2話 死神の生まれ変わり
予想以上の光で眼をつむってしまった。光が薄れ目が慣れて来たので辺りを見回す。
そこは真っ白な世界だった。物など一切無く辺り一面真っ白な世界だった。
俺はこの世界を見て小説の知識で考察するならばここは
(神の世界って所かな?)
「正解だよ」
「っ!」
目の前に10歳位の子供が現れた。いきなりの事だったので少し驚いてしまった。
「少しだけ?もっと驚いて欲しかったよそれに顔は全然無表情だし」
(いや元からこんなんだから俺にリアクション求められても困る)
「まぁ知ってるけどね君が人間とはずれてる事はある理由があるしね君も分かってるだろ普通の人とはちがうって」
そう言えばさも当然の様に考えてる事を読んでくるなだがそれよりも気になる事を言った。
(確かに此奴の言う通り普通ではないと思う。その証拠に人を殴ったりしても何も感じない普通なら
そこに感情があるはずだが僕には無く容赦なく殴る事が出来た。)
「そう君には人を傷つけても何も感じなかったよね普通ならそれは異常なんだよ」
(じゃぁ一体俺は?)
「大丈夫だよちゃんと説明してあげるから後ちゃんと口に出してよ会話をしようよ」
一応神だと思うこいつは俺の事を知ってるみたいだし聞くだけ聞いとこう。
後考えてる事読めるのに何故会話をしようとするのか分からないが会話をしないと教えてくれなさそうだから仕方ない会話をしようか。
「分かった俺が何なのか教えてくれ」
普段会話する時は僕なんだけど俺の考えを読んでるだったら心の中で俺と呼んでる事は分かってるからこいつと話す時は俺で行く事にする。
「じゃぁ言うね君は人間じゃない」
「俺が人間じゃないのは分かってる俺の正体を教えてくれ」
「あれこれまた全然驚いてないの流石に人間じゃないって言われたら驚くと思ったんだけど」
「俺自身は人間と思ってたけど逆に人間じゃないって言われても納得は出来るからなだからそれほど驚いてない」
神?は顎に手を添えてフムフムと頷いている。
「うんなるほどね自覚はあったわけだね」
「逆になかったらただの馬鹿だろ」
「うんそうだねじゃぁ本題に入ろうか」
さっきまでのふざけた風陰気とは違って真剣な表情で口を開いた。
「君の正体は死神の生まれ変わりだよ」
「死神の生まれ変わり?」
俺は意味が分からずつい聞き返してしまった。
「ふふ、やっと驚いてくれたね」
「当たり前だいきなり死神の生まれ変わりだと言われたら驚かない方が無理だ」
「まぁそうだろうね」
「それでちゃんといちから話してくれるんだよな?」
「うんもちろんだよ」
そう言って神?は話し始めた。
神が住んでる神界と言うのがあるらしいそれぞれの神がそこで仕事をしている。
例えば創造神と呼ばれてるものは新たな世界を作り生命を創造したり破壊神は逆に壊したりそれぞれの役割を担当している。そして死神は人の死を管理するのが仕事だそうだ。増えすぎた人間を殺したり悪事を施した人間の寿命を削ったりしている。そうして複数の世界を管理していた神界だがある事件が起こった。
今から100年前神界から追放された神が戻って来たのだ。神も自我を持っているため人間と同じように悪に手を染める神もいる。そんな神達を神界から追放しているのだ。
神は殺せないので基本的に追放か封印しかないのだ。その追放された神が復讐のために戻って来たのだ。
邪神となってそこでたまたま死神がいち早く駆けつけて封印することに成功したのだが死神はその戦いで相打ちとなって死んでしまう。いや正確には生まれ変わるのが正しい神は死んでも再び生まれ変わる記憶も残った状態でだ。だが今回はそんな事にならなかった。邪神の呪いのせいで記憶も失いその魂も神界から離され人間の世界に流れついた魂は丁度生まれるところだった母親の中の赤ん坊に入った。
何故魂は入ったのかはあくまで憶測だと言われたが魂が直感的に死神の魂が入るにたる器だと思ったのだろうと言われた。そして死神の魂が入っているため人に関して感情を抱かないらしい。
そして何故100年も経って生まれたかは単純に時間の流れが違うからだった。
「以上だよ本当ならもうちょっとしたらこちらから会いに行く予定だったんだでも今回君達のクラスが召喚されたからねこの際ここで話そうと思ってね」
なるほど俺の正体については理解したあのまま過ごしていてもいつか俺の正体は分かっていたのか。
だが全部を信じろと言われたら別だがせめてその死神の記憶が思い出せればいいのだが。
「なぁその記憶思い出す方法はないのか❓」
「あるよ一つだけ」
「それはなんだ?」
「それはね君に呪いを掛けた邪神を倒すことだよ」
俺に呪いを掛けた邪神を倒す?でもその邪神は封印しているはずじゃ
と思っていると俺の考えを呼んだ神が説明してくれた。
「あぁ説明不足だったね実は封印された邪神は君と同じように神界から離れ別の世界に落ちたんだよそしてもう少しで復活する」
「その邪神が落ちた世界って」
「うん君が予想している通りこれから行く世界だよ」
なるほどな何か都合がいい気がするけど気にしてもしょうがないだが。
「とりあえず事情は分かっただが今の俺は死神の力はないぞ」
「それは大丈夫だよもともと強いし他の神達の加護と武器をあげるからさ、それに邪神自身もかなり力が失われてるしねそれに神王様によって神の座を失ってるから殺せるしね」
「分かったそれで後は復活するのはいつでそれとあっちの世界に付いて教えてくれ」
「わかったよ」
それから少し長ったので割合する。
邪神が復活するのは一年後その間に強くなれとの事そしてあっちの世界はさっきまでの会話から察するに
剣と魔法のファンタジーだった。テンプレ通り人間以外にも亜人、魔族、妖精族といる後魔物とかも
亜人は獣人とエルフを合わせて亜人と呼んでいるらしいそれから一通り説明してもらいそろそろお別れだと言われた。
「邪神を倒せば記憶も戻るし死神としての力も戻るから頑張って」
「あぁ分かってる」
「それじゃぁね」
と笑顔で手を振るう神に俺も手を振るうもちろん無表情だ。
そして再び光が発せられ思わず眼を瞑る。そして少しの間浮遊感を味わって眼を開けると。
今度は異世界テンプレ通りのお城の部屋だった。




