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リショウム50階層1

コンポロ攻略の機は熟してきた。今何ができるかというと、ジェイパスの能力を最大限引き出すことだ。使役は強力なのでもっと理解したい。それに神器の製作も加速したい。

「リショウムの50階層までジェイパスを連れて行こう。」

ポポゼウルにドワーフの援軍を求めて、戦闘系の覚醒組全員で攻略することにきめた。いつカソーピアが攻めてくるかも知れないので、時間はかけれない。


リショウムの30階層ゲートで待ち合わせをした。ドワーフ5人がポポゼウルから派遣されてきた。挨拶をしているとジェイパスも来た。蟹がたくさんいたので、ドワーフたちは驚き臨戦態勢に入った。

「あ、これは大丈夫ですから。」

「ジェイパス、今日はここの魔物捕獲するから。蟹は解除してくれ。」

「蟹がいないと、干し魚が持ち帰れないのじゃ。」

「船で運んでやるから、蟹はあきらめろ。」

「ほんとじゃな、約束じゃぞ。」

「この前のおおだこが死んだので、新しいのを手に入れるのに時間がかかった。中階層は落ちる確率低いからのう。」

「おおだこは陸でも使えるのか。」

「うーん、使ったことないが動けんじゃろうな。一応持ってきた。」

それは役にたたんぞ。

「迷宮の移動はどうする、人型にするか?」

「いや、クラゲがあるから大丈夫じゃ。」

「クラゲは魔法に弱いから、一応籠持ってきたぞ。」

「すまんのう、クラゲ死んだらそれに乗る。」

派遣されたドワーフたちはクラゲに乗って移動するジェイパスをみて、怯えている。そうなるわな。

40階層までは爆走する。一日半で駆け抜けた。そこでゆっくり休憩した。

「ここからは魔法が来るから気を付けてくれ。」

ジェイパスにもチェインメールと兜は用意したが70%だ。そのうえクラゲの心配までとはめんどくさいぞ。

「わかった。気をつけよう。」

「それと、地上で役にたちそうなのは物理攻撃の虎だから、落ちたらいくつか捕獲してくれ。」

「わかった、まかせるのじゃ。」

41階層に降りるなりクラゲがきた。クラゲがややこしいからジェイパスは一番後ろに下げた。サフィアスが慣れてきて、魔物を避けるのもうまくなった。43階層まで問題なくすすめた。しかしここからはいつものようにファイアーリザードとサソリの高速移動に囲まれることが多くなった。

「ファロリアス。」

「はい、何でしょうか?」

「バフはステータスにもかけれるのか?」

「はい、できますよ。」

「それなら、ファイアーリザードが複数出たら幸運のバフを頼む。」

「幸運ですか、わかりました。」

なんとかジェイパスのドロップ率上げないとな。

「ちょっと、いいか。」

「なんだ、ジェイパス。」

「ファイアーリザードは火の攻撃魔法じゃろう。」

「そうだが、それがどうした。」

「水中の魔物は火には強いぞ。おおだこを使ってみるか。」

「でも、動けないんだろう。」

「しかし、大きいから迷宮を塞ぐ壁にはなるぞ。」

「おお、なるほど、前後を挟まれても一方に集中できるな。」

「それにファイアーリザードは近づいても魔法攻撃しかないから、おおだこの触手攻撃が利きそうじゃ。」

「早速試してみよう。」

いつものようにファイアーリザードに前後を囲まれたときはT字路に陣取ったが、後ろにはジェイパスがおおだこを召喚した。もちろんほぼ全員初見なので凍り付く。

「おーい、おおだこは味方だぞ。」

ドワーフたちは後ろを気にしながら前のファイアーリザードと戦う。しょうがないな。

なにせ大きいので、ほぼ後ろは見えない。前を倒して、ジェイパスにおおだこを戻させると、すでにファイアーリザードは消えて、魔石が残っていた。

「おおお~。」

全員が歓声をあげる。これは相性いいな。

「おい、ファイアーリザード落ちたぞ。」

ジェイパスが獲得を告げた

「おう、やったな。中層の魔物を持っとくと負担になるのか。」

「蟹のような低層魔物は問題ないが、中層魔物は魔石の消費が激しくなるのう。おそらく5体くらいが限界じゃなかろうか。」

「そうなんだな。じゃあファイアーリザードはこれだけにしとこう。46階層以下で良いのがでるかも知れないから。」

さすが上級種だ。45階層までも楽勝になってる。

「さあ、次は46階層だ。ここで野営して気を引き締めよう。」

「おおだこは凄いです。ファイアーリザードと戦っても全く疲れませんね。」

エリーンがリムを乗せて近づいてくる。

「リムとジェイパスのおかげだな。」

リムが出番が少ないので、ちょっとよいしょしておく。雑魚の中間管理職は疲れる。

フォイヘスに乗ったサフィアス姉妹も近づいて、メレンタスが笑顔で、

「相性がいいと、凄く楽ですね。下へのコースも結構最短に近いのが選べます。」

確かに相性があるから、次はどうなるかわからない。気を引き締めよう。


野営が終わって下へ向かう。ジェイパスが干し魚を食事に欲しがったので、煙いし、魚臭い。がまんするしかないな。早速出たのはファイアーリザード3体だ。これはラッキーや。

試しに、ジェイパスにおおだこを出してもらう。5分ほどで静かになった。裏からは見えんからな。おおだこを戻すと魔石が転がっている。みんな目を見張る。相性は大事や。

「おおだこ、回復しておかなくても大丈夫か?」

「少しダメ受けたのう。300くらいじゃが、まあ満タン5000だから大丈夫そうじゃ。」。

「緑きます。」

メレンタスがみんなに伝えると緊張が走る。クワガタ1体だ。この前どっかにカブト虫いたな。

「顎の攻撃ダメ大です。気を付けてください。物理防御2000なので、魔法で攻撃を。」

クワガタは魔法攻撃じゃないんだな。前衛のペルカが前に出て、顎に挟まれる、80%減で600ダメだ。攻撃3000か、強い。

「ペルカ下がれ、エリーン回復だ。」

魔法攻撃が連続で命中しクワガタは爆砕した。このクワガタは対人戦に使えそうだ。

「ジェイパス、クワガタ捕獲しといて。それとクワガタ倒すの魔法だから、前衛から中衛に降りて。」

「わかった。誰か中衛代わってくれ。」

もう一度クワガタが出た後、黄色が来た。

「アイアンスライムです。ダメは1しか入りません。加速で対応してください。防御無視の攻撃来るので、気をつけて!」

メレンタスの声に反応して、モウル、ファロメイリン、スティリアスが上がってスピードを上げる。スティリアス、頑張れ~。まだ加速に慣れていないスティリアスが攻撃を連続で受けた、400ダメだ。HPが半減した。まずい!そこに弟のロストリンが飛び込んで行く、一撃でアイアンスライムを倒す。えっ、どういうこと。モウルとファロメイリンも舞うようにアイアンスライムを切り刻み、爆砕させる。

「ロストリン、よくやった。でも一撃だったよな。」

「どうも、拳技にも防御無視の固定ダメがあるようです。」

「おお、それは凄いな、スティリアス、まだ初心者だから無理しないようにな。」

俺の発言は公平だ、と思いたい。

「アイアンスライムは攻撃の出る方向が分かりにくいので回避がむずかしいですね。」

ファロメイリンも一撃受けている。

「念のため、アイアンスライムの時はエリーン上がって回復してくれ。」

「はい、そうします。」

「わらわのクラゲも魔法撃たせようか?」

「おお、そうだな、雷全体攻撃だし間隔短いから良いかもな。頼む。」

ジェイパスのクラゲは乗り物だけじゃないんだな、忘れてたわ。

46-50階層の前半だと、ファイアーリザードとクワガタが同時にくるとめんどくさい。

クワガタの物理ダメが大きいので、おおだこを出せないからだ。クワガタから2回攻撃を受けるとおおだこが死ぬ。その場合は魔法職が全力でクワガタを倒すことに集中することにした。ファイアーリザード3体の攻撃はまともにうけるが、エリーンが全体回復で魔法職を守る、ということだ。一度だけ前後をこの魔物ペアに囲まれたが、サイクスの氷魔法と、クラゲの雷魔法がファイアーリザードを止めたので、なんとか切り抜けた。

そして48階層に到達した。ここで赤がくるので、48階層の入り口で待機した。


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