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上級の者 と 下級の者 3



「お母さん! 連れてきたよー!!!」


「え、あなた達何処へ行っていたのよ!」


「お母さん達が言ってた人、連れてきたの!」



 負けてねぇし。

 ミミナが勝手に強引に負けを認めただけだし。

 俺は負けてねぇーし。



「ここが避難場所か」


 こんな広い地下空洞があったなんてな。

 どうやらここには神災で家を跡形も無く消された人達が集まっている。

 市場を設営されていたり、自分の少ない食糧をみんなに分け与えていたり。俗に言う温かみのある光景って奴か。


「えっと・・・あなた方が?」


「あー・・・まあそうゆう事になってる」


「そうなのですね!!! あなた方があの神災に立ち向かった方々なのですね!!!」


「「「「「えっ!!!?!?」」」」」



 うわぁ・・・一気に注目の的だ。

 声デカ過ぎだろ。あっ、って兄妹のお母様は口を抑えているけど。天然かよ。


「あなた様が神災を撃退した灰ローブの方ですね!」


 その灰ローブって呼び方どうにかならないのか。


「奴隷であるミミナ様を奴隷では無く一人の人間として扱いしている!」


 いや俺も奴隷なんだ・・・なんて言えないし。


「騎士団でも正義者でも無く、そして冒険者でも無いのに街の為に奮起してくれたという」


 そりゃあね、ただの奴隷だから。奮起はしてないんだよなーただただ成り行きだったんだよなぁ。


 気が付いたらミミナはもうフード取って自分は俺の奴隷ですアピールしてるし。

 なんでこうなるんだ。



「これこれ皆様、お客人が困っておりますよ」



 老人?

 老人を通す為に人だかりが割れ道を作った。

 

 一人の老人を通す為にみなが退いていた。



「初めまして、私目はこの街の村長を務めさせて頂いてる者です」



 村・・・長・・・?



「ああ、すみません。昔からそう呼ばれていたもので、つい」


「いえ、お構い無く」



 昔から・・・って事はこのグインズがまだ、村だった時的なこと言ってるのかな?

 まあ中々お年を召してるのは見てわかるけど。


 グインズってそんな感じの過去があるのか?



「村長様、御目に掛かれて光栄です。私達お話しを聞きにここへ来たんです、よろしかったらお話しを聞かせて貰えませんか?」


 え?そうだったか?

 何いけしゃあしゃあと・・・嘘が上手いなこいつは。


「左様でございましたか、ではあまり褒められる場所ではありませんが、どうぞこちらに」


 そのまま通されそうだし。

 いいのか、普通警戒したりするもんじゃないのか?


 こうゆうものなのか・・・???


 なんか気持ち悪い違和感・・・はこの場にいる者達から視線なんだけど。



 本当に・・・何なんだろうなぁ・・・。


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