↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/76

◯5ー4 どっち側になるか………

実はね……5章って11個くらいあるんですよ!


戦闘後の路地。


黒月メンバー、クルフはリルアさんに傷を治して貰っていた。


「お前、回復までできんのかよ。あんな攻撃性能高いのに」


「まあね。あの店で救護的なこともしてるし」


「ほぉ~マルチだな」


クルフが感心したように言う。


「はい、治ったわよ」


「すまんな。まさか敵に治される日が来るとは思わなかったぞ」


「私も、敵を治す日が来るとは思ってなかったわ」


「…………はぁ~これからどうするかねぇ~」


クルフはため息をつきながら下を向く。


「他にも仲間はいるんでしょ?そこに戻りなさいよ」


「戻ったところで俺はもう貢献できないからな………意味がない」


「なるほどね」


(コイツ、ちゃんとチームに貢献しようって思ってるのね。いい奴じゃない)


「まっ、適当にそこらへんをほっつき歩こうかな」


「それも、生き様としてはいいんじゃないの?」


「おお、そう思ってくれて嬉しいぞ!俺はそこら辺を彷徨くのが好きなんだ」


クルフは肯定を得られて嬉しそうだ。


「じゃあな、迷惑かけてすまなかった」


「…………別にもういいわよ、そんな謝らなくて。気にしてないから」


「そうだ、一個聞いてもいいか?」


クルフが去り際にリルアさんに問いを投げようとする。


「何よ?」


「何であいつを殺したんだ?」


「それは…………」


リルアさんがその質問に答えようとした時────


「あっ!いた!こんなところで何してるんですか!」


俺が、路地にやってくる。

リルアさんがさすがに遅いので、探しに来たのだ。


「ごめんミナト。ちょっと色々あってね」


「あれ?さっきのお客さん?」


俺はクルフの存在に気づく。


「おい、さっさと説明してやれよ」


「言われなくても分かってるわよ」


そうしてリルアさんは俺に事の顛末を説明してくれた。


──────────────


「なるほど……俺が補充してる間にそんなことが」


「ええ。あっ、この流れで質問に答えようかしら」


「ああ、頼む」


リルアさんが理由を説明する。


─────────────────────


「なるほどな……………それはあいつが全面的に悪い」


「ほんとよ、どうなってるのかしら」


リルアさんがクルフを睨む。


「本当にすまん、確かにあいつはそういう感じはあったが…予測できなかった。というかそんな目で睨まないでくれ、さすがの俺も怖いぞ」


「ひどいわね、女性に面と向かって怖いだなんて」


「事実だろ」


「というか睨まれてるのは自業自得でしょう?」


「…………何も言えねえ」


クルフが口をつぐむ。


「まあまあ、しょうがないですよ!仲間でも分からないこと、ありますって!」


「まあ、今回は当事者のミナトがいいって言ってるし許してあげるわ」


(…………こいつが当事者だったら確実に俺たちは全滅だな)


「せめて、何かお詫びしよう…………そうだな……………」


クルフは顎に手を当て、考えを巡らせる。


「…………あいつらから何か情報が入ったら、お前らに教えるってにはどうだ?」


それの提案は、かなりいいものだった。


「…………結構いいわね。ミナト、どうする?」


「俺はそれでいいですよ!今後も有利になりそうだし」


俺たちはその提案を飲んだ。


「じゃあそういう事にしといてくれ……俺はあいつらのとこに帰るから、また来る」


「じゃあ、これからもよろしくってことで」


「ああ」


そうしてクルフは去って行った。


「黒月との戦いは続きそうですね………」


「そうね。でも大丈夫よ。私とアシュアがミナトのこと守るから」


「ありがとうございます!」


やはり、安心感がすごい。


「アシュアにも今日のこと言っておこうっと」


────────────────────


数時間後。


クルフはアジトに到着していた。


(ったく!ミラのやつ、サボって帰りやがったな!)


「帰ったぞ」


「遅かったな」


「あっ!どこ行ってたの!」


ラクスとミラがクルフを出迎える。


「ちょっと散歩にな。というかミラ!お前サボっただろ!」


「え~?何のことだかさっぱりわからないな~?」


ミラは目を逸らす。


「目を逸らしても意味ねえぞ!」


「ひえぇ!お許しを~」


「…………ミラ、あとでお前は説教だ」


「嫌だ!ラクスに怒られるのだけは嫌だ!」


「じゃあ尚更だな」


ラクスはうっすら笑みを浮かべる。


「それで、本題だ。何か情報は得られたか?」


「………………………すまん、何も話せない」


クルフの表情が曇る。

その表情から、勘のいい2人は何かを察する。


「っ!まさか…………」


「嘘でしょ……………」


そう、ガルムの時と同じような雰囲気を。


「お前らの想像した通りだ。あいつと違う点は俺は時間経過で死なないってところだな」


「そうか………死なないなら良かった」


「良かったよ~!もう誰も死んでほしくないからさ!」


その言葉を聞いて2人が安堵する。


「死なないが、もうほとんど協力できない。すまん」


「それはしょうがないさ。ただ、情報だけは渡しておくから知るだけ知っておけ」


「分かった」


その言葉にクルフは頷く。

奇しくも、俺たちの思い描いた展開となった。

その時──────────


「ふぁぁぁあ………おはよ」


アジトの奥からフラが出てくる。


「ようやく起きたか」


「ん?何かあったの?」


「実はな…………」


ラクスがフラに説明をする。


───────────────


「え~!クルフまで!あの女がますます許せなくなって来たね!」


「そうだな………まあ、俺たちはあいつらのことを待つだけだ」


「じゃあ、私も早くその女を殺すために情報収集に…………」


ミラがアジトの外へと出ようとする。


「おい、ミラ。まだ俺の説教が残っている。逃げるな」


「うぇぇぇん~~~~~~!」


「ねえラクス、あたしを動かしてくれれば、頑張るよ?」


フラがラクスに提案する。


「だからお前はダメだと言ってるだろ」


「一旦俺はそこらへん巡ってくるから、他のやつにも伝えといてくれ」


「分かった、伝えておく」


そうしてクルフはアジトの外へと出る。


(こいつらは死ぬか、俺のようになるか……………どっちになるだろうな)


………黒月の未来を、クルフは楽しもうとしていた。





まさかのクルフが協力してくれることに!?これは今後も楽しみですね!次回は新しいメンバーが襲来!?お楽しみに!

よければ感想、下の星もポチッとお願いします!

続きが気になった方やこの作品を気に入ってくれた方はすぐ下のボタンから【ブックマーク】もぜひよろしくお願いします!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。