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◯7-1 いよいよ決定!出し物最終決定会議!

今回から7章!サマーフェスティバルに向けて本格化します!



海で起こった事件を解決した、数日後。

俺たち3人は、ある重要なことを始めようとしていた。


「………さて、最終会議を始めましょう。各自、何を提案するか決めてきたわね?」


「はい!」


「もちろんだよ!」


そう、サマーフェスティバルで出す物の最終決定会議である。

サマーフェスティバルの開催日は、今からだいたい2週間後。

そろそろ決めておかないと、日程的にまずいのだ。


「じゃあまず、アシュアから教えて」


「オッケー!私はもちろん食べ物系がいい!」


「やっぱりか……………」


大体、リルアさんも俺もこのことは予測済みだった。

……………というかここで食べ物以外を提案してきたら逆に驚く。


「あんた…………味見とか言って食べて、いつの間にか無くなってるなんてこと起こしそうね」


「ちょっと!そんなことしないって!売り物なんだから!」


─────アシュアさんには申し訳ないが、想像するのが容易すぎた。

後で怒られるところまでセットで想像できてしまう。


「次はミナトね。ミナトは何を提案してくれるのかしら?」


「え~っと、俺は娯楽系がいいかなって。射的とか………良さそうだし」


「射的ね………いいじゃない。ミナトが唯一、得意がれる物だものね」


「なんか、他にアピールポイントがないみたいな言い方ですね………」


「でも事実でしょう?」


「…………………」


俺は何も言えなかった。事実だからだ。


心にナイフがグサグサと刺さっていく………あの感覚を感じるだけだった。


「じゃあリルアは~?何かいい案あるんでしょ?」


「ん~っとね…………」


リルアさんが黙り込んでしまう。

まさかとは思うが……………………


「リルア、さては考えてきてないな~?」


「そんなわけないじゃない!?ちゃんと考えてるわよ…………」


「………嘘だね!顔に書いてあるもん!」


「な!?…………何で分かんのよ!?」


「どんだけ一緒にいると思ってんの!そのくらい分かるよ!」


さすがアシュアさん。リルアさんの冷静な表情の奥を見抜いて見せた。


「それで………何で考えてないんですか?」


「本当にごめん…………完全に頭から抜けてて…………」


「ミナトくんと私よりダメじゃん!?」


リルアさんは、たま~にこういうことをしでかす。

ということは、会議を始めた時の神妙な顔も作り物だったのか。

…………………そこは流石の冷静さである。


「じゃ、じゃあ!今思いついた提案なんだけどいいかしら?」


「今の時間で思いつけるんですね!?」


「それで~何~?教えて?」


「えっと、さっき提案してくれたアシュアの案とミナトの案をくっつけるのはどうかしら?」


確かに…………二つをくっつければ俺たち2人の案を反映できるし、お客さんもたくさん来る!

……………………俺たちの疲労度が限界突破することになるかもしれないが。

でも、かなりいい案だとは思う。


「いいじゃん!そうしようよ!」


「じゃあこれで決定でいいわね?」


「はい!」


こうして、色々あったが大まかな概要は決めることができた。


「じゃあ次は、具体的に何を売るか決めましょう」


「あっ!私、最近知った良い食べ物あるよ!」


「何それ?私も知らないものかしら?」


「たぶん知らないと思うよ!なんかね………茶色い食べ物で、すっごい美味しいの!」


「………そんなのリスカリーくらいしか知らないわよ」


「違うって!」


(茶色い食べ物か……………う~ん、焼きそばとか?いやいや、この世界にあるわけないか!でもな~カレーみたいなのもあったわけだし、ワンチャン………………?)


なんか最近…………現実の食べ物が恋しくなってきた。

この世界の料理ももちろん美味いのだが……………

やはり、17年も親しんできた料理が食えないのはやっぱり寂しい。

そんなことを考えていると……………


カランカラン──────────

店の扉が開く。


「どうも~ソルナで~す!リルいる~?」


やってきたのは、ソルナさんだ。

手には何かしらの紙と………クッキーの袋を持っている。


「ソルナさん!」


「ミナトく~ん!はい!これクッキーだよ!」


「ありがとうございます!」


「あら、ソルナ。何しに来たのよ?」


「いや、そろそろサマーフェスティバルじゃん?色々と書いてもらわないといけないことがあってね………………」


そう言うと、握りしめていた紙を机へと広げる。


「そういえばそんなのあったわね…………忘れてたわ」


「書いてくれないと出れないから、よろしくね~」


「分かったわ」


そうして、リルアさんは紙へと記入していく。


「…………まだ出すもの決めてないのよね」


「あっ、そうなの?」


「ええ、今ちょうど色々と会議しててね」


「ごめんね、邪魔しちゃったでしょ?」


「別にそれはいいわよ。でもそうだな………………」


リルアさんが不敵な笑みを浮かべる。

…………何するつもりだろうか?


「ちょうどいいところに来たし、ソルナもちょっと手伝ってよ」


「え?私も?」


「人が多い方が考えが多くなっていいじゃない?」


「………分かった!協力する!」


どうやら、ソルナさんが少し協力してくれるようだ。

めちゃくちゃありがたい。


「それで?今はどこまで考えてるの?」


「食べ物と娯楽を組み合わせようと思ってるの。今は食べ物の内容を決めてるわ」


「なるほど…………」


「ねえソルナ!茶色くて美味しい食べ物知らない?最近私が知ったものなんだけど」


俺たちには分からなかった、茶色い食べ物。ソルナさんは分かるのだろうか?


「ん~………茶色いか……………あれかな?」


「な、何ですか?」


「なんかヤキソバ………みたいな名前の食べ物なんだけど………初めて聞いたんだよね~」


………ヤキ………ソバ?おい!まんまじゃねえか!絶対これ焼きそばだろ!

もしかしてこの世界………現実に何かルーツがあったりするのか?

流石にここまでくると、疑ってしまう。


「あ~!それだよ〜!」


「良かった……合ってたんだ」


「アシュア、じゃあそれにする?」


「うん!リルアなら作れるよね?」


「たぶん………できると思うわ」


「やった~!」


これで………食べ物の内容は決まった。

あとは娯楽の内容だけだ。


「ミナト、娯楽は何をするの?」


「射的がいいです!得意なところ見せたいので!」


「分かったわ。じゃあそうしましょう」


これで、出すモノが全て決まった。

リルアさんが再度、紙へと記入していく。


「ソルナ、出来たわよ。これでいいわよね?」


「………………良さそうだね!後は準備だけ!頑張ってね!」


「頑張ります!」


「じゃあね!また来るから」


カランカラン──────────

そうして、ソルナさんは帰っていった。


「さて、じゃあ準備を始めましょうか。頑張るわよ」


「はい!」


「頑張るぞ~!」


こうして、俺たちのサマーフェスティバルが幕を開けた。

どんな、サマーフェスティバルになるんだろうか………


めちゃくちゃ、楽しみだ。



出し物が決まった!でも……まだまだ準備することはたくさん!次回も何かの準備回です!お楽しみに!よければ感想、評価、ブクマよろしくお願いします!

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