第七話 俺の17年
第七話 俺の17年
それからは大変だった。
毎日毎日、訓練訓練。
まず、腕立て、腹筋、スクワットをできる所までと言われ、3歳までは大体ですんだんだけど、3歳をすぎてからはできる所から100回に変わった。
その後に言われた言葉がトラウマで、
「歳を重ねる事にプラス100回だ!」
つまり、4歳は200回、5歳は300回になるということだ、、、、、。
確かに、俺は前世でも筋トレは毎日欠かさなかった。でも、それは中学生、高校生だったからだ。
4歳で200回!?体が千切れる!
しかし、父さんは俺の筋トレにも付きっきりで指導し、1回もサボることは出来なかった。
その後に、父さんとの剣術の訓練。
これは、比較的簡単、、、、。
とは、いかないな。
まず、剣の持ち方から教えてもらい。
剣の振り方、抜刀の仕方、相手の急所、間合いの詰め方、、、などなど。
それを毎日最初に復習し、そこからは、
とにかく父さんとの打ち合いになる。
父さんも本気出していると言っているが、絶対そんなわけない。
父さんの剣はとにかく、重い、速い、正確、という完璧すぎる。
毎日毎日、ボコされ全身が青血になっている。
そこから、魔力の訓練だ。
まず、父さんの見本をしてもらい、そしたら俺がするという練習だ。
しかし、俺と父さんのスキルは違うから、俺なりに考えて炎のスキルを操らないといけない。
炎も4歳になってからは火の華を作るくらいにはできるようになった。
うんうん、経過は順調だな。
その後は母さんの神聖魔力での癒しがある。
神聖魔力とは、神に信仰し続ける事で神から授かる、魔力で。
人の傷を癒すことができる。外傷も心の傷も。
母さんはこんなすごいこともできるのだ。
しかし、父さんはあまりよく思っておらず。
「ジュンの傷はほっといたら勝手に治るから、別に治療しなくてもいいだろ。」
なんてこと言うんだ。俺にだって癒しは欲しい。
「いいんですぅ!この子にだって心の傷もありますよぅ!
ねぇー?」
俺は首をコクコク縦に振るが、多分母さんは俺のほっぺをぷにぷにしたいだけだと思う。
その後、夜ご飯を食べたらテーブルで座学が始まる。
今の世界状況や歴史についてだ。たまに、母さん達の冒険者時代の話も入ってくるから、座学の時間が一番好きだ。
今日は魔王について、の話らしい。
「魔王はな一人で国を落とせる実力があるもののみ、許される世界最強の印なんだ。
最近はそこまでレベルは高くないが、そこまで強い事を覚えていた方がいい。」
まじか。国1つ落とせるだなんて、強すぎるだろ!
「魔王会議という会議を5年に1度しているんだが、どこの国でしてたかな?」
ちょっと!そこは分かっててもらわないと!
「何言ってるの?オルス帝国じゃないの?」
オルス帝国?どっかで聞いたな。
「そうだ!そうだ!」
「もー。」
いつ見てもこの二人は仲がいいと言うかイチャイチャというか。
こういうのなんて言うんだっけ?
〇ぇ〇ぇだったか?あまり、考えないでおこう。
とまぁ、これが俺の1日になる。正直めっちゃ!しんどい。でも、これくらいしないと冒険者学校には入れないという。
ものすごく倍率が低いのか、しょうがないよなー
国唯一の冒険者学校だもんな。
この世界で友達はできた。お隣のえー君とそのお隣のびぃー君と仲良くなった。
けれど、会話の程度が低すぎて正直つまんない。だからあまり遊ばない。
大人になったら沢山作りたいな。
友達な!いやらしい物じゃないよ!
キツイ訓練を17年間乗り越え、俺は18歳になった。
なんと、俺の筋トレの回数は1600回になった。
しかし、これが全くきつくなくなるようになった。そう思うと俺もゴリラになったものだ。
マジで、リンゴをひと握りで潰せるのだから。
でも!ご安心!俺の姿は正直ガリガリだ!
これが、インナーマッスルと言うやつなのか、見た目がまったく、ムキムキゴリラに見えないんだ。
それに!顔も父さん母さんに似て金髪爆イケになった!(気がする)
そして迎えた。
冒険者学校入学試験!
「ジューン!早く起きないと遅刻するわよ!」
もう7時を回っていた。8時に始まるのに遅れてしまう。
「ヤバい!朝ごはんはいいから、とにかく行ってきます!」
寝坊してしまった。朝ごはんはいつもあんまり食べないからいけるだろう。
「あぁ!頑張れよ!」
慌ただしくなったが、俺は隣町にある。冒険者学校に向かう。
そして、俺の冒険者の夢が始まる!予感がする!
冒険者学校とはギルドがある国に置くよう義務ずけられた学校で、国が営んでいます。




