【短編】4p目 逆転喫茶に集まる守護者
これは思い出の1ページです。
蓮がお化け屋敷を満喫している頃。
「朝梨くんかっこいい〜!」
「お嬢様。はしたのうございます」
「きゃぁあー!♡」
女性陣の盛り上がりの後ろで男が女装した男の子にのぶとい悲鳴をあげるカオスな光景になっていた。
「うお、繁盛してんなぁ…」
「あ、鷺沼先輩!」
「るん、桃梛」
執事服でるんと桃梛が鷺沼、色を出迎える。
「ひぇ…ぅん?桃梛とるん?」
「はい、桃梛です」
「るんです」
少し間が空き、色は鷺沼を見る。ガッと鷺沼を掴んだ色は廊下の隅の方に行き内緒話のような小声で鷺沼に叫んだ。
「おっっっまえ!なんであの二人がいるって言わなかったんだ!!」
「西城学園なんだからいるに決まってるだろ」
「お前が珍しく屋台行くか〜とか言うからついてきたのに!」
「勝手についてきたのはそっちだろ」
「ぐぅ…言えよ、言えよ〜〜執事服着てるからまだいいけどさぁどーしたらいいんだ俺は…」
「どーもこうも、見ろ二人の顔わかってないから大丈夫だって」
「お二人とも入らないんですか?」
島崎と色華が、色が唸っている後ろからやってくる。
「おお、色華ちゃんと大地」
「西城学園ですよね?」
「そう、色がちょっと唸っててさ」
鷺沼と島崎のそんな会話の横で色が立ち上がる。
「よし!行くぞ行くぞ!行くぞ鷺沼!うわっ!大地と色華!なんでここに!」
「一人で元気なやつだなぁ…」
呆れたような顔をしながら鷺沼は、桃梛とるんに向かって告げる。
「4名で、桃梛とるんと朝梨の指名できますか?」
「!できますよー!」
「えっ、うちのトップ3持ってかれた……なんなんだあの四人…」
なぜか注目が集まったらしいが、注目が集まることには慣れている守護者たちは気にせず和気藹々と話したのだった。




