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【呪い系サイコホラー】こはるちゃん、いっしょに。  作者: てっぺーさま
最終章 堕ちていく

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見え始めた希望 ③

【闇堕ち少女、怨霊と化す!】


憎悪の炎は死んでも消えない!

呪い系バッドエンドサイコホラー。

 昼休みが近づくころ、男性社員の山瀬から声をかけられた。彼とは業務での接点は少ないが、何度か開かれた飲み会で親しくなっていた。山瀬は二十七歳と社内では若手の部類に入り、身長は一七〇センチほどと奈央と大差なかったが、整った顔立ちとスリムな体型はアイドルグループにいても遜色ないほどだ。奈央は入社当初から彼を意識していたが、相手も同じ気持ちではないかと感じ取っていた。

「奈央ちゃん、お昼いっしょにどう?」

「ええ、いいですよ」

 彼と二人だけでランチに行くのは初めてだ。心臓の高鳴りを抑えながら十二時になるのを待った。


 山瀬の提案で、会社から少し離れた場所にあるパスタ屋に入った。会社から距離のある店を選んだのは、同僚たちと顔を合わせないための配慮だろう。

 食事中、他愛のない会話が続いたが、山瀬がふと改まった口調で切り出した。

「奈央ちゃんって、彼氏いるの?」

「いえ、いないですよ」

 山瀬の顔がぱっと明るくなった。

「じゃあさ、今度の土曜、映画でもどう?」

「あ、いいですね。ぜひ!」

 奈央は軽い調子で答えたが、内心では浮き立つような気分だった。大学時代にもこんな胸躍る瞬間はなかった。大学時代は同い年の雅に物足りなさを感じ始めていただけに、年上の山瀬との新しい関係に期待がふくらんだ。すでに映画に誘われたことで恋人気分になっていた。だから、少しだけ大胆になれた。

「そのパスタ、少しもらってもよい?」

「いいよ」

 奈央は自分のフォークで山瀬の皿からパスタを少し絡め取って口に運んだ。

「あ、おいしい! 次絶対これにしよ!」

「奈央ちゃんのも、もらっていい?」

「どうぞどうぞ」

 いつの間にか、ランチデートのような雰囲気になっていた。大学時代でさえ、こんな楽しい時間はなかった。それに、次の週末には二人きりのデートが待っている。そんな楽しみな予定があれば、仕事もこれまで以上にがんばれそうな気がした。

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