↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
94/108

鉱山の入手

俺はハルカ、ペルカ、シュレンビータをフォイヘスに乗せて、モイナムの鉱山に向かった。思えば精霊の町が全滅しているので困っているんじゃないかな。

「この辺りだと思うんだが。」

眼が良い種族がいないので、見つけるのに時間がかかる。リムでも連れてきたらよかった。

シュレンビータがこっちじゃないかというところを探すとやっと見つかった。さすが採掘3だ。山道を進むと、洞窟がいくつかある。気配を感じてドワーフが出てきた。

「こんにちは、モイナム殿はおられますか?」

「何者だ、ここは立ち入り禁止だ!」

ドワーフは叫び、斧を構えた。ペルカが俺の前に立ち塞がり闘気を高める。穏便に頼む、お前に勝てるドワーフなんていないんだから。騒ぎを聞きつけてドワーフたちが出てきた。

「これは、ショウ様ではありませんか!」

「おお、モイナム殿、お久しぶりです。」

「ご無事でしたか。町があんなことになったので、案じておりました。」

「カソーピアは殲滅したので、ご安心を。」

「そうなのですか!さすがショウ様ですな。しかし3公爵家があんなことになって、私どもの商売も先が見えません。この鉱山を閉めてコリコラスに戻ろうかとも思いますが、町があの状況では船の手配もできません。」

「お察しします。船の手配が必要ならお手伝いできますが。」

「そうですか!それは助かります。」

「それに、よろしければこの鉱山を買い取らせていただくことも可能です。」

「それはありがたい話ですか、採掘持ちでないと使いこなせませんぞ。」

「そこは何とか致します。」

「そこまでおっしゃるなら、言い値でお譲いたします。」

「それでは金100キロでお願いします。」

「何をご冗談を。」

「冗談ではありません。本気です。」

モイナムは少し俺を見つめた。

「私どもは誠実な取引をしてきました。そのような施しを受ける訳には参りません。」

「これは失礼しました。それでしたら、金50キロで今お持ちの宝石をすべて譲っていただくという条件では、いかかでしょう?」

「宝石をすべてですか。儂が隠すかも知れませんぞ。」

「さきほど、誠実な取引と言われたではありませんか。」

「これは、参りましたな。分かりました。その条件で結構です。よろしくお願いいたします。」

「船の手配ですが、こちらは何人ほどおられますか?」

「80人ほどおります。」

「それでは二週間後に草原の民20人で迎えに参ります。船2隻をレンドルの港に準備します。それまでに準備してください。」

「それはありがたい。早速手配いたします。」

「少し鉱山を見せていただくことは可能ですか。」

「どうぞ、ご案内いたします。」

俺たちはモイナムの案内で坑道に進んだ。中はひんやりしている、暗いので俺は見えないが、ペルカはずんずん進んでいく。オークも本来は暗いとこは苦手なはずだが、シュレンビータも特技のおかげで見えるようだ。どうなってんの。

「こっちには鉱脈が通じていますね。」

シュレンビータが壁を見てつぶやいた。モイナムが聞きつけた。オークが何を言ってるという感じだ。そうなるわな。

「そちらには鉱脈はないですよ。」

「実はシュレンビータは採掘3なのです。」

モイナムは凍り付いた。

1時間ほど坑道を見て俺たちは外に出た。

「そのような方がこの鉱山を見ていただけるのは嬉しい限りです。」

モイナムが俺の手を握って頭をさげる。

「しっかり引き続き使わせていただきます。」

俺たちはフォイヘスに乗って荘園に戻った。

「シュレンビータ、どうだ?」

「まだまだ、掘れるところはたくさんありそうです。50人ほど山の民を使えれば安定的になります。」

「わかった、手配しよう。ペルカ頼むぞ。」

「はい、わかりました!」

返事だけは良いな。

2週間後に宝石と金の交換になるので、その準備と第二の扉攻略を一か月後に変更した。


2週間後運搬車を曳いたケンタウロス20人がペルカに率いられて港に到着した。

「ショウ様、色々ありがとうございます。」

モイナムが深々と頭をさげる。

「故郷での成功をお祈りします。」

「それでは、これをお受け取りください。」

モイナムが木箱を出してきた。俺も準備しておいた50キロの金塊を取り出した。

お互い、中身を確認することなく受け取った。

「これだけあれば、向こうでまたしっかり生活が始められます。感謝します。」

「無事の航海を祈っています。」

モイナムたちは2隻の船に分乗して長年住んだジェローリアからコリコラスに向かった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。