表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
前世の記憶を取り戻した元クズ令嬢は毎日が楽しくてたまりません  作者: Karamimi


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
52/100

第52話:お昼を一緒に食べます

「ソフィーナは随分2人と仲がいいのだね…」


「ああ、俺とソフィーナ嬢は、とても仲がいいんだよ。そうそう、ソフィーナ嬢から貰ったハンカチ、大切に使っているよ」


「俺もハンカチを大切に使っているよ。それに花冠もカリフラワーにして、まだ大切に保管しているよ。初めてソフィーナ嬢が作った、大切な花冠だからね」


「2人とも、そんなに大切にしてくれているのですね。頑張って刺繍を入れた甲斐がありましたわ」


 まさか今も大切に使ってくれているだなんて、嬉しい事だ。


「ソフィーナは2人に、刺繍入りのハンカチをプレゼントしたのかい?僕には何も送ってくれていないのに…2人には色々とプレゼントを贈っているのだね…それに2人だけの思い出もあるし…」


 悲しそうな顔で私に近づいてくるファラオ様。さっきの馬車の中といい、今といいなんだか怖い。


「ファラオ様、落ち着いて下さい。そうですわ、ファラオ様にも刺繍入りのハンカチをプレゼントいたしますわ。ですからどうか、落ち着いて下さい」


「ソフィーナの言う通りだ。過ぎた事をブツブツ言っても仕方がないだろう。君はそのころ、ソラ嬢の事で色々ともめていたのだから。それに最近は、ずっと王宮に行っているのだからいいだろう?」


「そうだよ、そのせいで俺たち、ずっとソフィーナ嬢と会えなかったのだよ」


「独り占めは良くないよ、ファラオ。君だけのソフィーナ嬢じゃないのだから。まだ婚約者のいないソフィーナ嬢には、平等に扱ってもらわないと。ソフィーナ嬢、まだ婚約を結んでいないのだから、特定の男とばかり会うのは良くないよ。


 まんべんなく色々な男と会った方がいい。だから今度、俺と一緒に出掛けよう」


「アレック、抜け駆けは良くないぞ。ソフィーナ嬢、俺と一緒にまた出掛けよう。そうだ、騎士団の稽古を今度見に来てくれないかい?俺の頑張っている姿を、見て欲しいな」


「騎士団だなんてダメだよ。あそこは男が多いから」


「ファラオの言う通りだ。さすがに騎士団にソフィーナを連れていくのは、俺も反対だ。ソフィーナが、男どもから嫌らしい目で見られたらどうするつもりだ!」


 何やら言い合いを始めてしまった4人。さて、どうしたものか…


 その時だった。


「ソフィーナ、おかえりなさい。殿下もソフィーナを送って来てくださり、ありがとうございます。皆様、お昼の準備が出来ておりますので、よろしければ食べて行ってください。食堂に準備してありますわ」


 やって来たのは、お母様だ。さすがお母様、一瞬にして言い争いを鎮めてしまったのだ。


「母もこう言っておりますし、どうか皆様も、昼食を食べて行ってください。私、お腹がペコペコですわ」


「ソフィーナがそう言うなら、僕は頂いてくよ」


「俺も昼からもソリティオとまだ話があるし、頂いていくよ」


「俺も!」


「それでは皆様、食堂に参りましょう。どうぞこちらです」


 皆を食堂へと案内する。その時だった、ファラオ様が私の手をギュッと握っていたのだ。いつも以上に強く握られている。


 ビックリしてファラオ様の方を見ると、にっこり笑ってこちらを見つめていた。笑顔でいらっしゃるという事は、きっとご機嫌がなおったという事でいいのよね?そう思っておこう。


 食堂に着くと、当たり前のようにファラオ様が私の隣に座った。それぞれ間隔があけられているのだが、イスを移動してきて私のすぐ隣に座っているのだが。


「ファラオ、そんなにソフィーナに近づいては、食事がしずらいだろう。もう少し離れた方がいいのではないのかい?」


 すかさずお兄様が、ファラオ様に伝えてくれたのだが…


「問題ないよ。王宮ではいつもこれくらいの距離で、ソフィーナと一緒に食事をしているからね」


 確かに王宮では、これくらい距離が近い気がする。というよりも、元々その様にイスが置かれているのだ。


「確かにいつもこれくらいの距離で食べておりますわね。という事は、我が家のイスの間隔がおかしいのかしら?お兄様、もう少しこちらへ」


 少し離れて隣に座っていたお兄様にも声をかけるが


「俺はここでいいよ…ソフィーナが問題ないなら、そのままでいいよ」


 なぜかお兄様が苦笑いをしている。アレック様やセシル様までも、顔が引きつっている気がするのは気のせいかしら?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ