EDとは?
■概要
ファクターの精神と直結するために作られた特別な機体。
「E-core」を介してエーテルを増大、思考で動かすことができる。
・外観
ファクターズ専用EDは、機体ごとに外観や構造が大きく異なり、しばしば「統一感がなく、おもちゃのようだ」と評される。
それは各ファクターのエーテルの波長・性質・戦闘スタイルを解析し、最適化した結果として個別に設計されているため。
・異名
その異質な外観とエーテルスキルを使う姿から、「魔術師」という異名がつけられている。
・免許
SDとは異なり、EDの運用に免許は必要ないが、オルフェ研究機関に正式登録されたファクターでなければ使用できず、仮に動かそうとしても機体そのものが作動しない仕様となっている。
また、取り扱いに関する座学や適性テストは必須とされている。
◆コクピット
・レストモード(収納状態)
・アクトモード(展開状態)
・コクピット搭乗時
ファクターとの同調を最優先に設計された空間であり、全ED共通の基本設計として統一されている。
・特徴
ファクターにかかる身体的・精神的ストレスを最小限に抑える空間設計となっており、内部は常に快適な温度に自動調整される。
・素材
シートおよびレッグアーマー内部には衝撃吸収性と追従性に優れた肌触りの良いソフト素材が使用されているため、ファクターからは「落ち着く」と評判であり、長時間の運用でも精神的な負担が少ないとされている。
・モニター
モニター表示は任意で切り替え可能。
インターフェースはSDと同じくホロモニター式となっており、操作も一般的なタッチ操作・音声入力・ECSを採用している。
・スプリットスクリーン
・パノラマスクリーン
・シート
搭乗したファクターの体格・筋肉量・骨格を即座に解析し、最適な姿勢へと追従する半固定式構造となっている。
身体の固定には「エーテル磁力」が使用されているため、圧迫感もない。
機体管理やデータ確認を行うための小型端末が備え付けられており、使用時はサイドコンソール内から展開される。
シートは独立分離・緊急脱出が可能で、下部にはユーティリティスペースが設けられている。
▼ユーティリティスペース
・着替えセット
・レスキューキット
・サバイバルキット
・ユーティリティスーツ
・オラクルドローン TYPE-S ×2
など
・コントローラー
操縦桿の名称であり、主に思考よる操作を補助するためのインターフェース。
コントローラーには各種操作用のスイッチやトリガーが配置されており、武装制御や緊急操作、マニュアルモード(手動操縦)などに使用される。
・レッグアーマー
戦闘時に発生する高Gや衝撃を補助的に吸収する役割を担っている。
ただし衝撃そのものの大部分は、エーテル循環路によって軽減されているため、アーマー側での過剰な拘束は意図的に避けられている。
また、補助推力用ペダルユニットの機能も兼ねている。
普段はコクピット床下に収納されており、使用時に床面が開口、脚部を床下スペースへ降ろすと同時に、レッグアーマーが展開、脚部を包み込むように配置される。
◆エーテル技術
▼エーテル推力
エーテルを推進力として利用する。
従来の推進剤を噴射する方式とは異なり、機体全体が推進器として機能するのが最大の特徴となっている。
この方式では、特定の噴射口を必要とせず、機体表面の任意の位置からエーテルを噴射・制御することが可能。
そのため、姿勢制御や加速・減速の自由度が非常に高く、まるで慣性を無視したかのような機動を可能としている。
・活動範囲
理論上は、大気圏内・水中・宇宙といった環境の制約を受けず活動が可能とされている。
・推力補助
安全性と冗長性を確保するため、通常兵器にも使用されている補助推力および、専用のマイクロバッテリーが予備系統として標準搭載されている。
▼エーテル磁力
エーテル同士が接近した際に発生する干渉・反発・引き合いといった性質を応用した技術。
物理的な磁力とは異なり、エーテル磁力は物質そのものではなく、内部に宿るエーテルに作用する点が最大の特徴。
・基本原理
エーテルには、固有の位相と振動パターンがあり、位相の近いエーテル同士は引き合い、位相が異なる場合は反発や不安定な干渉を起こす。
この性質を人工的に制御することで、「見えない固定力」を発生させる。
・EDにおける運用
機体側のエーテル素材と、武器側のエーテル素材を同期させることで、武器を吸着させるように保持、高速機動中でも脱落しない安定性を確保可能。
・シートとの身体固定
・武器の即時展開・収納
・機体接続部の補助固定
といった大きなメリットを得ている。
▼エーテル素材
非物質的で拡散しやすいエーテルを、特殊な構造体内部に物理的に閉じ込め、安定化させた新素材。
従来の物質とは異なり、エーテル素材は物質であると同時に半ばエーテルそのものでもあるという、極めて特異な性質を持つ。
・生成原理
高純度エーテルを抽出・濃縮し、ナノ分子レベルで構成されたエーテル拘束格子へ封入。
格子構造そのものがエーテルの位相と共鳴し様々な効果をもたらす。
・拡散防止
・暴走抑制
・安定した定常状態を維持
この構造により、エーテルは「流れるエネルギー」から「留まる性質を持つ物質」へと変換される。
・自己適応
外部衝撃やエーテル干渉に応じ、内部エーテルの流れが瞬時に再配置され、破損を抑制する。
・位相共鳴
ファクターのエーテルと同調することで、強度・性能・出力が向上する。
・EDへの応用
EDでは、エーテル素材が大部分を占めている。
・E-core
・Eフレーム
・エーテル装甲
・エーテル武器
など
・限界と危険性
エーテル素材路は製造難易度が極めて高い上に、高密度エーテルを封入しているため、臨界を超えると相転移的破壊の危険性がある。
このため、一般兵器や民生用途への転用は強く制限されている。
▼エーテル循環路
EDにはエーテル循環路が張り巡らされており、コクピットやEフレーム内部には常時エーテルが流れている。
・役割
循環するエーテルはエーテルコンデンサーへ蓄積されるほか、駆動系、エーテル装甲、エーテル推力使用時など機体各部へ分配されている。
・保護機能
エーテル循環路は単なる供給だけでなく、機体内部における緩衝帯としても機能する。
衝撃や振動を吸収・分散し、急加速や急制動時に発生する慣性負荷を軽減することで、ファクターへの負担を大幅に抑える役割を担っている。
・全領域対応
外部から伝わる温度変化や圧力変動などの影響を遮断、コクピット内の環境維持にも利用されている。
また、生命維持システムとも連動しており、ファクターへの酸素供給や空気浄化の補助も行う。
そのためEDは換装無しで、宇宙や水中、有毒環境下においても活動可能な「全領域対応型」となっている。
▼エーテルコンデンサー
EDに搭載されたエーテル貯蔵器官。
ファクターや機体内部のエーテル循環路から供給されるエーテルを蓄積する。
・搭載数:2基
・1基あたり稼働時間:15分(合計30分)
・主用途:予備動力源、緊急時運用支援、一部エーテル武器への供給
・役割
エーテル枯渇時やオートモード時に、コンデンサーに蓄積されたエーテルが主動力源として自動で切り替わる。
・様々な運用
任意での切り替えにも対応しており、駆動系をコンデンサーに、操縦はファクターが担当するハイブリッド運用も可能。
その場合、マニュアルモードが主体となるため、ある程度の技量が求められる。
しかし、カイバによるオートモードによって十分な戦闘行動を維持できるため、あまり使用されない。
・エーテル弾
レンゴクの「ビーストキャノン」、ツムギの「ヒスイガンブレード」から発射されるエーテル弾は、コンデンサー内のエーテルを使用している。
消費したエーテルは機体内のエーテル循環路によって順次補充される。
・弱点
コンデンサー駆動中はスキルが使用不可となり、ファクターによる強化倍率の恩恵も受けられないため、通常運用時と比較すると戦闘能力は低下する。




