表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
兆兆発止 第2部 学園戦争  作者: ぱんろう
粛清委員会編
36/109

36話:ハイパーウィップ レベル2

「これは!」

その変化に、荘介自身が驚いていた。永倉が唖然としている。

「ま、まさか…レベル2になるなんて!」

荘介は鞭を強く握りしめ、力を込める。すると、オーラが鞭に移動していった。

「お前は所詮臭いを発生させることしかできない!これをくらいやがれ!」

荘介は全力で鞭を振るう。そこから、衝撃波が発せられた。衝撃波は永倉に向かって飛んでいく。

「馬鹿にするな!見ていやがれ!」

永倉も力を込め始めた。そして、手を、飛んできている衝撃波に向けてかざした。

『臭気砲』

「強烈な臭いがする空気の塊を飛ばす!これで気絶しやがれ!くそったれが!」

空気の塊と衝撃波がぶつかり合い、拮抗する。しかし、そのうち衝撃波の方が押していく。

「な、なんだってぇえええ!」

ついには、衝撃波が空気の塊を真っ二つにし、永倉の方に向かっていく。それは永倉に命中し、永倉は吹き飛ばされた。空気の塊とぶつかり合ったことにより、ある程度威力が下げられたものの、気絶させるには十分な威力であった。

「大したもんだったよ…だが、『一条鞭砲』には敵わなかった…」

荘介は、倒れた永倉に言い放った。

(そうだ!善永!あいつは大丈夫なのか!?)

荘介は、善永の様子を確認するため、廊下を早歩きで進むのであった。


その善永は視聴覚室のテレビに目を奪われていた。

(まさか…まさかだよな?)

テレビには井戸が映っており、そこから手が出てきたのが見えた。さらには長髪の女が身を乗り出してきた。

(間違いない!あの映画の、あのシーンだ!野郎!テレビを操って、呪いのビデオを再生させやがった!)

善永は腰が引けてしまった。長髪の女はだんだんと近づいてくる。善永は、視聴覚室から急いで出ようとする。が、ドアが開かない。

「なぜだ!開け!何かにつっかかっているのか!?」

善永は視聴覚室の外に視界を設置する。

(さっきの掃除機!)

そう、善永を追いかけていた掃除機が、ドアを押さえて開かないようにしていたのだ。

「くそぉ!」

善永は振り返る。テレビの女は確実に近づいてきている。いつ、画面から飛び出てもおかしくない。

(こうなったら、本体をやるしかない!だが、どこにいる!?)

視聴覚室はまあまあ広い教室で、椅子や机も多めに置かれている。武田は、どこかに隠れている。探せば普通に見つかるだろうが、余裕がない。女が近づいてきているからだ。視聴覚室、天井の角に視界を設置する。それでも武田が見つかる気配はない。

「くそ!学校の備品だが、命のためだ!致し方ない!」

善永は、アイビームを発射してテレビのコードを破壊した。これでテレビの画面は消滅…していない!女はついに画面から身を乗り出してきた。

「うわああああああ!」

善永は悲鳴を上げる。その様子を、武田が笑っていた。

「馬鹿め!コードを破壊したって、どうにもならねえよ!」


「…そうか。そこにいたんだな。」

「何!?」

先ほどまでの悲鳴から一転、善永は武田の位置を特定した。武田はテレビの後ろにいたのだ。

「なぜ、コードを破壊したってわかったんだ?」

「!」

「答えは簡単だ。お前は、テレビの後ろに隠れているからだ!」

善永はテレビに近づく。女がいるが、お構いなしだ。

「く、くるな!女がお前を殺すぞ!」

「その前に、俺がお前を倒す!アイビームで貫かせてな!今、お前の頭を狙っているぞ!」

「ひっ!?」

脅し合いは、武田の敗北に終わった。善永の発言に怯えた武田は、兆能力を解除する。それによって、女は消滅した。そんな武田の前に、善永が立つ。

「よくも俺を驚かせてくれたな?」

「か、勘弁してくれ!俺は生徒会長に頼まれただけなんだよ!」

「そうか…なら、情報を対価に、お前を助けてやる。」

善永は武田にチャンスを与える。すると、武田が豹変した。

「ははは!そうだ!他の部員も、きっと無事にはすまないだろうなぁ!」

「!」

「今頃、酷い怪我を負って救急搬送され…」

武田が全てを言いきる前に、善永の正拳突きが炸裂した。武田の顔面に拳がめり込み、そのまま気絶させた。善永は視聴覚室から出る。そこには荘介が立っていた。

「善永!そこにいたのか!」

「荘介!部室に向かうぞ!」

善永は焦った様子で部室に向かう。荘介は状況を理解できなかったが、とりあえずついていった。

部室の近くに来ると、何か様子がおかしい。やけに人だかりができていた。


善永の挑戦状:映画『リング』に登場する、長髪と白い服でおなじみの女性は?


前回の『善永の挑戦状』答え:サイクロン式

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ