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【短編】No.1 来園眠花の記録
これは、あるフォルダに入ってる記録です。
脈が止まる音がした。
たまたま廊下を歩いている時、外が慌ただしく、人の死の気配を感じた。
「…ああ」
死んでしまったんだな。とすぐにわかった。
覗いた先に見えたのは、雨水の守護者だった。
葬儀を行うたびにいつも涙を流し、終わった後に飴をくれる、そんな人だった。
人はあっけなく死に、輪廻に還る。
今日は誰も任務に出てないのに、それでもこうなってしまったのは、彼が雨水を愛していたからと言えるのだろう。
今日もまた、誰かの死の音がする。
それを、聞き慣れてしまった自分がいた。




