◯5-8 さっさと消えなさい……
さあ今回で決着だよ!どんな結末になるやら……
(な、なんだこのおぞましいオーラは!?この女は………やばい!)
リルアさんの放つオーラは大地を揺らすのではないかというくらい圧が強い。
「あんたはもう存在しなくていい………」
リルアさんは………ガクをゴミを見るような目で見ていた。
「な、何をする気だ」
そう言われたガクは…………恐怖する。
目の前にいるのは未知の力を持った敵。
自分より圧倒的に強い存在。
恐怖しないはずが…………ないのだ。
「あんたの存在を消す。あんたはこの世に存在しなかった奴になる」
「そんなこと…………できるわけが」
「できるわよ。”改変“発動」
リルアさんは改変を発動した。
「改変…………だと」
「改変内容:目の前にいる者の存在をこの世界線から消滅。過去、未来に存在しないものとする」
リルアさんが内容を読み上げた、次の瞬間。
「な、なんだこれは身体が消えていく………」
ガクの身体が少しずつ消えていく。
「消滅ね…………あんたの顔は2度とみたくないから良かったわ」
「お、おい……助けてくれよ…さっきのことは謝る!だから………」
ガクが助けを乞う。
だが─────────
「嫌よ」
「なっ………」
リルアさんはきっぱり断った。
「じゃあね、さっさと消えなさい」
そうしてリルアさんはその場を去った。
─────────────
消滅していく中で、ガクは思う。
(俺、色々と言いすぎたか?あの女の逆鱗に触れちまったのか?)
(はぁ、俺はつくづく運が悪いぜ。こんな女と戦うことになるなんてな…………)
「俺、地獄でも上手くやれるかな………はは」
そうして数十秒後、後悔を残してガクは消滅した。
そして、リルアさんはというと…………アシュアさんの元にいた。
「リルア!落ち着いて!このままだと周りにも影響が出ちゃう!」
「ごめん、そうしたいんだけど自分でも制御できなくなっちゃって」
なんと、あのリルアさんでも、オーラを制御できなくなってしまっていた。
「えっ?どうしよ!今は私が風壁で抑えてるから大丈夫だけど…………」
「ずっとは持たないわよね?」
「そうだね」
アシュアさんの風壁にも限界がある。
壊れる前に何とかしなければならない。
「リルアさ~ん!アシュアさ~ん!大丈夫ですか!」
すると、2人を探しにきた俺が向こうからやってくる。
「あっ!ミナトく~ん!」
「ミナト…………待っててって言ったのに」
「全然返ってこないから心配で来ちゃいました!それにしても…………」
俺はリルアさんの方を見る。
「リルアさんのオーラ、すごいですね。何と言うか、圧がすごい………」
「ごめんなさい。辛いでしょう?私もどうにかしたいのだけど、できなくて」
リルアさんが申し訳なさそうにする。
「う~ん、どうすればいいんですかね」
俺は頭の中で考える。
「………あっ!いい考えありますよ!」
そして、俺にいい考えが思いつく。
「なになに?教えて~?」
「調和を使えば抑えられるかもしれません!」
それは、調和を使った抑え方だった。
調和は、“安定させる”ということもできる。これなら抑えられるかもしれないと思ったのだ。
「確かにそうね………試してみてくれるかしら?」
「はい!調和、発動!」
次の瞬間────────────
「おっ!」
リルアさんの禍々しいオーラが消えていく。
「良かった………成功したみたいです」
「ありがとね、ミナト」
「全然、大丈夫ですよ!」
(ちょっとは恩、返せたかな?)
「何か後でお礼するわね!」
「は、はい!」
(お礼!?どんなことしてもらえるんだろうなぁ…………)
「じゃあ、あの女、どうにかしてこようかな」
「行ってくるね~」
2人がシリノの元へ向かおうとする。
「あの、男の方はどうなったんですか?」
俺は気になって聞いてみる。
「あいつは…………消した。私を怒らせすぎたのよ…………」
「えぇ!?け、消した!?」
(消したって…………怖すぎんだろ!リルアさんをガチで怒らせるのだけはやめとこ!)
「じゃあ行ってくるわ」
「は、はい!行ってらっしゃいませ!」
(俺もこの2人みたいになれるよう頑張ろっと!………あんな怖くはなりたくないけど)
そうして、またもや俺たちは黒月との戦いに勝利したのだった。
俺はほぼ何もできていない。そろそろ貢献したいな……
まさか……消してしまうなんて……リルアさん、末恐ろしい………。ということで黒月の第二陣との戦いも終結!次はどうなるかな?次回もお楽しみに!じゃあまたね〜感想評価よろ〜




