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守護の記録  作者: ツギハギ
西城学園七不思議 フォルダ1
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【短編】No.2 音楽室の妖精さんの記録

「お姉ちゃん」

「なぁに?」

「私が音楽弾いて、歌うから、お姉ちゃんは踊ってね」

「まぁ、私が踊るの?」

「お姉ちゃんの踊りを見るの、私大好きなの」

妹の笑う顔に、私は妹を抱きしめる。

じゃあ、踊るわよ。




アン・デュウ・トロワ 足を踏み出す。






ティル・ナ・ノーグ──妖精の国。今では緑高と呼ばれている国にて戦争が起こった。


私に弾が飛んでくる。目の前に妹がいた。



待って、やめて!! 

手を伸ばす。


妹は泣きながら笑う。




「──お姉ちゃん、生きて。


「……私の分まで、踊って」







……気づけば、私は『音楽室の妖精さん』としてそこにいた。


…どうしてここにいるのかしら…私は、あの子のことを…メロディを、置いて生きてしまった。



"まぁ!番人さん、私と一緒にクルクルしてくれるの?"

『お嬢さんの仰せのままに、俺は観客でありエンターテイナーだからリードくらいできますよ』

"うふふ、楽しいわ!"

七不思議の人たちは本当に優しい人ばかりだった。

楽しい、楽しい日々よ。





でもある時、あの子()が感染しちゃったの。そしたらみんな連鎖した。








"いやよ、いや。私は、まだ!"




"メロディのことを…!"



この妹との思い出(記憶)を手放したくないのに。

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