第二巻 第四章 鍛冶場の町・アイゼルク・夜星の杖
シュテルナを出て五日目、山あいの道の先に、細い煙突がいくつも並ぶ町が見えた。アイゼルクを次の町に選んだのは、夜星の杖の亀裂を見てもらうためでもある。作った人が、かつてこの町で鍛冶を学んだとだけ、ロッテには伝えていた。
灰色の石造りの家のあいだから、白い湯気と、鉄を叩く音が交互に上がっている。道端には蹄鉄、蝶番、鍋の取っ手までが吊るされ、風が吹くたびに小さく鳴った。
町の入口に立つ石柱には、黒い金属でできた大きな槌が掲げられている。
「鍛冶場の町だね」
ロッテが言った。
「アイゼルク、かしら」
「今日は、釘でも鍋でも直せそう」
「ロッテは、何でも直せるわ」
「何でもじゃないよ」
彼女はすぐに言って、それから少しだけ笑った。
「でも、鍛冶屋さんの町なら、材料がいっぱいあるのは助かる」
町へ入ると、音の多さに反して、火の入っていない鍛冶場が目についた。扉を閉めたままの工房が何軒もある。開いている店でも、炉の前に人が立っているだけで、槌を振るう者はいない。
中央広場の掲示板には、煤で汚れた紙が貼られていた。
《修繕士求む。中央鍛冶場の火脈不調。生活用具の製作、停止中》
ロッテは紙を読んでから、わたしを見た。
「これは仕事になるね」
「ええ」
「ただし、炉に星を落とすのは禁止」
「落とさないわ」
「槍も禁止」
「それは、まだ依頼の内容を聞いていないでしょう」
「フリーダの『まだ』は、安心材料じゃないんだよ」
わたしは少し考えた。
「では、先に聞きましょう」
「そうして」
中央鍛冶場は、広場の奥にある大きな石造りの建物だった。
天井には太い梁が渡され、壁際には使い込まれた金床が何台も並んでいる。中央の炉だけが赤く灯っていたが、炎は息苦しそうに低く揺れていた。
炉の前にいたのは、白い髪を三つ編みにまとめた老女だった。革の前掛けには火の粉で空いた穴がいくつもあり、右手には短い鉄槌を持っている。
その隣には、まだ十代半ばほどの女の子がいた。金髪を短く切り、腕まくりをした服の袖に煤をつけている。熱した金具を挟んだまま、どうすればいいのか分からないように立ち尽くしていた。
「修繕士さんかい」
老女が言った。
「リーゼロッテ・ベッカーです。こっちはフリーダ」
ロッテが名乗る。
「マルタだ。こっちは弟子のフィーネ」
フィーネさんは慌てて金具を金床へ置き、頭を下げた。
「よろしくお願いします」
「こんにちは」
わたしも頭を下げた。
マルタさんの目が、わたしの杖へ向く。
茶褐色の魔導石。その中心を斜めに走る、細い亀裂。
彼女は、手にしていた鉄槌をゆっくり下ろした。
「その杖、どこで手に入れた」
「……故郷の者に、作ってもらいました」
「作った子の、名前は」
すぐには答えられなかった。
炉の炎が、小さく爆ぜる。フィーネさんが気まずそうに目を伏せ、ロッテは何も言わず、ただわたしの隣に立っていた。
マルタさんは、杖から目を離さないまま言った。
「銀の星座を、そんなふうに沈め込むのは一人しか知らない。クララ・アイゼンだろう」
その名前を聞いた瞬間、指先から熱が引いた。
「……クララを、ご存じなのですか」
「知っている。あの子がここで鍛冶魔法を学んでいたころ、私は炉を見ていた」
マルタさんはわたしの表情を見て、少し声を低くした。
「今、詳しく訊くつもりはない。杖にも、話したくない事情にも、勝手には触らないよ」
マルタさんは一度、広場の掲示板がある方を見た。
「手配書のことなら知っている。だが、クララの杖を持ってきた人を、紙一枚で王都へ売るほど、私は炉の火に困っていない」
それから、まるで炉の調子へ話を戻すように、フィーネさんへ顎を向けた。
「まずは、こっちの困りごとだ」
フィーネさんが炉の脇へ案内してくれた。
炉床の下には、銅の管と魔導石が幾重にも埋め込まれている。火を送るための魔脈は、途中で黒く焦げ、太い輪状の金具がひしゃげていた。
「戦争のとき、ここは刃物を打つ炉だったんです」
フィーネさんが言う。
「大きな火を一気に回して、硬い剣や槍を作れるように変えたって、親方から聞きました」
マルタさんは腕を組んだ。
「変えたのは私だよ。急ぎで必要だった。あのころは、早く、硬く、たくさん作ることばかり考えてた」
「戦争が終わってからは、鍋や蝶番、暖炉の部品を作ろうとしているんです。でも、火が強すぎて」
フィーネさんは先ほどの金具を持ち上げた。
薄い鉄の取っ手は、一見きれいに成形されている。けれど少し力を入れると、根元に細い亀裂が走った。
「冷ます前に焼けすぎる。丈夫なものを作ろうとしてるのに、かえって脆くなるんです」
「フィーネの腕のせいじゃない」
マルタさんは、きっぱり言った。
「炉が、今の仕事をするようにできていない」
フィーネさんは、割れた取っ手を見下ろした。
「私、分かっていたんです。強い火が、今の鍛冶場に合ってないこと」
彼女はエプロンのポケットから、何度も折り直した紙を取り出した。
そこには、古い分散輪を写した図と、その脇に細い線で描かれた別の形がある。太い三つの通り道ではなく、細い五つの通り道へ、火をゆっくり分ける形だった。
「昔の図どおりに直す方が、間違いがないと思って。でも、鍋や取っ手を作るなら、火はもっと広く、静かに回した方がいいんじゃないかって」
ロッテは紙を受け取り、しばらく眺めた。
「五つに分けるの、いいと思う。魔導石を三つから五つに増やせば、無理なく流せるよ」
フィーネさんが顔を上げる。
「本当に?」
「うん。今の炉に必要なのは、剣を急いで打つための火じゃないから」
マルタさんは、紙とフィーネさんを見比べた。
「私が戦争の図を出して、そのままにしていた」
短い沈黙のあと、彼女は鉄槌の柄で紙の端を軽く叩いた。
「なら、新しい分散輪はフィーネの図で作る。鍛冶屋は、前に作ったものを写すだけの仕事じゃない」
フィーネさんは、紙を胸へ抱えた。
「はい」
その会話を聞いていた人たちが、鍛冶場の戸口へ少しずつ集まっていた。欠けた鍋のふたを抱えた老人、片方だけ外れた蝶番を持つ母親、刃の折れた剪定鋏を布に包んだ果樹園の人。
誰も急かさなかった。けれど、手に持つ物はどれも、明日まで待てば困るものだった。
フィーネさんはそれらを見て、少しだけ息を呑む。
「全部、今日中には無理です」
「無理でいい」
マルタさんが答えた。
「何を先に打つか決めな。炉を直すのは、全部の頼みを一度に引き受けるためじゃない。次の人が何を待っているか、ちゃんと聞くためだ」
フィーネさんは一人ずつへ訊いた。鍋は夕食までに必要か。蝶番は家の戸か、納屋か。剪定鋏は明朝の作業か。
話すうちに、優先するものが少しずつ見えてくる。壊れた物を並べるだけでは、どれが大切か分からない。使う人の明日を聞いて初めて、炉へ入れる順番が決まるのだ。
わたしはそれを見ていた。大きな力があれば、目の前の金具をまとめて直せるのではないかと、一瞬だけ考えた。
けれど、同じ金属でも、誰のどんな暮らしへ戻るかは違う。フィーネさんが一つずつ訊く時間は、魔法では短くできない。
ロッテはしゃがみ込み、指先から淡い黄緑の糸を出した。
糸は銅管の継ぎ目をなぞり、黒く焦げた輪の前で止まる。
「火脈の分散輪が歪んでる。火を広げるはずの仕組みが、全部をここへ押し込んでるんだ」
「直せますか」
フィーネさんがすぐに訊いた。
「輪は作り直せる。でも、今のままの火脈へつないだら、また同じ形に歪む」
ロッテは周囲の銅管を見回した。
「火を一度止めて、流れを整え直す必要があるね。新しい分散輪と、熱を受ける石も五つ。それから、炉の中を均一に熱する力」
マルタさんが、わたしを横目で見た。
「大きな炎は出せるのかい」
ロッテが、先に答えた。
「出せます。ただ、炉に直接撃つのは駄目です」
「分かっているわ」
「本当に?」
「炉を壊せば、直すものが増えるでしょう」
「そこは分かってるんだ」
マルタさんは、口の端を少し上げた。
「なら、使わせてもらおう。火を壊さずに扱えるか、見せておくれ」
新しい分散輪を作るため、町の鍛冶師たちが中央鍛冶場へ集まった。
銅を溶かす者、型を整える者、傷んだ魔導石を選り分ける者。フィーネさんは古い設計図を何枚も広げ、必要な厚さを皆へ伝えている。
図面の中央には、彼女が描いた五本の細い腕が、花びらのように炉の外へ広がっていた。
「この線は、少し丸くした方がいいよ」
ロッテが言う。
「角があると、火がそこで急に曲がるから」
「分かりました」
フィーネさんはすぐに線を引き直した。
マルタさんは横から覗き込み、何か言いかけて、やめた。
代わりに、型を持つ鍛冶師へ言う。
「今の線どおりに作りな。余計な厚みは足さなくていい」
マルタさんは彼女の横から、ときどき短く口を挟んだ。
「そこは一息ぶん、薄く」
「一息って、誰のですか」
「私の」
「親方、肺が強すぎます」
周りの鍛冶師たちが笑った。
フィーネさんは一度だけ困った顔をしてから、図面へ新しい線を書いた。
「じゃあ、いつもの厚さより少し薄くします」
「最初からそう言ってる」
「言ってないです」
マルタさんは反論しなかった。たぶん、本当に言っていなかったのだと思う。
そのやり取りを聞きながら、わたしは炉の奥に残った火脈を見ていた。
火を止めるための弁は、歪んだ金具の向こうにある。わたしなら《地脈操作》で床を持ち上げ、管ごと取り出すこともできる。
けれど、それでは鍛冶場の半分が使えなくなる。
ロッテが、わたしの視線に気づいた。
「フリーダ、今は待ってて」
「ええ」
「待つの、得意になったね」
「ロッテが、次に必要なことを言ってくれるもの」
ロッテは一瞬だけ手を止め、それから作業鞄の中を見た。
「……うん。言うよ」
午後、マルタさんはわたしを工房の裏手へ呼んだ。
ロッテは、フィーネさんと一緒に分散輪の寸法を確かめている。二人の声は、開け放した窓からかすかに聞こえた。
裏手には、使われなくなった小さな炉があった。壁際には古い金床と、失敗した金具が入った木箱が置かれている。
マルタさんは、杖へ手を伸ばしかけてから、こちらを見た。
「見せてもらってもいいかい」
わたしは迷った。
それでも、杖を差し出した。
マルタさんは持ち上げず、手のひらを少し近づけるだけにした。銀の星座模様、黒い杖身、先端の亀裂を、静かに見ている。
「クララは、十七のときにこの町へ来た」
「……そうだったのですね」
「自分より魔力の大きな人のために、杖を作りたいと言ってね。最初は、増幅する杖を作るのかと思った」
マルタさんの指が、空中で杖の持ち手をなぞる。
「でもあの子は、違うと言った。『強くするんじゃない。帰ってこられるようにするんです』と」
それは、クララの声だった。
鍛冶場の火よりも近く、故郷の夕方よりもはっきり聞こえる。
強いから杖が要るんじゃないよ。
フリーデが、ちゃんと帰ってくるために要るの。
「この石のひびは、直せませんか」
自分でも、なぜ訊いたのか分からなかった。
マルタさんは、すぐには答えなかった。
「直す、というのが元に戻すことなら、無理だ」
「そう、ですよね」
「火で溶かせば、石は割れる。別の石を入れれば、この杖は別のものになる」
彼女の声は厳しい。でも、嘘をつかない声だった。
「外側を支える枠なら作れる。だが、それも今すぐ決めるものじゃない。これは傷だけじゃないんだろう」
わたしは、亀裂を見つめた。
あの夜、空から落とした光。魔王の城と、そこに残った魔法を消したあとも、この杖はわたしの手元に残った。
「いいえ。今は、このままでいいの」
「分かった」
マルタさんは、それ以上何も言わなかった。
裏手の戸が、きしんで開いた。
ロッテが顔をのぞかせる。
「分散輪、できたよ。……邪魔だった?」
「いいえ」
わたしは杖を握り直した。
マルタさんが、ロッテへ一度だけ頷く。
「炉は、任せてもいいか」
「もちろんです」
マルタさんは笑った。
「頼りにしてるよ」
彼女が先に工房へ戻ってからも、ロッテはその場に残った。
「クララさんって、フリーデの……」
続きを急かす声ではなかった。
わたしは、裏手の黒い壁を見た。
「故郷で一緒に育った人よ」
言葉を一つずつ選ぶ。
「わたしの、恋人だったの」
ロッテは、息を止めたように見えた。
けれどすぐに、ゆっくり頷く。
「そっか」
「五年前、わたしは王都の長期依頼に出ていた。クララが、行っておいでと言ってくれたから」
故郷から届いた知らせ。遅れて帰った道。燃えた町の匂い。
あの日のことを、まだ長くは話せない。
「魔王幹部が町を襲ったの。帰ったときには、クララも、町の人たちも……いなかった」
ロッテは、すぐに慰めの言葉を探さなかった。
ただ、わたしの隣に立っていた。
「話してくれてありがとう」
「今のは、見つかってしまったから話しただけよ」
「それでも、フリーデの言葉で聞けた」
その名前で呼ばれると、胸の奥にあったものが少しだけ動く。
ロッテは杖へ触れずに、亀裂の入った魔導石を見た。
「クララさんは、フリーデに帰ってきてほしかったんだね」
「ええ」
「わたし、クララさんを知らないまま、比べるようなことは言いたくない」
ロッテは真っ直ぐに言った。
「でも、フリーデが大切にしてきた人なら、わたしも大切に覚えていたいと思う」
わたしは、彼女を見た。
「ロッテを、誰かの代わりに思ったことは一度もないわ」
「うん。知ってる」
ロッテは少しだけ笑った。
「だから、今は炉を直そう。フィーネさん、親方に怒られながら待ってる」
「それは急がないといけないわね」
日が傾くころ、新しい分散輪が炉床へ収められた。
銅の輪の周りには、五つの魔導石が均等に置かれている。ロッテの糸が、火脈の入り口から輪の内側へ、何本も光の道を作っていた。
フィーネさんは炉の横で、両手を握りしめている。
「本当に、戻るかな」
「戻すんだよ」
マルタさんが言う。
「今日の炉は、明日から鍋も釘も作れる炉にする」
ロッテは、魔導石の一つへ小さな印をつけた。
「フリーダ。火はこの印まで。分散輪の外へは出さない」
「ええ」
「私の糸が届いたら、そこで止める」
「分かったわ」
炉の中で、歪んだ火脈が低く鳴る。
わたしは《夜星の杖》を掲げた。
《灼光槍》は、戦場で敵の結界を貫くための魔法だ。火を一か所へ集め、逃げ道をなくして、先へ届かせる。
小さな炉のために使うものではないと思っていた。
けれどロッテの糸は、炎を弱くするためでなく、届く先を教えてくれている。
「行くわ」
杖の先に、白い火が細く生まれた。
ロッテの糸が光る。
炎は炉の奥へまっすぐ入り、青い印の内側で、五つの魔導石へ分かれた。
熱が銅の輪を巡り、ゆっくりと均一に広がっていく。
炉壁が白く焼けることもない。天井へ火が跳ねることもない。
代わりに、金床の上へ置かれた小さな鉄片が、やわらかな橙色へ変わった。
「今!」
マルタさんの声で、フィーネさんが槌を振り下ろした。
一度。二度。三度。
鉄片は割れず、きれいな弧を描いて曲がる。
フィーネさんは息を止め、できあがった金具を水へ沈めた。
水蒸気が上がる。
取り出した取っ手を、彼女は両手でそっと持ち上げた。
「……割れてない」
「そりゃ、鍛冶屋がちゃんと打ったからだ」
マルタさんは言った。
「次は、鍋の持ち手を作るよ。戦争の炉じゃない。今日からは、誰かが台所で困らないための炉だ」
フィーネさんは、目元を赤くしながら笑った。
「はい、親方」
鍛冶場の人たちから、拍手が起こる。
拍手が落ち着くのを待って、入口にいた女性が、ねじれた鉄の留め具を両手で差し出した。
「うちのパン窯の扉が、閉まらなくなってね。直せるなら、明日の朝にでも頼みたいんだけど」
フィーネさんは金具を受け取り、割れた部分と厚さを確かめる。
さっきまでの不安そうな手つきではなかった。
「留め具なら、今日のうちに作れます。扉の受け側も見せてください。合う形にします」
「本当かい?」
「はい。今度は、ちゃんと割れないように」
女性は何度も礼を言い、隣にいた子どもの肩を抱いた。
「明日、パンが焼けるよ」
フィーネさんは小さく頷いたあと、すぐにマルタさんへ向き直った。
「親方、先に型を取ってきます」
「走るんじゃないよ」
「走りません!」
返事だけは勢いよくして、フィーネさんは早足で鍛冶場を出ていった。
ロッテは糸をほどかずに、火の流れを最後まで見守っていた。
わたしも杖を下ろさない。
火は、壊すためではなく、待っている人の暮らしへ届いていた。
その晩、アイゼルクの宿の窓からは、町じゅうの煙突に小さな火が戻っているのが見えた。
ロッテは、借りた部屋の机に二つの湯呑みを置いた。フィーネさんが持たせてくれた、鍛冶場で作ったばかりの小さな金属の受け皿が、その下に一枚ずつ敷かれている。
「フィーネさん、明日は暖炉の留め具を作るって」
「立派ね」
「親方は、薄さの指示が下手だけど」
「フィーネさんは、分かっていたようだったわ」
「うん。たぶん、ずっと」
ロッテは湯呑みを両手で包み、少し迷ってから言った。
「フリーデ。さっきの話、無理に続けなくていいからね」
「ええ」
「聞かせてもらったことを、今すぐどうにかしようとは思わない」
その言葉に、肩から力が抜けた。
「ありがとう」
「でも、いつか話したくなったら、聞く」
「……ええ」
窓の外で、鍛冶場の槌が一度だけ鳴った。
黒い杖身の銀の星座が、卓上の灯りを受けて静かに光っている。
クララが作ってくれた杖は、あの夜の亀裂を抱えたままだ。
それでも今、わたしはその杖を手に、ロッテと次の町へ歩いている。




