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学ぶモノ と 多忙 3

 良くわからんスポンジを両手に持って揉んでいた。

 あぁ・・・パットか、俺は知ってる。



 男が胸を作る奴だ。胸にスポンジを入れて疑似的に胸を作る奴だ。

 女装趣味のご主人が付けていたり、逆に俺に付けて御勤めさせるご主人も居た。

 で・・・なんで女装用の物があるんだ?


「そんな事より、そろそろ来るぞ。何か見つかったか?」


「そうですね・・・そこそこ目ぼしい物はありましたので、後ほど」


 そうか、それは上々。本当に無駄骨のストレスを溜めに来ただけにならずに済んだ。

 というか、いつまでそのパットで遊んでるんだ。何がそんなに真新しい物なのか、よくわからん。

 まぁ女にとっては珍しい物か。





「何を・・・やっているのですか・・・」


「おう、戻ったか」


 俺は平然に紅茶を片手に喉を潤しているだけだが・・・。

 というか、ぱっつんの目線は俺じゃないな。

 明らかにまだパットで遊んでるミミナの方に言っている。


「おかえりなさい、ファインさん。 あの・・・そのこれは一体??」


 両手にあるパットを本人に見せ何なのかを聞く。

 なんだかんだ言って実は俺も気になる。

 こいつさてはそうゆう趣味があるのか?


 男を女装させて御勤めさせる。

 なんて業の深い奴だ。


「・・・りなさい・・・」


「あん?」



「もう帰りなさいよ!!!!」









・   ・   ・





 ぱっつん様の屋敷を追い出され、俺達はローズの商業用テントに戻っていた。

 ローズは珍しく仕事をしているのか居なかった。


「で、何だ。目ぼしい物ってのは」


「はい。 神災には関わりがあるかどうか少し怪しいですが。ファインさん・・・正義者さん達はどうやらあの研究所が目的では無く、その上の人間の企みの妨害が本当の目的だったようです」


 ほう正しく正義者って奴だな善を真っ当するまさに偽善者。

 市民を守る為、神災を止める為と言っておきながら本当は上層の連中が嫌いだから行動を起こすって奴か。


「研究所に関しての情報はありませんでしたが、その上層の人間・・・上級騎士と呼ばれる方々の悪行が多く記載されてました。覚えてる範囲でお伝えしましょうか?」


「いらない」


 本当にくだらないモノだから不要過ぎる。

 目ぼしい物なんて言うからちょっと期待し過ぎたか。


 まぁでも正義者の本当の目的とやらがわかっただけよしとしてもいいか。


「で、本題は・・・その上級騎士達が、神災が起こる位置を事前に知っていた可能性が出てきました」



「あぁああああああ?????」



 なんでそれを先に言わないのか・・・俺はこいつの事を少しはわかってきたと思っていたがただの勘違いだった事がよくわかった。





 

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