとな……………


──────────────────────


「さて、今日はオーラの特訓をしようか!」


「お願いします!」


「じゃあまずはオーラを出してくれ!それを見て何をするか決める」


「え~っと……………オーラの出し方が分からないんですけど」


「……………は?」


カレンさんが驚いたような顔をする。

流石に出し方が分からないとは思っていなかったのだろう。


「ほんと、すいません…………」


「全然大丈夫だ!ただ、リルアからオーラのポテンシャルは最高級と聞いていたから、まさかオーラの出し方を知らないとは思ってなくてな……」


「俺のオーラ、そんなにすごいんですか?」


「自分で分かってないのか!?」


「今まで出した時も自覚なしで出してたので……………」


俺は何回かオーラを出したことがあったが、全部無意識に出ていた。


「なるほどな………じゃあまずは出し方から説明しよう」


「お願いします!」


「出し方は簡単だ。腹の底から力を出してみろ!そうしたら出るはずだ」


「や、やってみます!」


俺は言われた通り、腹の底から力を出してみる。

すると………………


俺の身体に、何かが纏わり付いた感覚を感じた。


「出来たな!」


「よかった……………」


どうやら、きちんとオーラを出すことができたらしい。


「それにしても…………本当にすごいオーラだ。オーラ量は多くはないが、質が素晴らしい」


「そ、そうなんですね……………」


「でもな、質が良くてもそれを使う技術がなければ意味がない!ということでこれからは、オーラ量を増やす特訓とその技術を教えてやろう!」


「分かりました!」


ということで、オーラについての特訓の内容が決まった。

体術の特訓よりかは…………キツくなさそうだ………


というか、体術の特訓がおかしいだけだ!

バカみたいに走り込みさせられるし、横の動きを鍛えるためという理由で反復横跳び500回連続でさせられたし…………………

あ~、思い出すだけでしんどくなってきた。


まあ、どうせ明日とかにまたやるんだろうけどな。


「まずオーラ量だが………これは毎日30分ずつ、オーラの発生を維持し続けることをすれば自然と伸びるだろう。ミナトのポテンシャルならな!」


「普通の人は違うんですか?」


「そうだな。例を言うと私はポテンシャルが皆無だったから、毎日ずっとオーラを維持しながら走り込みしてたな!別にミナトもやりたいならやってもいいが………きついぞ?」


「じゃあやりません」


「だろうな!昨日普通に走り込みしてて、バテてた奴がするわけないよな!」


カレンさん、どうやら俺のことが少しずつ分かってきたみたいだ。

良いことなのか、悪いことなのかは分からないが………………


「じゃあ次はオーラ技術についてだが…………ミナトはどのくらい知っている?」


「え~っと、リルアさんがオーラで治療してるのとか、弾幕飛ばしてるのは見たことがありますかね」


「そうか………じゃあまずはその弾幕の出し方を教えてやろう!」


「やった!ありがとうございます!」


実は、俺は弾幕を出してみたかった。

リルアさんの弾幕を見てから、憧れていたのだ。


「まずはオーラを手のひらの先に送るようにするんだ」


「こんな感じですかね……………」


「それを前に押し出す感じで放つんだ!今回はあの的にでも撃ってみろ」


「はい!」


俺は教え通りにやってみる。

すると……………………


バァン!─────────────

俺の手から弾幕が飛び出し、目の前の的に直撃した。


「よっしゃ………できたぞ!」


「本当、ミナトはセンスありすぎだな。私もそんなセンスが欲しかった………」


「それはまあ………しょうがないですよ」


「お前、煽ってるだろ!言っておくが、実力の分だと私の方が圧倒的に上だからな!」


「頑張って頑張って、将来超えてやりますよ!」


「それはいい目標だな!最終的にはリルアに勝てるように頑張るんだぞ!」


「それは絶対無理です!リルアさんは頭おかしいくらい強いので!」


「まあな………というかあいつはまず能力がチートなんだよ!」


「ですよねですよね!」


「あっ、そうだ………」


カレンさんが何かを思い出す。


「能力についての話をしていなかったな!弾幕の特訓が終わったら話そうか」


「オッケーです!」


オーラの次は能力。カレンさんは一体どんな指導をしてくれるんだろうか……………

キツくないといいな…………!




次回は能力特訓!お楽しみに!よければ感想、評価、ブクマよろしくお願いします!

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