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マジシャンモミジ

「僕は銃新調したぜ! ほら!!」


興奮気味にイノが叫ぶ。

その手には綺麗に磨かれた銃が握られていた。


「おぉ、お前ガンナーだもんなぁ。…AK-47に似てなくもねぇな」


「なんだよ、知ってんのか?」


「いや、有名どころだからな。戦争ゲーもたまにやってたから、たまたまだ」


ハルマは意外にも兵器には明るいらしい。ちなみに僕ことりぺあは全く分からない。


「この杖なんか綺麗だから買ったんだけど強かったね」


「なにも確認せずに買ってたの!?」


その横ではユウキとツバキが話していた。

どうやらユウキは見た目だけで選んだらしい。よくもまあ当たりを引いたもんだ。僕もラ○ピリで同じことしたけど(ラス○レガ○ア案件)。そして見事に僕も当たり引いたけど。


「この杖、見ると魔力増強と魔力供給あるみたい。やったね!」


「ほんとになにも見てなかったんだ…」


あちらの世界でユウキは、一浪はしたものの大学一年生である。なのにここまでバカとは、さすがのハルマも想像し得ない。



「あ、そうそう! 私ね! マジック覚えたんだ!!」


唐突にモミジが自信満々に胸を張る。ビャクヤよりはある。


「え? アサシンなのに?」


「そっちじゃない!!!」


ハルマがおどけて返すと、モミジの鋭いツッコミがはいる。魔法じゃない。てかアサシンも魔法くらい覚える。


「ほー、どんなマジックだ?」


「じゃあちょっとやってみるね! はい電卓」


そう言って、モミジはハルマに電卓を手渡す。


「なんで電卓?」


「いや、計算できるのかなぁって思って」


「バカにしてんのか!?」


「いやいやいや、途中で結構めんどくさい計算が出てくるからさ!」


ハルマが食らいつくと、モミジは慌てて首を横に振る。無意識のうちとはいえ、失礼な奴である。


「んじゃあ、好きな3桁の数字思い浮かべてよ。あ、言っちゃダメだよ? それを当てるマジックだから」


モミジは可愛らしく、胸の前に両手の人差し指でバツを作る。


「分かってるよ。…決まったぞ」


ハルマは脳内で数を決める。読者の皆様にだけ教えるが、答えは666だ。


「それじゃあ、その数を繰り返して、6桁にして。例えば、123を選んだんなら、えっと……あれ? 1の位から6桁目ってなんて言うんだっけ?」


「10万だバカ!!」


「え、えへへー、ボケだよボケ!」


「ボケのレベルを越えててツッコミが追いつかねぇよ…」


頭をかいて苦笑するモミジに、ハルマはクソデカため息をつく。


「えっと、話戻すと、123を選んだんなら、123123、みたいな!」


「…なるほどな? よし、出来たぞ」


「じゃあ、それを7で割って」


「めんどくさっ!」


「だから電卓渡したんだよう」


ハルマはモミジに見られないように、電卓に数字を打ち込み、7で割る。


「じゃあ、次はそれを11で割って…」


「はいよ」


「出てきた数字は?」


「8658…だけど、こんなんで分かるのか?」


「うん。分かるよ! じゃあ、ちょっと電卓貸してくれる?」


ハルマは、言われたとおり、モミジに電卓を手渡す。


「ふむふむ…8658かぁ…」


モミジは顎に手を当て、なにやら考える仕草をする。

そして、おもむろに電卓に何かを入力した。


「ハルマくんが最初に思い浮かべた数字は…これかなっ!?」


モミジの持つ電卓には、たしかに、666と表示されていた。


「は!? なんだこれ!?」


「え、もしかして外れ?」


「いや当たったから驚いてんだよ!!」


ハルマが二つの意味で驚愕の目線をモミジに送る。


「あ、いや、なんだこれって言ったから変な数字でも出たのかなぁって思ってさ」


「あぁ、そういうことか…えー、でもどうなってんだこれ、頼む、もっかいやってくれ!!」


「同じマジックは1回までって知らないのー? あ、読者の皆様にだけは後書きの下の方で種明かしするよ! 見たくなければ飛ばしてね!!」


「俺には教えてくれねーのかよ!!」


モミジがその場にいない誰かに向かって言うと、ハルマが思い切り突っ込む。


「…でも、いきなりマジックなんてどうしたんだ?」


「…いやー、あのー、さっきね? ハルマくんが元気なさそうに見えたからさー、あのー、元気だしてくれたらいいなぁって思って…ね?」


「…そういうことか。悪いな、気を遣わせちまって。ありがとな」


そう言ってハルマはモミジの頭を撫でる。


「…子供扱いしてない?」


「実際年下だし子供だろ」


モミジは18歳、ハルマは20歳である。間違ってはいなかった。

モミジ「さぁ、種明かしだよ!! もうちょっと下の方から始めるから、見たくない人は飛ばしてね!!」









モミジ「じゃあ、今回のマジック。種明かしって言っても、私が明かすのは1番最後の手順しかないんだけどねー。


まぁそれでも順を追って説明するよ。


まず、ハルマくんに、3桁の数字を、6桁にしてもらった。ここまではカンタン。 で、次に7で割って、それで11で割って、8658って数字が出たよね。


で! ここからがこのマジックのミソ!! って言うほど大掛かりじゃないんだけど、それを13で割るの。そうすると、8658÷13で…あれ、電卓どこやったっけ。 えぇっと…って後書きだから見せなくていいじゃん。文字だけだし。


そんなこんなで、666になるってわけ。


以上! マジシャンモミジの種明かしのコーナーでしたー!!」

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