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102話:クイズ研究会集合

一太がベックの方を見る。

「厄介ですね。テレポート、ここは袋叩きで…」


一太を遮るように、黒部が口を開いた。

「ここは、俺と宮ケ瀬、そして本田さんに任せてください。」

「俺も?まあいいが…」

黒部の発言に、本田は戸惑っていたが、承諾した。

黒部は本田に微笑みかけ、ベックを睨む。そして、大きな声で言った。


「俺は、『サッカー界のカスパロフ』!黒部武蔵だ!兆能力はアンチ・スケープゴート!」


突然の自己紹介に、ベックはぽかんとしていたが、大笑いしだした。

「ははははは!これは傑作だ!自分の兆能力を相手に教えるとは!カスパロフなら、そんなことはしなかっただろうな!」

ベックは黒部の目の前に移動し、黒部に触れた。

「兆能力とその自信を腐らせてやるよ。」

ベックと黒部は姿を消した。そして、地上から30mの地点に移動し、ベックが黒部を突き放した。

「さあ!上空30mから地上に叩きつけられたら、痛みを誰かに押しつけることはできないだろう!?」

ベックが笑っていると、黒部も笑っていた。

「何がおかしい!お前はこれから死ぬんだぞ!」

「ふふふ。すまないな。こんなに上手くいくとは思わなかったんだ。ふふ。」

そのとき、ベックはあるものに気がついた。

「あれは!花びら!?」

地上から花びらが迫ってきていたのである。ベックはすかさず地上に移動し、それをかわした。

「それで俺を攻撃したつもりか!?とんだお笑い…あっ!」

花びらは、ベックを狙っていなかった。花びらは落下している黒部を狙っていたのだ。


「ああ…桜ってなんで儚く散るんだろうな…」


黒部がぼそっと呟いていると、宮ケ瀬が叫んだ。


「違いますわ!桜は、次の希望を託して、元気に散っていくのですわ!」


花びらが黒部に襲いかかる。しかし、黒部は痛がる様子を見せない。その代わりに…

「うぎゃああああ!」

ベックが体中掻きむしりながら、痛みに苦しんでいた。それでも、笑い続けている。

「だが、それでもお前は助からない!ざまあないぜ!」

そのとき、本田の手が落下している黒部を受け止めた。本田の手は餅のように伸び、同時に赤くなっていた。それを見て、篠原がはっとする。

「餅を熱するヤキモチか!」

本田の手は熱されていたが、黒部が熱がる様子はない。代わりに…

「ぎゃああああああ!」

ベックが熱さに苦しんでいた。しばらく苦しんでいると、突然ベックが発火し始めた。ついに声を上げることはなくなり、ベックは燃え尽きていった。

黒部は本田に受け止められ、無事に着地する。

「助かりましたよ。本田さん。」

「流石だ。黒部。お前にはいつも驚かされる。」

「本田さんもよかったぜ!俺の真剣の出番がなかった!」

「なくていい。」

皆でわいわいしている中、宮ケ瀬がはっとする。


「そうですわ!善永様たちは!?」

篠原が目の色を変え、4人を手招きする。そして、事情を説明する。

「俺たち三年生は、グラウンドで待機しているよ。お前らは校舎の中にいてくれ。」

「はい!」

篠原に言われて、一太、早明浦、黒部、宮ケ瀬たちが校舎に向かっていくのであった。


善永の挑戦状:第47回日本レコード大賞・金賞を受賞した、コブクロ12枚目のシングルとなる楽曲は何?


前回の『善永の挑戦状』答え:エドモンド本田

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