◯7ー3 サマーフェスティバル、開催!
サマーフェスティバルが始まります!
2週間後の朝。
俺たちはリビングに集まっていた。
「さて、今日がサマーフェスティバルの開催日よ」
「ついにか~!ほんと、待ちくたびれたよ!」
「ちゃんと働いてくださいね、アシュアさん」
「大丈夫!今日はやる気あるから頑張るよ!」
カランカラン──────────
その時、ある人物がやってくる。
「おっ、3人とも準備はできてるみたいだね」
「来たわね、ソルナ」
そう、ソルナさんだ。
今日はソルナさんの指示で色々動いていくらしい。
「あんたに指図されるのはなんか違和感あるけど、運営ならしょうがないわね」
「そうだよ!今日は3人とも私のしもべだから!」
「………もし変にこき使ったら、後でやばいことになるかもしれないわよ?」
「そこは最大限努力するよ………リルには怒られたくないし」
やっぱりソルナさんも、リルアさんが怖いようだ。
今の所、俺はあんまり怒られていないが………その怖さが分かっている。
もし本気で怒られたら、どうなってしまうんだろう。
…………………想像しないでおこう。すればするほど、怖い。
「それじゃあ、揃ったことだし行こうか!」
「はい!」
そうして、俺たちは会場へと移動した。
─────────────────────
「ここが…………会場か………」
綺麗に飾り付けられた、装飾。
そのバックには、木々がゆらめいている。
すごく自然的で綺麗な場所だった。
ここで、サマーフェスティバルが開催される。
「前の場所とは違うのね」
「毎年変わるんだよ~!今年はここらしい」
「いい場所じゃん!ザ・祭りみたいな雰囲気で!」
「それで、3人の持ち場はこっちね」
俺たちはソルナさんが指差した場所へと移動する。
「ここか………結構見晴らしはいいし、売るにはいい場所ね」
「よ~し!3人で頑張って全部売るぞ~!」
「頑張りましょう!」
「2人はまだ手伝わなくていいわよ。ちょっと散策でもしてきなさい?」
「分かりました!」
ということで、俺たち2人は会場を散策することにした。
「結構広いですね、この会場」
「そうだね!前の時よりも広めかも……………」
「人も結構来そうだなぁ……………」
「あっ、ミナトくん!物盗りには気をつけるんだよ!こういうイベントの時はそういう奴らも多いからね!最近は被害も多いって聞いたよ!」
「そ、そうなんですね…………気をつけます」
もしかしてだけど………この世界って治安悪めなのか?
変な悪徳冒険グループもいるし、喧嘩ふっかけてくる奴もいるし…………
現実と比べると、絶対治安は悪いだろう。
「あ!ミナトく~ん!」
「あ、ソルナさん。どうかしたんですか?」
「姿が見えたから来ただけ!散策してたんでしょ?どう?」
「結構広くていいなって思いました!」
「でしょ~!でも広いってことは、迷う可能性も高いからね!気をつけるんだよ!」
「迷うわけないじゃないですか!子供扱いしないでください!」
ソルナさんまで俺のこと子供扱いするのかよ!
俺、一応17だぞ!子供の中だとデカい方だろ!
そんなに俺って子供っぽく見えるのか………………?
「まあ頑張る時は頑張って、楽しむ時は超楽しむんだよ!じゃあ私は運営の仕事があるからこれで!」
「ソルナさんも頑張ってくださいね!」
「うん!じゃあね~!」
そうしてソルナさんは戻っていった。
「そろそろ私たちも戻る?」
「そうですね。戻った方がいいかもしれません」
「じゃあ戻ろ~!」
ということで、俺たちも戻ることにしたのだった。
───────────────────
「戻りました~」
「あら、ちょうどいいところで戻って来てくれたわね」
リルアさんの手元を見ると、焼きそばが完成していた。
「すごいいい感じじゃないですか!」
「でしょ?前より上手く出来たと思うのよ!だからちょっと味見して欲しいくれるかしら?」
「分かりました!」
「私も味見する~!」
「アシュア、あなたはダメよ。絶対食べすぎるからね」
「え~!?そんなことしないって!信用してよ!」
「絶対無理ね」
リルアさんは食べ物に対してのアシュアさんを信用していない。
まあ一回、やらかしてるからな……………………
「ってことでミナト、食べて」
「はい!」
「前みたいに黙り込まないでよ」
「…………精進します」
ということで、俺は焼きそばを口へと運ぶ。
「…………前より美味いです」
「本当?良かったわ」
リルアさん、この2週間で焼きそばのクオリティ上げてきたな。
何でこんな美味しく作れるんだろう…………?
たぶん、もう俺より上手く作れるだろうな。
そもそも、最初に作った時から負けてたか……………
「いいな~!私も食べたい!」
「サマーフェスティバルが終わった後にいくらでも作ってあげるわよ」
「やった!我慢した分、いっぱい食べるぞ~!」
「さてと、じゃあ飾り付けをしてくれるかしら?開始まで後少しだし」
「分かりました!」
そろそろ、始まるみたいだ。
何だか……………緊張してきた。
「あれ!?私の自信作の人形は!?」
「ちゃんとここにあるわよ。ほら」
「良かった~!これがないと雰囲気50%減だよ!」
「子供に怖がられないといいですね」
俺たちはたわいもない会話をしながら、飾り付けを進めていく。
俺の作った的もどんどんと並べていく。
そして、数分後………………………
「よし、一旦こんなもんですかね」
「いい感じになったね!」
飾り付けが完了した。
俺はあまりこういうセンスはないのだが、今回はかなり上手く出来たと思う。
「ちゃんと景品は用意した?」
「用意してますよ!」
「じゃあ準備はオッケーね!」
「よ~し、頑張るよ~!」
「アシュアは仕事量2倍だから私たちより頑張らないとね」
「あれってマジだったの!?」
「マジに決まってるでしょ?」
「…………頑張りま~す」
ついに、サマーフェスティバルが始まる!
俺はワクワクが止まらなかった。
やっぱり緊張感もあるのだが…………………
だけど、俺ができることは頑張ろう!
次回からお客さんが入ってくる感じかな!お楽しみに!よければ感想、評価、ブクマよろしくお願いします!




