表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/64

王都への道のり


「にしても、鉱石に魔力媒介なんて使い道があるとはなぁ。地球じゃあ電気通すのが精一杯だぜ…」


ハルマは店を出る前、ビャクヤに、少し鉱石について質問をしていた。どうやらビャクヤは地球にも少し詳しいようで。


「さっきもキョクヤが言ったでしょ? 素人の人がくるから、転生者から話を聞いたりもできるんだ」


「なるほどな。ところで、地球の鉱石で魔力供給ができるのってあるのか?」


ハルマが聞くと、ビャクヤは腕を組んで、「うーん」と唸る。


「私が知ってる限りではないかな。ダイヤモンドなんかは装飾品以外としてなら、魔力媒介どころか防具として使った方が有益だし」


「確かに硬度高いしな」


「そうそう」


ダイヤ防具が強いのは、某立方体クラフトゲームと同じらしい。


「じゃ、例えばどんな鉱石が魔力供給できるんだ?」


「有名なのはマコライトとかかな?」


「マコライト?」


マカライトじゃないのか。言い間違いか。


「そ、マコライト。確かにマカライトもあるんだけど、その上位互換って思ってくれればいいかな」


「ほえー、そんなのもあるんだな」


初めて聞いた鉱石に、ハルマは感心する。


「まぁ王都で聞くのが1番手っ取り早…いや、だめだな」


「なんで?」


「いやー、利益のために、割高な商品を推してくる傾向があるんだよ」


「どこの世界でもやるこたぁ同じだな…」


ハルマが小さくため息をつくと、ビャクヤはちょっとまってて、と店の奥へ走っていった。

少し経つと、ビャクヤは小さな地図と、封筒に入った手紙を持ってきた。


「これ、私の知り合いが開いてる店だから。この手紙を渡せばいいのを紹介してくれるはずだよ」


「え、マジ? サンキュー!」


「しかも、かなり大きな店だから、武具はほぼ全般取り扱ってるよ。あの子は店長だから店先には居ないだろうけど、店員さんにこれを見せてくれれば多分通してもらえるから」


そう言うとビャクヤは、ハルマに1枚の紙を手渡す。


何も書いてないし、何の変哲もないただの紙だ。


「なにこれ」


「まぁ渡してくれれば分かってくれると思うから。無くさないようにね!」


「そっか。色々サンキューな!」


そう言ってハルマは店を出た。そろそろモミジ達も、馬車を借りているはずだ。



この世界には馬車と龍車があり、龍車は速く、しかも飛んでいくため、地面の影響を受けないので、非常に快適。しかし、高額なのだ。


王都での買い物も考え、今回ハルマたちは馬車を使うことにした。



ガラガラという、車輪の回る音を聞きながら、イノは馬の手綱を握る。乗馬経験もあるらしく、馬車の運転のバイトもしていたとのこと。非常に運がいい。


「王都までどのくらいだ?」


「さぁ…何事もなく順調に行けば明日の朝には着くだろうな」


手綱を握るイノは小さく肩を竦める。


「朝か…夜どうすんだ? お前も寝るだろ?」


「いや、意外とこの辺宿多いからな。この時間だと、泊まってそのくらいってことだ」


「なるほどな」


ハルマはそう言うと、馬車の椅子にもたれ掛かる。

心地よく揺れる馬車の上で、ハルマはいつの間にか、眠りについていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

小説家になろう 勝手にランキング!はい、とりあえず、何も考えずにタップもしくはクリック!!

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ