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ゲット!

「ワウワウ、わ、わう。」


 なんか、こっち向かって獣人達が何か言ってる。

 あれは?虎かな?猫かな?わかんないな。


「言葉が違うと面倒ね。何言っているのか?分からないわ。ということで、ピック、よろしくね。」


「了解。肉ミミズ(ミートワーム)(受信)。」


 俺はミラード叔母さんにお願いされたので、右手の手指を獣人達に伸ばした。

 自分で言うのもなんだか、マジでデカイミミズみたいだな。


「っ!!」


 獣人達は俺のミミズ達から逃げようとしているが無駄である。


「なっ!」


「わっ!」


「みんな!」


 よし、捕まえたから。言葉が分かるようになった。

 この技は相手を痛める技じゃない。これに触れた生き物はそこから神経、血管、さまざま組織が繋がれて俺に支配される。だから、これに触れた瞬間、獣人達は動かなくなった。そこから情報を抜き取り、獣人語を覚えた。


「肉ミミズ(ミートワーム)(送信)」


 左手から新しいミミズを出して今度はミラード叔母さん達に伸ばした。


「おっ、分かる。やっぱりこの技は侵略には楽よね。」


 これはさっきと違い、こっちの情報を相手に送るようになっている。なので、神経などの組織を繋げる必要はなく、触れると、情報の塊を相手に植え付ける仕組みであるが、中には俺のミミズを食べるメイドや大事に抱えるメイドなどただ触れるだけでいいのに普通に触るやつがいない。

 ミラード叔母さんは人差し指で触れてるから。未知との遭遇みたいになっている。


「お、おい!大丈夫か!」


 1人の獣人が動かない仲間を心配して近づいた。


「ぐはっ!」


「!な、な、何してんだよ!」


「お前ら!どうした!なんで俺たちを攻撃しているんだ!」


 近づいてきた獣人を動かなかった獣人が急に動いて攻撃し出した。

 もちろん、俺の仕業だけどね。


「相変わらず、エグいわね。仲間に仲間を倒させるなんて。」


「いえ、素晴らしい技でございますよ。一人で五人を同時で操作するなんてピック様にしか出来ません。」


 ミラード叔母さんやオスカーなどが誉めている。


 そうこれは、肉ミミズの本当の技の効果である。元々、相手の脳を支配して操り俺の肉人形にするのがこの技の本領である。

 そして、こんな事も出来る。


「おいおいおい、どうしたんだよ。その体は!」


 肉人形になった者の身体は俺によって改造が出来る。


 今回はできる限りの捕獲である為、爪と牙を伸ばして、そこから毒を注入できるように改造した。


「ピック、あまり倒さないでね。私の楽しみがなくなるじゃない。」


「あれ。」


 ミラード叔母さんが不満を漏らしたので、こっちに近づいてくるエルフを指した。


「うん?あれはエルフ?こっちに来るわね。あれくれるの?」


「うん。邪魔しない。」


「OK。じゃあ、行ってくるわね。ついでに何体かは半殺しにしとくから。よろしくね。」


 あぁ、これは捕獲するエルフを確保の為に対策しとかないと、エルフが全滅してしまうな。

 あの人の半殺しは信用ならない。



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