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◯4ー6 あれ?結構ヤバくね!?

今回で4章も終わり!5章への繋がりもあるよ!


太陽が完全に落ちきった、夜。


「…………もう暗いですね」


「ええ、早く帰らないと。アシュアも待ってるはずだわ」


「はい!」


俺たちは家へと急ぐ。


─────────────────


カランカラン───────────


「ただいま」


「帰りました~」


「あっ!2人とも~!どこ行ってたの!私、1人で寂しかったよ!」


家に帰って来た俺とリルアさんを、アシュアさんが出迎える。

時刻はもう、19時を回っていた。


「ごめん。クズを始末してたら遅くなっちゃって」


「ちょ、始末って何があったのさ!?」


アシュアさんが困惑する。


「僕から説明しますよ」


「お願い!」


俺はアシュアさんにことの顛末を全て話した。


───────────────────


「ってことがあったんです」


「うわ~大変だったね!でも死ななくて良かった~!」


「リルアさんのおかげです」


「別に私はクズを始末しただけだから。あーあ、あいつの顔思い出すたびムカつく」


リルアさんはまだ怒りが鎮まらないようだ。

………結構俺のことになるとマジになるよな、リルアさんって。


「まあ、“誓約”使った時点で結構怒ってるよね」


「まあね」


「確かにすごい能力でした!」


(しかも使ってる時のリルアさん、バチクソ怖かったし…………)


「まあリルアの能力中でもトップレベルで強いもん!」


「そうなんですね」


やっぱりリルアさんは最強だ。あれで本気ではない。


「あ、2人に行っておきたいことがある」


「リルアさん、何ですか?」


俺は疑問をぶつける。


「もしかしたらだけど、あいつの仲間が私たちのことを特定して何かしてくるかもしれない」


「でも、情報漏洩しないようにしたんでしょ?」


「だけど、あの能力には欠点があってね。アシュアは分かるでしょ?」


リルアさんはアシュアさんに目を向ける。


「あ~……そういうことか」


「何ですか?」


「対象者が死んだら、誓約が解除されるんだよね」


「そう。だから死んだ後に記憶とかを解析されると全部バレてしまうの」


「えっ?それって結構やばくないですか?」


(おいおい、ちょっと不穏になって来たぞ…………)


「あいつの仲間にそういう考えを思いつく奴がいないといいけど………」


「だからみんな警戒しとけっていうことね!分かった!」


アシュアさんが親指を立てる。


「よし、じゃあ今日はもう休みましょうかね」


「はい!」


そうして俺たちは寝床についた。


───────────────────


一方その頃、アジトにて。

そこには、メンバーが集結していた。


「よし、全員集まったな。いきなり集まって貰って悪いな」


「全然いい。ラクスが呼び出すということは重要案件だ」


「クルフは遠いからな。大変だっただろう」


「それでどんな要件なの~???私ぜ~んぜんわかんないや」


このグループのあと2人のメンバー、クルフとフラも集まっていた。


「そうだな。クルフとフラはほぼ知らないだろうからな」


「何だ?あの後何かあったのか?」


「少なくとも俺、ミラ、シリノ、ガクは知っていることだ」


「そうね…………」


「はぁ……………」


「っち!」


3人とも表情が暗い。


「それで結局何なんだ。いい話ではなさそうだが」


その表情から、いい話ではないとクルフは悟った。


「…………昨日、ガルムが死んだ」


「…………………は?おい、確かに状況は聞いてたが……死ぬなんて聞いてねえ!」


「えっ…………嘘でしょ…………あのガルムが?」


やはり2人も驚く。


「そうだ」


「おい、誰がやったんだよ」


「そうだよ!早く教えて!私が殺す!」


2人も復讐心に燃えているようだ。


「落ち着け。その件で昨日、ミラに記憶を解析して貰った。説明してくれ」


ラクスがミラに指示を出す。


「分かった。まず犯人は………………この女」


上空にモニターのようなものが出てくる。

そこには、リルアさんの姿が映っていた。


「ほお、かなりの美人じゃないか。こいつがやったのか」


「ええ。間違いない。こいつがガルムの動きを封じて、何かの条件をかけた。だからガルムは何も話せなかった。あとそのあと、ガルムのことをボコボコに殴ってる。何か恨みがあるのかもね」


ミラが冷静に分析をする。


「ありがとう、ミラ。ここからは俺の考察だが…………」


「ミラもさっき言っていたがこれは怨恨の線が高い。あと、この女はかなりの実力者だ。ガルムが抵抗できずボコボコにされた。美人だからと言って油断するなよ」


ラクスが皆に発破を掛ける。


「分かってるよ」


「ということで、この女に報復する。業務の割り振りを決めよう」


ラクスが近くのホワイトボードに手を掛ける。


「シリノとガクは情報収集だ」


「分かった」


「任せて」


「ミラとクルフは直接この女を狙いに行け。一旦勘でいい」


「分かったよ」


「承知」


「俺とフラは本部待機だ」


「え~!!私もどっか行きたい!」


フラがゴネる。その姿は幼い子供のようだ。


「お前は最終兵器だ。ここで使うわけにはいかない」


「はいは~い」


「てことで各自仕事をしてくれ。頼んだぞ」


こうして、仕事の割り振りが決まった。

──────着実に、影は俺たちに迫っていた。



ってことで、4章終わり〜!次回から5章です!本格的に怪しい奴らとの戦いが始まっちゃいます!


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