◯5-1 ソルナさんからの情報vol.2
今回から5章!言ってた通り、怪しい奴らとの戦いが始まります!
次の日。俺たちは、ギルドに来ていた。
というのも─────────今日の朝のことだ。
「ねえ、何か手紙来てるよ?」
「ふ~ん、誰から?」
「ソルナからだね」
「何かしらね、開けてみてよ」
「はいは~い!」
そして、アシュアさんが手紙を開ける。
「え~っと、『今日ギルドに来て。大事な話がある』だってさ」
「何ですかね?」
「知らないわ。まあ、行ってみましょうか」
ということで俺たちはソルナさんに呼び出しを食らっていたのだ。
「ごめんね3人とも。いきなり呼び出して」
ソルナさんが申し訳なさそうにする。
「良いわよ。どうせみんな暇だし」
「私、そんな暇じゃないけど~!?」
「僕はリルアさんによります!」
「ミナトくんはともかく、アシュアは暇でしょ?」
ソルナさんが嘲笑う。
「暇じゃないって~!というか笑うな~!」
アシュアさんも反論する。
(アシュアさんっていじられポジなのか?)
現実世界の俺に似て非なるものを感じた。
「で?話って何よ」
「えっと前、リルがやばい男がいるって話をしてくれたじゃない?」
「そうね」
「私とミナトくんも知ってるよ~!」
俺たちはリルアさんから聞いている。
「そいつのことなんだけどさ、上に報告したらそいつの情報聞いちゃって!それを教えてあげようかな~ってね」
ソルナさんが誇った顔をする。
「へぇ~そうなの。でもそいつ、私がもう殺しちゃったわよ」
「…………………え?」
ソルナさんの表情が変わる。
「そうだよ~リルアがボッコボコにしたもんね!」
「ちょ、マジで言ってる?」
ソルナさんは驚きが止まらない。
「マジだけど、何かあるの?」
「そいつを殺したなら…………確実に報復が来る」
ギルドの雰囲気が変わる。
「そうなの?あいつ何者なのよ。私からしたらただのクズ男だけど」
「あいつは前話した怪しい冒険グループの一員よ」
点と点が線で繋がる。
「へぇ、そうなんですね」
「それで?それが何なの?」
「そいつらは通称“黒月”と呼ばれているわ。メンバーは7人。リルが殺したガルムっていう男は黒月内でも結構な実力者よ」
やっぱりあいつ、めっちゃ強かったんだな。
…………リルアさんは余裕そうにしてたけど。
「私、圧倒的で殺したわよ?」
「そりゃリルだからそうなるわよ!」
「そうだよ!リルアは強すぎるんだよ!」
2人がツッコミを入れる。
リルアさんの強さはこの2人の筋金入りのようだ。
「いや、私から見たらアシュもリルと同じくらい強いけどね?」
「そう~??照れるな~」
………アシュアさん、あんな雰囲気なのに強いのか?
全く想像がつかない。嘘じゃないのか?
「ま、ってことで気を付けときなさいよ。あいつらは報復をいとわないらしいから」
「分かってるわよ」
「あと、もう1人気をつけて欲しい奴がいる」
ソルナさんが話を続ける。
「誰よ?」
「この男よ」
そうして、ソルナさんが写真を差し出す。
「こいつの名前はラクス。情報によるとかなり頭がキレて、実力も十分あるらしいわ」
「へぇ~この男か」
「なんか凄そうな雰囲気ですね」
黒月、層が厚そうだ。でも、リルアさんがいると安心だ。
「一応言っておくと、こいつは実質的リーダーらしいわ」
「分かった、マークしておく」
「よし、リルア!私たちでミナトくんを守るよ」
アシュアさんがリルアさんの肩に手を置いて言う。
「決まってるじゃない。私たち以外に、誰が守るのよ」
「困ったら私を頼っても良いのよ?」
ソルナさんが胸を張って言う。
「それは………考えておくわね」
「…………絶対に期待してないじゃない!」
「いやいや、ミナトよりは強いからちょっとは考えてるわよ」
「え?そうなの!ならいいや!」
ソルナさんが満足気な表情をする。
「じゃあ帰るわね」
「じゃあね~ソルナ!」
「さようなら!ソルナさん!」
「じゃあね3人とも!また来てね」
───────────────
帰り際。
「ねえ、ミナトくん」
「はい、何でしょう?」
ソルナさんが俺に話しかけてくる。
「えっとさ、私のこと頼っていいからね?困ったらここに来て!」
「え、はい。分かりました」
(なんかすごい積極的だな………ソルナさん)
「あと、暇な時も来ていいからね!話し相手くらいはなれるから!」
「オッケーです!いつか来ますね」
「それ来ないやつじゃん」
「いやいや、来ますよ!」
「ならいいけど!」
「じゃあまた」
「うん!じゃあね!」
別れ際のソルナさんの顔は、すごくニコニコだった。
その時、ギルドの外では──────
「ねえ、アシュア。あれって完全に好きよね?」
「そうだね!ソルナ、この歳になって恋しちゃったか~!」
アシュアさんとリルアさんが恋バナをしていた。
「まあ、私はいいと思うわよ。ミナトはいい子だからね」
「そうだよね~!ミナトくんはほんといい子だよ!」
「アシュア、嫉妬とかないの?結構ミナトのこと気に入ってたじゃない」
「え?嫉妬?ないない!ミナトくんは弟みたいなもんだから!」
「へぇ~」
「ごめんなさい、遅くなりました!」
その話の途中で、俺がギルドから出てくる。
「いいわよ、じゃあ帰りましょうか」
こうして俺たちはソルナさんからの情報を入手し、家に帰宅した。
帰ってから、あんなことが起こるなんて知らずに………
ということで怪しい奴ら、もとい黒月の情報が手に入りましたね!次回もお楽しみに!
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