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灯る炎  作者: エッグ
少年編
6/15

第五話 叔父さんと傷


家に帰って見ると母さんが灰色のフード付きコートの着た知らない男の人と家の前で話し合っていた。


とても仲が良さそうに話しており、楽しそうだ。


俺たちが帰ってきた事を見ると、その男の人はこっちに走ってきた。

「よー!アンデ!」

「兄さん!?」


この男の人に父さんは兄さんと言っているから、この人が俺の叔父なんだろう。


「兄さん!久しぶりだなぁ!何年ぶりだ?2年か!」

父さんのこんなに興奮した姿は初めて見た。


いつもの父さんはお父さんになりきっているが、今は弟になっている。


「今日はなんでうちに?」

「近くを通りかかったからな。えっと、オルス帝国だったけか?」


「オルス帝国!?ここから国を2つ3つ越えたとこじゃないか。

どこが近くなんだよ。」


「まぁまぁ。」

「今日はうちに泊まるの?」

「いや、もうすぐ出ようと思う。」


「え?」

「お前の息子に会いに来ただけなんだ。」


「名前は手紙で伝えた通り、ジュンだ。」

「そっか。」


「初めまして。ジュンです。」

やっと俺の出番が来たな


「お!礼儀正しいなぁ!

マリアちゃんに似て礼儀正しい子に育ってよかったな!」


「余計なお世話だよ。」


その後すぐ、叔父さんは帰っていった。


その人夜はシチューがでた。

この世界でしか取れない野菜や肉が入っていて美味しかった。

が、まだまだ前世の食べ物に比べたら足元にも及ばない。


次の日俺は昨日の丘に行った。

その丘は一本木が生えているだけの丘だ。


今日は清々しい天気で、気分が良かった。

それはもう、走り出してしまうほどに。


子供が急に走るのはやっぱり気分がいいからなんだな。

「ジュンー!走ると転ぶぞー」


そんな警告を無視して俺は気持ちの進むままに走り続けた。


そしてやっぱり転んだ。

俺は膝に怪我をした。


「ジュン!」


このくらいなんともないと思って立とうとすると、意外と痛くて尻もちを着いた。


傷を見るとなぜか火がでていた。

いつもの如く魔力が溢れ出ているのだと思った。

が、よく見ると傷が治っていっていた。

それはまるで火が燃える映像を逆再生させているようだった。


それを見ていた父さんの顔は酷く顔が曇って言った。


「まさか、、、、、、お前、、、、魔神と契約したのか?」


へ?なんで?

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