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◯3-6 世の中にはやばいやつもいる

これで3章も終わっちゃいま〜す!次につながる事件が起こる………?楽しんでね〜


「あっ、リルア!この人だよ!」


「結構ひどい傷ね。早く治さないと!」


その女性の怪我は凄まじかった。

腹部、胸部、四肢。至る所から出血があった。

素人の俺でも分かる。これは生きるか死ぬかのひどい状態だ。


「これで治ればいいのだけど………」


リルアさんの手から光が発せられる。


(な、何だこの光は!?)


その光が損傷部位に当たると、みるみるうちに傷が治っていく。


「よし、これで大丈夫そうね。あとは起きるのを待ちましょう」


約1時間後──────────────


「んあ……………ここは?」


女性が目を覚ます。


「私の家よ。一応、傷は治しておいたわ」


「わ、私………生きてるんですか?」


「ええ、もう死ぬことはないわ」


「先生、ありがとうございます!命の恩人です!」


怪我をしていた女性が感謝の言葉を述べる。


「私は医者じゃないから、先生って呼ぶのはちょっと違うけどね。まあ、無事でよかったわ」


「さっすがリルアだね!本当、何でもできるんだから」


(リルアさん、回復魔法的なのが使えるんだな。これが能力?いや、オーラの応用ってやつかな)


この人の底が本当に分からない。


「それで、聞きたいことがあるのだけどいい?」


「な、なんでしょうか?」


「この傷、どうしたの。明らかに人為的な傷なのだけど……」


リルアさんが怪訝な表情をする。


「これは……ある男にやられたんです。」


───────その問いに対して返ってきた答えは衝撃的だった。


「それって誰なの?面識のある人?」


「その時の状況を話しますね。私はあの時、買い物の帰りでした…………」


───────────────


『さてと、早く帰らないと……ん?』


その時、目の前から感じの悪い男が歩いて来たんです。


(何あの人?雰囲気が…………重い……というより怖い!)


私はそのまま横を通り過ぎようとしました。

すると────────


『おい、そこの女。ちょっといいか?』


その男が、話しかけてきたんです。


『な、何でしょうか?』


私は無視して良かったのですが、無視したら何をされるか分からなかったので話しました。

でも、どちらの選択でも結果は同じでした。


『ちょっと、俺のストレス発散に協力してくれ』


『え』


そう言われた時は絶望しました。殴られる………本能的にそう思いました。


───────────────────────


「あとはお察しの通りの展開です」


ひどい話だ。この世界でも、こんなことが起こるという事実に俺は驚いた。

今までは平和な日常、表しか見ていなかった。でも、裏には知らないことがたくさんある。


「う~わ、最悪なやつもいたもんだね!」


「ごめんなさいね、辛かったのに聞いて………」


リルアさんが申し訳なさそうに言う。


「いえいえ、治してもらったんですからこれくらいは当然ですよ!」


「じゃあお大事にね。気をつけるのよ」


「ほんと、ありがとうございました!」


そうして、その女性は帰って行った。


「それで、あの男のことはどうするの?」


「ソルナに報告しに行こうかしらね」


「あ、ソルナさんに報告するんですね」


「ええ。ソルナに言えば上の地位の人たちに報告してくれて、その男が危険人物扱いされるようにしてくれるはずよ」


どうやら、ソルナさんは結構偉い人と繋がりがあるらしい。


「そ、そんなすごいことしてくれるんですね」


「そうだよ~!というか私の仕事の一つに危険人物扱いされた奴の捕縛っていうのがあるんだけど、その仕事はソルナから直接貰ってるんだよ!」


「へぇ、そうだったんですね」


ソルナさん自体も結構偉い説も出て来たぞ………


「じゃあ、行ってくるわね」


「行ってらっしゃ~い」


そう言ってリルアさんは出かけて行った。


だが俺はこの時、この男が起こすあんな事件に巻き込まれるなんて微塵も思ってなかった。




次回から4章だよ〜!楽しみにしててね!じゃあまたね〜感想評価よろ〜

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