表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/109

31話:強敵、加賀美サリー

鞭を握っていた荘介が叫ぶ。

「善永!足は大丈夫なのか!」

善永は足をさすりながらも、サリーを睨んでいた。

「…火傷どころじゃないぜ!」

サリーは、善永を見て目を輝かせた。

「善永君!お久しぶりです!お会いしたかったです!」

「俺は二度と会いたくなかったんだがな!」

サリーはなぎさ同様、善永に惚れているらしい。もっとも、一方通行であるようだが。

「まあ酷い!でも、そういうところも好きです!」


「いいなあ、善永。3人の女の子に愛されるなんて…」

早明浦がぼそっと呟いた。

「言ってる場合か!この状況下で冗談は禁止だ!」

善永はアイビームでサリーに牽制している。

「もう!善永さんったら!」

『ドュルアーグ』

サリーの周りに盾が出現した。

「防御魔法ドュルアーグか!あらゆる攻撃をはね返すぞ!」

山南が善永に近づく。

「お、おい!俺に何かできることはないか!?」

「ない!消えろ!」

善永は冷酷に言った。

(荘介がサリーの杖を封じているが、所詮それは動きだけ…魔法は使ってくる!)

そのとき、本田と篠原がサリーの前に立ちはだかる。

「俺たちで押さえる!」

ペインティングを発しながら、篠原が地面をパンチする。ペンキが飛び散り、サリーの足に纏わりついた。さらに、本田が手を伸ばし、サリーの手に纏わりつく。

「ナイスです!四肢の動きを封じたのは大きい!」


そして、サリーが手に持っていた杖も消滅した。

「杖が!」

「こいつは大物だね。」

八ッ場がエニィウェア・フィッシングでサリーの杖を釣り上げていたのだ。

「さすがのサリーも、この人数では大暴れできないな!」

善永が安心しながら、宮ケ瀬の方を見る。

「宮ケ瀬!手鏡だ!」

「ええ!」

宮ケ瀬が手鏡を取り出す。サリーは大暴れだ。

「まだです!善永君を…善永君をホルマリン漬けにするまで…!私はあの女に主導権を握らせない!」

突拍子もなく飛び出た恐ろしい言葉に、その場にいた全員が戦慄した。それがよくなかった。サリーが本田の手を振りほどいた。

「なんて力だ!」


「宮ケ瀬!早く!」

「わかってますわ!ただ、目をつむっているんですのよ!」

サリーは目をつむったまま暴れているのだ。早明浦が提案をする。

「それじゃあ、目に帯電させてでも開けるか!?」

「ダメだ!なぎさの体を傷つけるわけにはいかない!」

速攻で却下された。そうしている間にも、サリーが足に纏わりついたペンキを剥がしていた。

「嘘だろ!俺のペンキを…!」

「宮ケ瀬!手鏡は荘介にパスだ!」

手鏡を割られないようにするため、宮ケ瀬は荘介に手鏡を投げる。荘介は鞭で受け取った。しかし、サリーはそこに目もくれず、杖を釣っていた八ッ場の方に向かう。

「こっちに来たか!」

八ッ場は杖をどこかにリリースしようとする。そして、それを守るために早明浦が立ちふさがった。サリーは足を止める。

「どの方もこの方も!!」

サリーは激昂しているようだ。

「杖を遠くにリリースした!こいつの脅威を消し去ったぞ!」

それを聞いて、荘介がサリーのもとに向かう。

「サリー!小学校のときは俺が好きだと言ったよな!?こっちを見ろ!今の俺もなかなかいい男だぜ!」

サリーは思わず荘介の方を向く。

「過去の話を引きずらないでください!」

荘介がよしきたと言わんばかりに、手鏡をサリーに見せようとする。が、その鏡は割られてしまった。

「!?そんな!」

荘介がサリーを見る。その手から煙が出ていたのが見えた。手から魔法を出したのだ。


善永の挑戦状:あらゆるものに変身できる加賀美あつ子を主人公とする、赤塚不二夫原作の魔法少女作品は何?


前回の『善永の挑戦状』答え:『魔法使いサリー』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ