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【異世界転生】理想の執事を目指します  作者: 夜空のスピカ
幕間
168/216

夢の中で



 それは神様へと奉納した日の出来事だった。


 ユーリオンは気がつくと、ふわふわした雲の上にいた。

 ここに来るのは二度目なので、落ち着いた気持ちで周囲を見渡し、置かれた状況を把握する。


「また夢の中か……待っていればいいのかな?」 


 ここがユーリオンの夢の中なのか、または意識が別の空間に飛ばされているのかは不明だ。

 しかし、創造神から話があるのは間違いないだろう。


 ピンポーンと、この場には似つかわしくない電子的な音が鳴り響く。

 ユーリオンが怪訝な表情を浮かべつつも、音のした方へ顔を向ける。


「……え……え?」


 先ほどまでは何も無かった空間に扉だけが設置されていた。

 まるで、どこでも〇アが設置されているみたいな状況である。


 催促するかのように、再度ピンポーンと音が鳴る。

 この扉にどんな意味があるのかは不明だが、相手は予想できるのでドアを開ける。


「……はい」

「来ちゃった♪」

「……あ、はい」

「もう、そこは〝彼女か〟ってツッコんでくれなきゃ」 

(え、その小ネタの為だけにこの扉を?)

「答えは当然〝YES〟です」 

「……当然のように心を読まないでくださいよ」


 光の玉がふわふわしながら扉を通ると、扉は消える。

 ほんとに小ネタの為だけに用意したようだ。


「今日は麻雀のお礼を言いに来たのよ もう最高に盛り上がってるわ!」

「実際に使ってみて、どこか問題は無かったですか?」

「文句なんて無い、完璧な仕上がりだったわよ」

「それなら良かった」


 神様に喜んでもらえてるなら、頑張ったかいがあったというものだ。


「レベルが上がってるし、前よりは長くお話しできそうね」

「それなら前から気になっていた事を聞いても良いですか?」

「もぅ、スリーサイズは乙女のトップシークレットよ?」

(……光の玉のスリーサイズって…)

「これは仮の姿で、ちゃんと美しい姿があるのよ?」

「だから心を読まないでくださいよ」

「ごめんごめん」

 

「やっぱり、それは仮の姿だったんですね」 

「神の本来の姿だと、見た目は人でも、与える情報量が多すぎて脳や魂に負担を与えてしまうのよ。

 だから基本的には、情報量を減らした〝こんな〟状態で会うの」


 色々と配慮してくれていたのかと、内心感謝する。


「べ、べつに作画を楽にする為じゃ無いんだからねッ! 勘違いしないでよね!?」

「………」


 ユーリオンの表情が、尊敬と感謝から、落胆と疲労に切り替わる。 

 この神様は小ネタを挟まないと、会話できない呪いにかかっているのだろうかと。


 時間が無限にある訳でも無い為、気持ちを切り替える。

 どれだけ時間があるのかも不明なので、この機会に聞きたい事を思い出す。


 とりあえず、ヴィルトに頼まれていた件について聞いておこう。




「なぜ書く どうせ読まれぬのだ 止めてしまえばいいものを

 永らえてどうなる… 書き続ける意味があるのか」

「ハァ……ハァ……」

「1年くらいか? お前がなろうで小説を書き始めてから…

 …だが ここまで読んでる者は数十人 直この作品も埋もれてゆく…」

「………」

「今さら目障りなだけだぞ なぜ書き続ける………!!!」

「読者の為!!!」

「………少しはマシな答えを期待した もはや意識も定かではあるまい」

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