潮鬼
最新エピソード掲載日:2026/07/31
小学五年生の夏、主人公の「私」はお盆の帰省で父の実家である寂れた漁村を訪れる。しかし村は雨戸が閉ざされ、まるで死に絶えたかのように静まり返っていた。祖父から「明日は何があっても絶対に家から出るな」と強く警告された翌日、退屈した私は玄関の下駄箱で見つけた古い「木彫りの人形」を部屋へ持ち出し、そのまま放置してしまう。
その夜、夕食の席で祖父から、かつて村を襲っていた怪物「潮鬼(うしおに)」と、その目を欺くために各家の玄関に置く「身代わり人形」の風習について知らされる。自分が部屋に持ち去った人形こそが、家を守るための「身代わり」だったと気づき青ざめる私。
玄関が無防備になった家へ、鍵が外れる音とともに、濡れた足音がゆっくりと居間へ近づいてくる――。
その夜、夕食の席で祖父から、かつて村を襲っていた怪物「潮鬼(うしおに)」と、その目を欺くために各家の玄関に置く「身代わり人形」の風習について知らされる。自分が部屋に持ち去った人形こそが、家を守るための「身代わり」だったと気づき青ざめる私。
玄関が無防備になった家へ、鍵が外れる音とともに、濡れた足音がゆっくりと居間へ近づいてくる――。
潮鬼
2026/07/31 00:00