Motive
どもおおお
友達とアキバいってたら遅れちゃいました!
申し訳ない!
ただこれがこの小説を書こうと思ったきっかけ
僕がリアルで本当に言いたかったことです
家で咲良の言葉を何度もリピートする。
叶鳴と祐樹、神無月さんとの三角関係。
僕が入って解決していいものか分からない。
ただ僕は自分の生活のために、僕がこの後の学校生活のために解決しなければならない問題だった。
そんな時グループLINEに連絡が入ったのはあの旅行から二週間後のことだった。
ちなみに主は当然の如く道振志帆だ。
「ねえ!三十一日にみんなで遊ばない?」
「いいね!それ!」
「真琴もいいよ!」
「じゃあ俺も暇だし行くわ」
「じゃあ俺も」
神無月さん、来栖さん、水樹、祐希が志帆のLINEに返信している。
僕も「了解」とだけ返信を送ると妙なことに気づく。
LINEの既読が六なのだ。
この会話の流れを考えるとLINEにメールした僕を除く五人の他に返信してなくてこの会話を見てる人がいるという結論に至る。
このグループは志帆、神無月さん、来栖さん、咲良、僕、叶鳴、佑樹、水樹の八人のバーベキューグループだ。
この状況から見るに叶鳴だろう。
そこで咲良から場所の提供があった。
「じゃあ私の家くる?」
「え、まじ!行く行く!」
「でも咲良ちゃんの家分からない笑」
「じゃあ駅集合にしよ!」
「おっけ〜」
目黒駅の集合が決まった。
連絡が途絶えたあと僕は個人LINEを開き、ある人物に電話をかける。
すると電話に応答してくれた。
『もしもし』
『どしたのたく』
『来なよ叶鳴も』
『......なんでよ』
『僕が遊びたいから』
『ごめん。予定ある』
『佑樹に負けたままでいいのかよ』
『なんでそこで佑樹が出てくるの』
『失恋して、そのままでいいのかよ』
『たくには関係ないだろ!!』
『関係ある、友達だから』
『俺の恋愛に割り込んでくんなよ』
叶鳴が一番かけて欲しい言葉。
本当は欲しかった言葉。
意地とプライドで捨ててしまった言葉。
何人もの人と付き合ってきた人間が失恋した今欲しい言葉。
僕はその絶対的解答は知らない。
だって僕は叶鳴じゃない。
ただ僕はこの言葉を叶鳴にかけた。
『じゃあ一緒に戦うよ』
『えっ...?』
『俺も叶鳴と共に佑樹と戦う』
『でも俺たち、幼馴染でずっと一緒にいたじゃん!それはダメだって......』
『幼馴染だからっていう理由で負けていいってのかよ』
『俺はもう負けたんだよ』
『そんなの知ってるよ』
『じゃあなんでだよ!なんで戦えって言ったんだよ!』
『負け続けていいのかよって聞いてるんだよ。このままうじうじと悩んで、佑樹から神無月から敗者扱いされて、それでいいのかよ』
僕は出会ってから初めて幼馴染に本音を言った。
引っ込み思案で弱気、泣き虫な僕を変え、色々な景色を見せてくれたのは叶鳴だ。
だから僕も彼のために親友同士の戦いにケリをつける。
それが彼女の願いでもあるから。
◇◇◇
叶鳴は黙ったまま電話を切った。
しかし何分かたった頃、「行く」とだけ送ってきた。
僕はどう返していいかもわからず、既読したあとメッセージは返さなかった。
そのあとは何も問題なく時間が過ぎ、当日の
三十一日になった。
僕がほぼ時間通りに着くと、もう全員集まっていた。
佑樹と叶鳴は正反対の位置で、メンバーたちとの会話を楽しんでいるようだった。
「拓馬おっせーぞ」
「集合時間ピッタリだけど」
「普通10分前だろ」
「ごめんごめん」
「ってか今日が最後って最悪だよな〜」
「それなぁ!!ほんとに辛い!」
「じゃあみんな集まったことだし行こうか」
10分ほど歩くと咲良の家に到着した。
一般よりもデカい一軒家だ。
別荘もそうだけど、咲良ってお嬢様なんだなあと感じてしまう。
「いまお茶出すから適当に座ってて〜」
「私も手伝うよ!」
「志帆は座ってていいよ〜」
「分かりましたぁ!ありがとね!」
僕たちはテーブルを囲むように座った。
神無月さんは佑樹と叶鳴の隣だった。
ちなみに俺の隣には水樹と咲良の分の席が空いていた。
そして静寂になる。
そこに言葉を発したのは志帆でもなく、水樹でもなく、神無月さんだった。
「私、お菓子持ってきたんだ!」
「おお!いいねえ!」
「ごめん。トイレ行ってくるから適当に配っといて!佑樹お願い!」
「はいよー」
神無月さんは立ち上がり、佑樹に袋を渡した後扉を開けてトイレへ向かった。
佑樹はお菓子を七個取り出し、配った。
このとき異変に気づいたのは僕だけではないだろう。
横にいる水樹も鋭い目で睨みつけているのが見える。
「佑樹、叶鳴の分は?」
「あ、ごっめーんもう無くなっちゃったからねーわ」
「あ、じゃあ私のあげるよ」
「いや大丈夫だよ道振さん。こいついらないって」
「そう...なの?」
「いや......その...」
そのときケータイを取る振りをして叶鳴の耳元にこう囁いた。
「負け犬が吠えてんじゃねえよ」
俺は立ち上がり、佑樹の胸ぐらを掴んだ。
自分でも何をしているのか分からない。
喧嘩なんてあれ以来。
しかも親友で、咲良の家で。
「あんま調子乗ってんじゃねえぞ佑樹」
「なんのことかな〜?」
「叶鳴の気持ちも考えねえで、なんでそんなに威張れる?彼女がいるからか?」
「彼女......?ああ、たくはもう全部知ってんだね。そうだよ。こいつに勝って、威張って、何が悪いっつうんだよ。てかたくには関係ねえだろ」
「あるんだよ。幼馴染なのにお前らの恋愛で仲が悪くなって、関係ないだと?調子乗ってんじゃねえよ」
「彼女もできたことの無いやつが何言ってんだよ。お前も負け犬なんだから吠えるなよ。まあこいつよりはマシか」
僕の中の何かが切れた。
気づいた頃には手遅れで、佑樹の顔面に一発殴った。
佑樹は衝撃を受け、倒れる。
「コノヤロウ!!!」
佑樹も殴ろうとするが、それを水樹が体を抑え止めた。
僕はもう自分自身で制御が効かなかった。
これから自分が何を言うのか怖くて仕方がない。
感情に任せて、言っていい言葉じゃないはずだ。
咲良だってそう望んでる。
ただ、俺は許せなかった。
佑樹から叶鳴にこんな言葉が出るなんて。
僕たちが積み上げてきた長い年月の絆はこう簡単にも崩れてしまうのか?
世の中はまあこんなものかと思うだろう。
ただ僕の場合は違う。
この二人がいたからこそ、今の僕があるんだ。
だから悲しかった。失望した。
だからこんな言葉を佑樹に言ってやる。
「証明しろ」
「は?」
「神無月さんをこれから一生、守り抜くって証明しろ。それくらい好きなんだろ、取られなくないってことは。だから僕と叶鳴に証明しろ。こんな親友がいたんだって自慢させろよ」
その場にいる全員が唖然とこちらを見上げている。
それも当然だ。
クラスではこんなこと絶対にしない。
それでも僕は咲良の言う通り本音をぶつけた。
もう満足だが、まだイラつきが半端ではない。
「ごめん。帰るわ」
俺はバックを取って玄関に靴を履いていると、咲良が来た。
「後で話したいことある」
「......おう」
俺は扉を開けて帰路に着いた。
第9話からは完全な創作ですので、どうなって行くのか僕にもまだわかりませんが、頑張って書いていこうと思います!




