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一か月の新婚生活

もう魅了のスロットに空きが2しかないので、今回は魅了はあきらめた。5人とも俺を王として認めてくれているので大丈夫だろう。俺はいつものようにエリーンから大量のMP薬を渡されて、5人の小屋に向かった。今回はしっかりコミュニケーションするために清里にひと月6人で籠ることにした。

「お前たち、これから俺の島に行く。向こうでは人間しかいないので、人型になってもらうが良いか?」

5人はざわついた。

「ミドリさんが王様は人型を好むと言っておられました。御意のままに。」

あいつは何を吹き込んでるのか怖いわ。

「そ、そうか、それなら行くぞ。」

次々に人型に変えていくと、小さな悲鳴が上がったが、ロロスマートが、

「王様、この体はステータスが上がります。ありがとうございます。」

MPやHPのステータスは全員シュレンジュ達より元々10%ほど高い。同期後の状態はこんな感じだ。


テルマトーン B 86 W 52 H 82 身長 155 体重 44 年齢 7

       戦闘性向 50 魔法性向 160 支援性向 30 特殊性向 150

ビアティン  B 86 W 58 H 88 身長 160 体重 49 年齢 7 

       戦闘性向 180 魔法性向 30 支援性向 30 特殊性向 160

パンティカ  B 84 W 55 H 88 身長 160 体重 43 年齢 7 

       戦闘性向 40 魔法性向 80 支援性向 160 特殊性向 170

ロロスマート B 82 W 52 H 88 身長 165 体重 45 年齢 8 

       戦闘性向 80 魔法性向 30 支援性向 160 特殊性向 160

ゴンフィーネス B 90 W 60 H 88 身長 170 体重 55 年齢 8 戦闘性向 180 魔法性向 130 支援性向 30 特殊性向 180


みんな特殊性向が高い。これはスキルや特技が楽しみだ

シンリアスは大きな島なので、部族によって見た目もちがうようだ。

人型にすると、色々比較できる。

北のビアティンは細くて少し肌が濃いベトナム人のようだ。

東のゴンフィーネスはスタイルが良いモデルのようなインドネシア人だ。

西のテルマトーンは小柄なアラブ系の美少女だ。

南のパンティカは、日本人より頭が小さくてスタイルが良い中国の北方の娘だな。

中央のロロスマートは、日本人のようだ。

リムは中東の中学生、エリーンはドイツの高校生、シュレンジュ達は日本の若妻、

モウルはスウェーデンの大学生、ペルカは南米の高校生、サフィアスはロシアの小学生

スティリアスはタイの高校生、ジェイパスはチェコの少し年上かな。


三往復して5人を清里に運ぶと、五人は怯えている。

「ここが王様の島ですか?」

ロロスマートが訊いた。

「そうだ、ここでは魔法がかかっているので、向こうとは時間の流れが違う。こっちの1時間が向こうでは1ヶ月になる。なので心配しなくて良いぞ。」

何を心配しなくていいのか良くわからんが。

「見たことのないものがたくさんあります。」

「そうだな、色々と進んでいるからな。ここに一月いるからお前たちにも使い方を覚えてもらうことになる。」

まず、ウオシュレットの使い方を教えた。

「こちらはかなり南の島なのですね。寒いです。」

ビアティンが言う。シンリアスは南半球だからそうなるんだな。

「この島は北半球だから、ちょっと違うが、まずストーブを付けよう。」

俺がストーブに火を入れると歓声があがる。

「それと服をかってくるからそれまでお茶を飲んで待ってろ。」

みんな苦いので顔をしかめたが、我慢して飲んでる。長坂まで降りて大量の服を買ったので不審がられたが、次からは誰か連れて行こう。まあ、トレーナ兼寝巻みたいなやつだ。それにさすがに下着は女物はかえなかったので、男物のトランクスにした。LLだから大丈夫だろう。

「俺はお前たちの家族になるが、まずお互いをしっかり知らないとな。これから6人で色々話をしてお互いを理解したい。」

「王様、私共は王様のご命令に従いますので、そのようなお気遣いは無用です。」

ゴンフィーネスがきっぱり言う。

「俺のことを知るのは嫌か?」

「いえ、とんでもありません。嬉しいことですが、」

「それなら、そうしよう。まずここで過ごすには食料がいる。もう一度買い出しに行くのだが、ロロスマート、テルマトーン一緒に行ってくれるか?ビアティンとゴンフィーネスは肌の色がここの島の人間より濃いから目立つから、待っていてくれ。」

ふたりは車に驚きながら長坂のスーパーまでついて来た。徐々に馴らさないとな。スーパーではスポーツブラも15枚買った。今度は女連れだからいいだろう。車に乗り切らないほどの食材を買い込んで清里に戻った。

「こんな食材見たことがありません!」

スーパーに行った二人も驚きの声を上げていたが、残っていた3人も目を見張った。

「この島の人間はこんな食事をしているのですか?」

「そうだな、交易を通じて色々な物が手に入る。将来はシンリアスもこのようにしたい。」

「それは凄いことです。ぜひお願いします。」

俺は台所の使い方を教えたが、さすがエリートオークだ。みんな直ぐ俺より上手になった。ゴンフィーネスの包丁さばきは凄い。

「夕食も終わったから、風呂に入ろう。」

「風呂ですか?」

「そうか、シンリアスは暖かいから水浴びで済ますんだな。ここは寒いから水を沸かしてその中に入るんだ。」

また5人が怯えている。

「少し怖いです。」

ビアティンが震えた声で言う。

「大丈夫だ。使い方を教えよう。」

それぞれにタオルと手ぬぐいを渡して、ボディソープやシャンプーの使い方を教えた。5人はそれを興味深く見ている。シャンプーとかすぐになくなりそうや。結構気に入ったみたいでみんな1時間近く出てこない。俺が入るまで3時間以上かかった。入るとやはり湯舟は汚れている。しっかり洗ったんだろう。

「もう遅いから今日は寝よう。」

俺に言葉に5人に緊張が走った。

「あの、今日は誰が王様と一緒に?」

ロロスマートが小声で言った。

「ああ、まずはみんなを知ってからだ。今日は5人で隣の大部屋で寝ろ。俺はここで寝るから。」

5人がざわついた。

「私どもではお役に立たないということでしょうか?」

ゴンフィーネスは涙目だ。

「そうじゃない。みんな可愛いぞ。俺はまずみんなのことを良く知りたいのだ。心配しなくていい。」

俺も余裕ができたもんだ。りっぱなおとなや、知らんけど。


翌日からは家事の分担を決めた。ゴンフィーネスとビアティンは調理、テルマトーンとパンティカは掃除、ロロスマートは洗濯だ。洗濯は外に干すので見られても違和感の少ないロロスマートにした。最初は料理に味がなくて困ったが、数日で味付けも上手くなった、優秀だ。俺は翌日から空いた時間でみんなにリムとの出会いから話をした。みんなは目を輝かせて話に引き込まれている。これは悪くない。話の切れ目ではテルマトーンが紅茶やコーヒーをいれてくれる。この子が一番気が利く。そしてリムの町が壊滅したところでは号泣していた。そして一緒に遊べるように一日数時間はゲームを教えた。最初はモノポリーだ。

「おい、またボードウォークはビアティンなのか?おかしくないか3回連続だぞ。」

俺はまたビアティンのホテル付ボードウォークに突っ込んで破産した。

「王様、サイコロの目は正直ですよ。」

ビアティンの反論にみんなが笑った。いい雰囲気だ。やはりビアティンの幸運度が凄く高いのは伊達じゃない。翌日はデポロマシーをやった。これはプレイヤーが欧州大国になって、駆け引きをするゲームだ。経験的にはロシアやイギリスが有利だ。しかしロロスマートは小国イタリアで続けて制覇した。こいつは口がうまいな。気を付けんと。その翌日にはトランプで遊んだ。まずは神経種弱だ。最初はみんな互角だったが、途中からパンティカが無双し始めた。開くとほぼ同じのを開ける。

「パンティカ、どうなってるんだ?」

「えー、カードがだいたい分かるようになりました。」

もうやめや。その後スピードをした。同時にカードを開いて山の上に置けるカードを早く置いた方が勝ちの反射神経ゲームだ。俺は説明したときは勝てたが2回目からは勝てなくなった。5人の凄いスピードに圧倒されたが、特にゴンフィーネスの速さは目にも止まらない。これもあかん。しかしゲームを通じて5人の笑顔や悔しがる顔を見えて嬉しくなった。


「ロロスマートそれは家の中に干すんだ。」

「はい、どうしてですか?」

「いや、スポーツブラをそんなにたくさん外に干したらおかしいだろう。」

ロロスマートは首をかしげるが、その姿もかわいい。

それからは5人のこれまでについても聞いた。5人とも4歳になった時に次の人質に選ばれた。一族の中で優秀で誉ではあるが、先の見えない人生の始まりだった。英才教育を受けてあっという間に3年が過ぎて、いよいよ来年と言う時に俺が現れたようだ。

「ですから、王様は私たちにとって救世主様なのです。」

「そうか、みんなつらかったな。しかし俺はその暗い未来からみんなを救ったが、だからと言って俺のものになる必要はないんだぞ。」

5人の目に涙が流れた。またそれか!

「王様は私たちが必要ないとおっしゃるのですか?」

涙声でロロスマートが呟いた。

「いや、そういう訳じゃないが、お前たちは自由な人生を選んで良いんだよ。」

「私たちは王様のお側にいることを幸せで誇りに思っています。」

ゴンフィーネス、目が怖いぞ。

「そ、そうか、そこまで言うなら、そのサイコロを振れ。順番を決めよう。」

やはりビアティンが一番を引いた。


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