行動開始
飛鳥がバックミラーから見えなくなった頃
「さてと、やりますか」
ピッとボタンを押し「090ー××××ー×××× 」
てぅるるるる・てぅるるるる・てぅるる「がちゃ」
「もしもし源さん、八雲だけど」
「もしもし、はいそうでが、八雲さん何か?」
「源さんに頼みたいことがあるんだけど、いいかな?」
「私に出来ることなら」
「ありがたい、源さんにしか頼めないことだから」
「しばらく、ここを離れるから、孤児院の警護とマンションの2・3・4階の改装を手配して欲しいんだけど」
「はて?警護は分かりますが、改装ですか?」
「うん、多分だけど孤児院のみんな避難しなきゃいけなくなると思うから、その時に、出来るだけ快適に過ごせるように、今のうちにやれることはやっとかないと、まあそうならないようには動くつもりだけど、頼める?」
「私が、八雲さんの頼みを断ると?」
「ありがと」
「警護の方は、そう言うと思ってましたから直ぐに動きます。改装は明日からでいいですか?」
「流石、源さん。じゃあ、頼みます。」
「はい、任されました」
ぴっ、電話を切った
ピッ090-××××ー××××
ぷ、がちゃ
「早っ」
「もしもし、八雲」
車のスピーカーから流れてきた声は女の声だったが・・・
「はい、そうですが、相変わらず電話取るの早いですね。」
「勿論、八雲からの電話だからね、それにそろそろ掛かってくる頃かなって・・・セントマリア孤児院のことで」
「どこからそんな情報仕入れるんですかっ」
「それは、いつも八雲を見ているからだよ」
「こわっ恐いよ。咲さん。咲さんに言われると余計に恐いよ」
「えーーー一斉一代の愛の告白なのに」
「・・・」
「おーい、なんか答えてよーーー」
「流石、並ぶものがない、凄腕の情報屋と言うことにしておきます。」
「えーーーそこなのーーー」
「って話が進まん、そろそろ本題に入るよ」
「そうだね。もう少し、この掛け合いを楽しみたかったんどけど、まあこの辺で」
「よろしく」どっと疲れが・・・
「今、分かっていることは、三年前のマリアンヌを覚えてる?そこに繋がりがあるよ」
「やっぱりね。チラッとだけど聖堂に飾ってあった紋章が似てるかなって思ってたんだけど確証がなかったから、それが確認できて良かったよ。って何でそんなことまでしってるんだ・・・あれって日本に来るほんの少し前の偶然の出来事だったんだけど、だから誰も知らないはずじゃ・・・はあー、もう咲さんのことは突っ込まないようにする、突っ込んだら負けだ」
「あははは」笑い声が聞こえた、でも、嫌な笑いではなく清々しい、俺の好きな声だ
「後、頼みたい事があるんだけど、」
「飛行機の手配ね。21時発のキ◯ギス行きで手配しました。」
「ありがと、後、写真を頼みたいんだけど・・・」
「えっ私のヌード写真、八雲のエッチーーー」
「遠慮しときます。いくらとられるか分かったもんじゃないよ。飛鳥に頼むから」
「八雲なら、本気で求めてくれたら、ただでいいのに」ボソッ
「えっ何?聞こえないよ」
「何でもないよーだ」
「さて、そろそろ空港に着くから、他に情報が入ったら連絡よろしく」
「はい、気を付けて行ってきて下さい」
「行ってくるよ」
「行ってらっしゃい、チュッ」ガチャ
プーップーップーッ
「えっ今のチュッって聞こえたけど・・・聞き間違えだよな、うん、聞き間違えだ」
少し顔が熱くなったよ。いつも咲に連絡を取るといじられてしまう、咲なら嫌じゃないけど俺は、いじる方が好きなんだよな。
まだ、19時か少し食事でもしますかね。




